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東南アジア長距離深夜特急

電車での移動
東南アジアの長距離電車




前回バンコクからチェンマイまで一気に突き抜けた
その時にも使った深夜特急
あの時の記憶が蘇る



その記憶は



流石にあまり気持ちの良いモノではない


ボックス席が敷き詰められた三等席
木の板が張られ
その角度はもうほぼ90度に近い
何より硬い
そこで10時間以上

宿代をうかす為に深夜特急を選ぶ
だから寝なくてはいけない
次の日にはきつい宿探しが待っている



でも



なかなか寝れるもんじゃない


しかもその時は進行方向に向かう席の窓際に座っていた
開け放たれた窓から風が常に入ってくる
顔にぶち当たってくる
窓を閉めようにも
明らかにサッシとの角度がおかしくて
全く動かない

強く当たる風がゆっくりと寝かせてくれない
その風のせいで身体中べとべとになって
どんな体勢になっても落ち着けない
硬い椅子が身体を受け止めてくれない
蛍光灯の光は頭をずっと刺激してくる
目を閉じても全然意識が外の世界から離れない



そうやって殆ど諦めて
羊を数える要領で
余り期待もせずにただただ外を流れていく電柱の数を数えていた



殆ど寝れなかった
疲れも全く取れない

むしろ間違い無く体力を消耗してチェンマイに着いた




その記憶から来る今回の予想



見事にその期待に答えてくれた







アユタヤで気持ちも身体も全快した筈の自分は



殆ど出し切って国境の町
ノンカイに着いた



まだ朝なのに
陽射しは充分きつい

疲れきった身体に容赦無く突き刺さる



これからまだまだ先へ進まなくてはいけない





んだ



20091106.jpg


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ありがとうの気持ち

兎に角何から何まで
行く先々でアユタヤの良さが待ち構えていて
それに包まれながらあっという間に時間が経ってしまった

先にも書いたように
もう僕達のビザは残り少ない
一度タイを出国しないといけない

アユタヤから電車で北北東に向かって進み
一度ラオスに出る


その間に何かあればそこに寄る事も出来たが
勿論何かあるんだろうが
アユタヤでゆっくりする事を選んだ

ただ国境では何があるか分からない
尚吾と愛二の二人のビザが切れるのが8日
移動が一日かかると見て
今日は5日
今日国境の町ノンカイまで向かわなくてはいけないのだ





移動の日は大体憂鬱だ

大きな荷物をまとめて
長くそれと付き合わなくてはいけない
そしてその移動手段は
勿論安い手段を取るので快適とは程遠い
そしてその先には新しい街が待っている
それは新しく僕達の生活を受け入れてくれる宿を探さなくてはいけない事を意味する

それに成功して満足してそこに浸れば浸る程
また次に向かう腰が重くなる

何とも矛盾した繰り返しの流れの上にいる


僕達の旅は
そういう事をなるべくでも減らしたい
そういう思いで長い期間を設定した

気持ちのいい場所に長く
その生活を満喫したい


でも


ビザがきれるのはしょうがない







快適な宿の空気に溶け込んで
早起きするつもりが結局昼辺りに目が覚める

そして重い足取りで外へ向かう
すぐ近くにある
ちょっと前に何も知らないで降り立ったアユタヤ駅
そこへ向かう

トゥクトゥクが短くクラクションを鳴らしてくる
中を見ると
駅を出て一番先に声を掛けてきた運転手だ
彼が

どうだいアユタヤは
最高だろ

そういう顔で笑いかけてくる



電車の時刻表を手に入れ
宿に戻って三人で相談する

朝の便か夜の便か
つまりもう一泊して明日の朝出発するか
それとも夜行で明日の朝到着をするか


もう一泊したい
そう頭に囁いてくる自分がいる


でも
こんなに居心地のいい所
間違いなく朝起きれないだろう
何よりもう1泊なんかしたら本当に出られなくなりそうだ
そしてカフェの笑顔が最高なマスターにさよならを言えない



夜出発を選択する


荷物をまとめる



21:41発ノンカイ行きの電車が来るまで
それまでじっくりこのカフェの
この街に浸ろう




電車の中での非常食を買い込み
ネットカフェでブログの更新にメールのチェックを済ませ
夕食を食べ

そしてカフェへ向かう


20091105-2.jpg



その時間になると
遅番のマスターが店にいる

僕達の顔を見つけるといつもの笑顔で迎えてくれる



席を用意してくれ
そしてコーヒーを頼もうとすると
今日はもうそれより先にポットとグラス
そしてピーナッツが出てくる

今日は紅茶だ

勿論コーヒーも頼む



ただ今日違うのは
本を読むでも
議論を交わすでも
音楽を聴いて人の行き来を眺めるでもない

三人で座り
そしてこの街を去る
その時間を名残惜しく待つ


時間は三時間ある
沢山あるようで


やっぱり早く過ぎていく




昨日電気を消して
寝る時にいつも聞く柔らかく流れる音楽を聴きながら考えていた
今日出発する事を
そしてアユタヤでの出来事を思い返していた
全てがすんなり入ってきて
無理の無い気持ち良さが何かをしたい
そういう気持ちにさせてきた

バンコクで見たある屋台の映像

日本語でかかれたボード
前に日本人が訪れて
そのお店の為に日本語での宣伝文句を書いたものだ

いいかもしれない
時間がある今日
それをやってみようか



今まで沢山お世話になった人達がいる
その人達へ何かの恩返しをしてあげたい

ただ色々な所を廻って
そしてそこから貰っていくだけでは
変なクセがついてしまいそうだ

ありがとうの精神
そしてそれを形に表していきたい
それが自然に
そしてすんなりと心から引き出せるような人間になりたい



それを思い出して
みんなにやろうと提案する

紙とペンはいつも荷物の奥底に入っている
でもここでやらなかったら
またこの気持ちは自分から離れていってしまいそうで

荷物をひっくり返してそれを取り出す



今持てる物では何とも簡単なものしか出来ない
自分の制作能力の無さを久し振りに実感しながら
する事に意味がある
そう言い聞かせて
みんなで文句を考えて書き上げる

そしてそのマスターを呼んで渡す

もしかしたら
センスの感じられるマスター
少し迷惑かもしれない

そういう気が頭をよぎるが


マスターは今までで一番の笑顔でそれを受け取ってくれて
でも写真を撮ろうとすると少し顔を緊張させる


20091105-1.jpg



それを持ってすぐ近くにいた
いつもいる常連客の人に見せて

そしてカウンターの一番ど真ん中に早速貼ってくれた



今回は僕達の気持ちを伝えて
そして相手に気持ち良くなって欲しかったのに
そんな事されたら

何だかまたマスターから気持ちの良さを貰う事になってしまった





本当にあっという間に時間が経ってしまった


これから10時間以上の地獄の三等列車の旅が待っている
気合いを入れて向かわなくてはいけない




マスターとお別れだ



ありがとうを言い合って握手する



常連客も手を振って旅の幸運を祈ってくれる





握手に力を込めて
気持ちを込めて

そして自分の気合いを入れて



意を決して駅へ向かう



20091105-3.jpg


街の財産

前回東南アジアに訪れた時
チェンマイまで一気に北上してアユタヤは寄らなかった

勿論アユタヤの名前頭に入っていたし
バンコクのすぐ近くにある事
そしてチェンマイに行く途中にある事は知っていた

ただ一つに
カンボジアで出会った人達が先にアユタヤへ行っていた
感想を聞くと勿論良かったけれども
先にカンボジアのアンコールワット群を見てしまうと
その感動は弱いかもしれないと言う

そしてもう一つに
その時一緒に廻っていた友達
その知り合いがチェンマイにいてそこを訪れる予定だった
それならば長くそこにゆっくりしたい
けれども想像以上にそれまでもゆっくりとしてしまっていて


アユタヤには寄らなかった



そうやって名前は沢山頭に入っていたアユタヤに今いる



そんなアユタヤは自分にとって
人にオススメできる最高にイイ街だった



街中にはいくつかの遺跡が
石が積み上げられ
赤茶に乾燥しきって崩れている
その丸裸な時間の経過を晒している


20091104-4.jpg



栄華を誇った数百年のアユタヤ王朝
最後にはビルマに攻め込まれ
徹底的に破壊された
けれどもその姿は一つも無残ではなく
街の長老のように
激動の時間を随分前に経験して
今ではその雰囲気に重みのある身体でずっしりと街角に座っている
そして街のみんなを受け止めている
見守っている


20091104-2.jpg



しかし
前回友達が言ったように
その始めのインパクトはどうしても
頭のイメージにはアンコールワット遺跡群が出てきてしまう



でも


それでも僕はこの街が好きだ
この街をオススメしたい





どこまでもケチな僕達は
アユタヤを歩いて観光しようとした
タイの真昼間
強い日差しに最近の運動不足
最終的に歩きつかれて
一つ辿り着かないまま帰った

街の中心部にあるいくつかの寺院を廻った
あとは街の道をひたすら歩き続けただけだ


でも

それを補って余りある出会いがあった



昨日まずアユタヤ駅を降りて宿を探した
まずは川を渡らなくてはいけない
その方へ歩いていくとバンコクでも見た
チェーンの大手ホテルが見えてくる
当然泊まれないがその入り口にホテル併設の観光ガイドの小屋がある
そしてそこで呼び止められる

その人は兎に角よく笑う
ひたすら喋って
ようやくこちらに質問する
僕等が簡単に返答するともう爆笑だ
それにつられて僕達も笑ってしまう
そしてまたずっと喋って

結局近くにある新しいゲストハウスに案内される
何故かハイテンションの彼が電話で
ディスカウント交渉までしてくれた
自分のホテルの仕事はほったらかしで
そして何と同じ所にその人も住んでいるらしい



その日の夜に
泊まっているゲストハウスに併設のカフェレストランへ向かう
バンコクで見つけた旅のスタイル
それをここでもしようと
そうやって尚吾とコーヒーを飲みに出かけたのだ

ゲストハウスに泊まる時に世話をしてくれたお兄さんがいる
笑顔を絶やさない人だ
僕達を見るとすぐに満面の笑みで寄ってくる

英語が余り得意ではないのか
そんなに話さない
一言二言
そして動作でイスを勧めてくれたりする
言葉がないだけに
その笑顔と動作がその人の人柄を前面に押し出している

尚吾はホットコーヒー
自分はアイスコーヒーを頼む
そうすると何も言っていないのに
また彼がやって来る
手には中国茶のポットに小さなグラス二つ
そして軽いピーナッツのおつまみ

そしてフリーフリー
と言って笑顔で僕達のテーブルに置いていく
最終的にお金を払う段階になって
ホットが30バーツ
アイスが35バーツ
の筈が60バーツになってしまった



今日街を観光する為に歩き出した
昨日のホテルの前を通る
そうするとハイテンションの彼がまた座っている
こちらを見つけるとまた大声で呼びかけてきて
こっちに来いと言われる
また爆笑の連続だ



橋を渡る為に歩き出す
その袂まで来た時
後ろから見覚えのあるトゥクトゥクがやってくる
ハイテンションの彼の所でいつも話を聞いていたトゥクトゥクだ

何処に行くんだ
じゃあトゥクトゥクで行こう
一日三人で何バーツでどうだ
でも歩いて行く事をやめないで行こうとすると
結局タダで橋を渡らせてくれる



道を歩いていると
新しいトゥクトゥクに出会う
真っ黒なサングラスをかけた不適な笑みを浮かべるオジサン
さっきの人と同じ事を言う
どこに行きたいのか

同じく断って歩き出す
そうすると何故かオジサンが前に立っている
一日ここらの寺院を見て何バーツ
そうやってここのトゥクトゥク乗りの基本なんだろう
今度は使い古された何枚かの寺院が印刷されたポストカードを見せてくる

またいる事にびっくりしながら
やはり断って前へ歩きだす
暫く歩くと不適な笑みを黒いサングラスの下に作っている



あのオジサンが現れる



今度もやっぱりポストカードを見せてくる
ヤスイ
を連呼してくる

余り真新しい情報は提供してこない
もう繰り返しだ
小手先なんて俺には必要ないんだと言わんばかりの
押しの一手

もう笑うしかない
笑いながらやっぱり断り
これならもう追いつけないだろう
そう思って片道三車線の道を反対側へ渡る

その目の前にあった遺跡を見る
先にはもっとメインのモノがある筈だ
簡単に見て前へ歩き出す


そしたらまたいた
あのオジサンが道端に座ってこっちを見ている
いや完全に待っている

反対車線まできちゃえば流石に大丈夫だろう
そうやってみんなで言い合いながら
期待に答えてくれた事に少し嬉しくなる
ただこのまま今日は終わってしまうんじゃないか
そういう恐怖感も少し頭をよぎる

その人とは結局別の場所でもう二回会った
笑顔で話した



街中で出会ったまた別のトゥクトゥクは
最初は同じように一日何バーツ
どんどんと値段は下がって
最終的に近くのゾウに乗れる所までタダという話になる




結局トゥクトゥクには一度も乗らず
ゾウに出会って
下ネタばかり話すのに何故か日本の首相の名前を中曽根から安倍まで言えるタイ人に
麻生と鳩山の名前を教えて
歩き続けてぐったりして
最後はフェリーに乗って宿の近くまで向かう


20091104-1.jpg



身体中ベトベトで
喉はからからで
お腹はぐぅぐぅで

屋台でパッタイを食べ
タイのクレープをデザートに



部屋に戻ろうとすると
そこに宿の人が出てくる
手には鍵を持っている

今泊まっている所は目の前で工事してるしうるさいだろうから
別の部屋を用意しといたよ
もうエキストラのベットも用意してあるし
カーペットと荷物だけもって移ってもいいよ
そこからの方が景色もいいし

その部屋にはいつ移ってもいいし
今の部屋の鍵はいつ返してくれてもいいから


今無理を言ってダブルの一部屋に三人で泊まっている
そうしたら宿の人が不憫に思ったのか
ベットのクッションを一つ丸ごと貸してくれたのだ
その上宿代をディスカウントしている
なのに今僕達には二部屋の鍵がある



何とも戸惑いながらシャワーを浴びて
すっきりとして一日の締めとして
昨日のカフェへと向かう


今日はどんなサービスが出るんだろうかね
そんな冗談をいいながら行った
そうやってアイスコーヒーを頼んだ

そうしたら
同じく中国茶にピーナッツ
暫くしたら笑顔と伴にポテトフライが出てきた
流石に申し訳なくて
むしろ気分もよくて
久々にビールを頼んでみる事に

三人で一リットル
久し振りに瓶ではなくドラフト
すぐに飲みきってしまうと
彼がやってきて
満面の笑みで
空のジョッキを持って
サーバーを指差しながら
フリーフリーワンモア
と言ってさらに一リットル注いで来る



何なんだ一体ここは
このカフェは
この街は

この時間三人から笑いが絶えなかった



こんな人達がいる
それって街にとって本当に財産だな

それだけで街の印象はがらっと変わってくる


いやそれを育んだこの街の魅力なんだろう




23:30閉店のカフェ
そのお兄さんは友達と楽しく飲み
僕達も空間の一角を共有してその時間を楽しみ
結局1時までいさせてくれた


笑顔でサンキューを言う彼に
そんなこっちのセリフです


そう思いながら軽い足取りで部屋に戻る



そしてもう1泊する事を心で考える




文ちゃん
磯ちゃん

アユタヤ最高だよ



20091104-3.jpg


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Profile
    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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