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人が集まる街へ

タイへの移動はやはりバスになった
国境を越えてウボンラチャタニというタイの街まで行き
そこから通っているであろう鉄道で一気にバンコクまで

まだまだバンコクに長く滞在しているわけではないけれども
ゴールドコーストの時もそう
常に新しい街へ向かう今の流れの中で
移動の先に勝手知ったる街が待っているのは
本当に心を安心させる


そして前回の滞在の時
僕達を迎えてくれたバンコクは
とても気持ちの良いもてなしだった

その思いがとても強くて
はやる気持ちが心を躍らせる




兎に角タイまで入れば何も心配することが無い
バンコクまでのバスもあったが
ウボンまでのバスを取り
兎に角急ぐようにラオスを離れた





陸路の国境越えは何となくあっけなく越えてしまうが
今回のは今までで一番あっさりとしていた

いつものようにラオスのイミグレ前で降ろされ
そこで手続きをしてそこから歩いていく
タイの方でそのバスと待ち合わせだ

イミグレの隣に公園のようなものがあった
そこをみんな歩いて行くのでそれについて行く
そうすると小さな道が現れる

道といっても公園にあるような
横に芝生があって自然を壊さないように
なんて柵が張り巡らされているような

人が一人入れるような建物の横を通り
その柵がある道を歩いていくと
ある地点から旗が沢山柵に立てられているのに気が付く


旗を見るとタイの旗だ
あそこからタイだ
つい地面を見てしまう

そこには公園によくあるような
土のちょっとした盛り上がりがあるだけだ

意識して作られたのか
それともただ偶然にあったふくらみなのか
それとも偶然あったそのふくらみを利用したのか


公園を抜けるまで他には何も無く
抜けるとすぐにタイのイミグレの建物が現れた





タイのイミグレはラオスのものとは規模が違う
白いペンキで塗り固められた平屋のようなラオスのイミグレ
タイは鉄筋コンクリートの
エントランスには装飾まである
しっかりとした4,5階建ての建物だった


そこで無事に手続きを済ませてバスへ乗り
ウボンまで向かう




その道の横を流れる景色は
木々が生い茂り
自然がある事は変わらない


けれども左車線になり
国王を讃える写真がたまに通り過ぎ
舗装された車線のしっかりと印刷された道路が続いている




タイに戻ってきた





昼時にウボンに付く
屋台を探す

バスターミナル付きの屋台レストラン
メニューを見ると
ラオスでは信じられないくらいの数のメニュー


バンコク行きのバスもすんなりと見つかる
電車はバスターミナルからは随分と離れていた
バスを探していると
最初に380バーツと話しかけてきた大きな男が
200でいいと何も言っていないのに
かなりのディスカウントをしてきたのだ

結構かかると覚悟していた僕達はそれでバンコクへ戻る事にした
付く時間は夜の23:30
遅れると予想されるけれども
もう勝手知ったるタイ
何かと受け止めてくれるタイ
どんな時間にいっても
どんな状況でも何かしら方法がある気がする
そんな安心感がある




そのバスはただの長距離移動バスではなく
都市間の移動を繰り返して行くバスみたいで
途中途中で沢山の乗客が乗り
また降りていくを繰り返した

その込み具合は日本の電車を久し振りに思い出す

そのタイの人達を見ていると
確かにタイに戻ってきたんだなって
そういう気持ちにさせてくる

何だかラオスとは違う
一人一人が垢抜けているような
人に見られているという事を
やんわりと意識しているような
そんな服やスタイルをしている




安心感という直感は的を得ていた

バンコクのターミナルに30分の遅れでやってくる
十分だ
場所がわからないけれども
何だか行けるような気がしていた

人にカオサンロードと告げると
シティバスが出ているという
しかも24時間運行していて
そして驚く事に無料だ

確かにそのバスターミナルで二時間弱待ったが
それでも無事にバンコクまで着いた


時間も場所も
不確定でやってきて
結局辿り着いた
しかも最終的にカオサンまで無料で




やっぱりそういう国なんだろうか
そういう街なんだろうか

沢山の期待が昔からかけられ
その期待に答えてきた街

だから今でもこんなに旅人が集まり
そしてここから散って
そしてまた戻ってくるんだろう



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救われる景色

ラオス第二の都市パクセーはさらに何も無かった
ビエンチャンはラオスの首都で間違いなかった訳だ


交通量だけは大きい都市を思わせる
ただ広い道に車線は描かれていない
横断歩道も無い

この国は右車線の筈だ
だから渡ろうとする時は左を確認し
そして真ん中であろう所までいって右を確認すれば渡れる筈だが
その先にまた左を確認しなくてはいけなかったりする
四回確認しなくてはいけない事もある


20091112-9.jpg



でもそんな街にも観光客はやってくる


それはアンコール朝の世界遺産
ワットプーがあるからだ




疲れきった身体は
一日休んだといえどもなかなか回復しなかった
それとラオスの空気感にまだ慣れていなかったのもあるだろう
すごく腰が重い

前回カンボジアを訪れたアンコール朝の遺跡群
あそこの感動は自分にしっかりと植えつけられている
ここのアンコール朝は果たしてどうなのか
腰が重い分どうしても比べてしまっている自分がいて

写真を見ると
どの写真もほぼ同じアングルで
そして同じ一つの建物を写している

もしかしたらこの建物がぽつんと一つあるだけなのかもしれない
そう思ったら本当に行く気が込み上げてこない



ただそれで行かなかったら
あのバスでやってきた意味がなくなってしまう
ただ堪えただけだ
勿論現地の生活を感じる上では大きな衝撃をもって自分の心に刻まれたが

逆にそれがあるからより感動がひとしおかもしれない

さらにここに居たとしても
特に何かが見つかるとは思えない
街を回る滞在日数も限られているのだ



何とか自分の気持ちを仕向けて重い腰を上げた





パクセーにあるといっても
すぐ歩いて行ける訳ではない

パクセーからミニバスに乗りメコン川沿いまで
ボートで川を渡り
そこからまたトゥクトゥクに乗り継いで行かなくてはならなかった


20091112-7.jpg



あんなにビエンチャンで頑張ったのだが
その村にはバスすらなく
何とも悔しいがそこは頑にはねつけてもしょうがないので
乗って行く事にしたのだ

いや多分気合いの問題だったかもしれない




ワットプーは小高い丘のようなものを背にしてあった
カンボジアでもそうだった様に
遺跡は随分と崩れていて
修復作業が進んでいた



そんなワットプーは



やはりカンボジアの遺跡と比べると
随分と小ぶりなものだった




幻滅をする訳でもないが
しっかりと浸って感動する訳でもない

暑い日差しの中
兎に角足を前に出す事だけを意識して遺跡へ向かう


修復作業をする
大きな笠を被った数人がいる
そこには似つかわしくないヒップホップの音楽が
ラジカセから流れている
作業をしている人にカメラを向けると
調子良く笑顔で答えてくれる


20091112-1.jpg



暑い


兎に角暑い


日差しを遮る物が何も無い
恨めしそうに天を仰ぐとそこにはやはり太陽があって
こっちを刺してくる

何をどうしても太陽からは逃れる事は出来ない

諦めるように視点を下げてくると
遺跡の背後にある丘が見えてきた

その麓
自分の足元から伸びる石畳の先に
上へと伸びる階段が見えた


20091112-2.jpg



寂しく草が生い茂るだけの大地に取り残された遺跡
その場所から
何か別なものを求めて
そして何とかその場所から脱する為に
吸い寄せられるようにその階段へ向かう




階段の下には小さな祭壇みたいなものがあり
線香がまだ煙を昇らせている

その煙の先には
アンコール朝の遺跡の特徴である
急階段が伸びている



登るには随分と体力を必要としそうだが
上には木々が生い茂り
日陰が作られている
そこからの景色も
もしかしたら心を落ち着かせてくれるかもしれない

下に居てもすぐに返りたくなってしまうだけだ
意を決して階段を登りだす




階段は想像以上に厳しい
木々は想像以上に疎らだ
数段登るとまた日差しの降り注ぐ石畳が続く
うな垂れながら
あとからあとから溢れ出てくる汗をどうしようもなく
そのまま垂れ流しながら
がたがたの石畳を進む

下から見上げて
頂上だと思われる所まで登っても
さらにその先に階段が続く

その繰り返し
上へ向かえば向かうほど勾配は厳しく
そして階段の踏み台はどんどん狭まって
足を横にしないと登れない




そうやって辿り着いた先に寺院があった


20091112-6.jpg



今まで見た写真には勿論載っていなかった
下から見上げてもそれを確認できなかった

沢山の木々に囲まれて
ひっそりと
下にあったものよりもさらに小ぶりな建物が
人一人やっと通れるような小さな入り口から
黄色い布を羽織った像の顔が
疲れて身体の動きに合わせて大きく動く視線によって
現れたり隠れたりする


20091112-3.jpg



そこに吸い込まれるように入って行く

中はひんやりとしていて
熱くなった身体を癒してくれる


元々狭い空間は
崩れかかった石が迫ってきてもっと狭くなっている
その中に三体の像に守られながら大きな像がこっちを向いている




周辺には現地の人が涼みに集まっていて
思い思いの所に座り
世間話をしている


20091112-4.jpg



その先に広がる大地が目に飛び込んでくる


期待していた以上の景色がそこに広がっている


20091112-5.jpg



木や大地の力に押し上げられて
平行を失った石畳の中から
手頃な一つを選んでそこに腰をかける

その先には生い茂る木々が少し晴れ
枝の枠が作られたその中に
ラオスの大地の絵が据え付けられている


先が霞むほどよく見渡せる
その真ん中をさっき渡ってきたメコン川が
大地と戦いながら曲がりくねっている




ずっとそこに居た


この景色を見れただけでも救われた

何もないようでいろいろあったラオス
その土を今こうして俯瞰している



明日からタイへ戻る




20091112-8.jpg


宝物は

パクセー行きのバスは望み通り現地の人がひしめく
ラオスらしいバスだった

乗客の中に観光客らしいのは僕達の他に
欧米人の女性が一人
後はすべてラオス人だ




パクセー行きのバスはやはり別のターミナルからだった
決意を新たにターミナルを出た僕達は
まず昼食を済ませ
荷物を取りに宿に戻った

情報を整理して宿の人に別のターミナルの話を聞いてみる
そうしたらやはりここから出ているという話だった

ここの宿の人も英語がなかなか通じない
ピンポイントに質問出来たから
正確だろう情報が得られたんだと思う

宿の人に念の為
メモ帳にパクセーという文字を書いてもらって
今までの礼を言って荷物を背負いターミナルへ向かった

あの日本語のおじさんも見掛けたがもう話しかけてこなかった

暫くしてバスがやってきて
バスの運転手にメモ帳を見せると
その運転手は頷いてそのメモ帳にラオ語を書き込んだ

そこには三つの文字が書いてあって
その間に矢印とその上に金額と思しき数字が書き込まれた
その数字が2,000に100,000だ
遂に警官の2,000の数字が現れた訳だ

三つの文字の一番初めを指して地面を指す
つまり今いる場所
二番目が別のバスターミナル
三番目がパクセーだった
パクセー行きのバスもまだあるというも確かめる


すぐにバスに荷物を詰め込んだ

バスが動き出すと安心感と達成感から眠気が襲ってきて
三人とも寝てしまった

別のターミナルに着くと
人のよさそうな運転手が僕達を起こして
パクセーパクセーを連呼し外を見る
そこにはバスが今にも発車しそうだ

急いで荷物を持っていくと
係員が出てきて僕達の荷物を持っていこうとする
若干の不安があったが
バスの運転手の親切な対応が
それを信じさせた


値段は聞いたとおり2,000
そしてそのバスも100,000


ばっちりだ



バスがすぐに動き出した時は
その運の良さも加わって本当に気持ちが良かった





だって宝の姿もおぼろげだったものが遂に姿を現して
今それが現実に自分の手の中にあるのだから



回りを見渡すと
満足のいく光景が入ってくる

これで荷物から開放され大きな気持ちでパクセーまで迎える




筈だったのだが


そんなにアジアは甘くなかった



望んでいたとはいえ
それはそれは何とも凄まじいバスの旅になった

間違いなく今までで一番ハードだ




席が汚い
そういうどころの話ではない
席が床とは並行ではないのだ
外れかかっている
いやむしろ外れているものもある

勿論エアコンなどない
リュックは何とか下に入れられたが
回りをみると沢山のダンボールで溢れている

途中で何度も停まり乗客が乗ってくる
眺めていると沢山の荷物を屋根の上に上げている

乗る時に慌てていて注意して見なかったが
どうやら荷物が乗っかっているらしい
建物に写る影を見るとその数は相当な数らしい
そこにさらに持っていこうとしている

荷物が詰まれてもまだ進みださない
何でだろうと外を眺めていると
さっき乗車した客の乗ってきた原付をバスの横まで持って来た
まさかとは思ったが
本当にそれを屋根の上に持ち上げようとしている
そしてそれを三人がかりで持っていってしまった
しかもその直後にバスが動き出した
建物の影にはまだ作業している人が写っている

結局十分位してその人は走行しているバスの屋根から
壁を伝って前方の入り口から何事もなかったかのように入ってきた


道は悪い
大きく揺れる

窓に寄りかかって何とか堪えていると
壁が動いているのに気が付く
バスの一番基本の枠組みが道の窪みを飛び越える度に
大きく歪むのだ


そんな中幸せな事に椅子はまだ倒れる機能を有していた
いやもしかしたらただ壊れて倒れるだけかもしれないが

しかしその倒れるのも10度も倒すと動かなくなる
何度試して駄目
自分が座っている席の後ろは
席が外されて誰もいない筈だ

おかしいと思って後ろを覗くと
ダンボールががっつり積まれていてひっかかっていた


席や床や壁や
すべての場所がくすんでいてべとべとしている
窓を開けるも排ガスを含んだ風が顔を打ってくる


ある程度進むと係員が重い箱を持って
僕達が座っている後方へやってくる
がちゃがちゃ席を外したりダンボールをいじったりしている

少しするとかちっと音がして
満足して外した席を元に戻して前へ戻っていく

今度は何なんだと思いながら
もう気にしてもきりがないと考え直して
既に数時間も経っている椅子との格闘に戻る

そんな気持ちを無理やり引き剥がすように
突然の爆音が襲う
さっき係員がおいていった方を注意深く見ると
でかいスピーカーが
通路いっぱいに置かれていた

不快な椅子との格闘をさらに煽る様なその爆音は
それから朝方まで続いた
時間帯的にはこれからみんなが寝静まろうとする筈の時間だ
日本の長距離バスなんて
電気は消して音も無くすというのに
こっちはむしろさっきにましての爆音だ

すべてを忘れて自分の世界に浸る為に
いつもはイヤホンを耳にはめ音楽を聴くのだが
どんなに耳の奥に押し入れてもその爆音にかなう筈はない




もうどうしようもない


いろいろと諦めて
寝る事も許されずにただぼおっと歪むバスの壁を
目で追いながら
いつもよりもゆっくりと進んでいく時間と併走していた


現実にいるのか夢の中にいるのかよく分からない
何だか生温い風が身体を包んでくる


そんな時に今度は人の騒ぎ声で意識が現実にしっかりと戻される
一番後ろに座っていた人達が騒ぎながら前方へ向かっていく

後ろを振り返る
そうしたら熱い風が顔にかかってきた
あの風は気のせいではなかったのだ

外からのものかと思ったがどうやらバスの中からだ

係員が二人一番後ろの席へ向かってきた
何だかトラブルの様相を呈してきた
もしかしたらエンジンになんかあったのだろうか

思い返せば
確かに最近スピードを随分と上げて
エンジンが最初よりも唸りをあげていたような気もする


びっくりするのは
係員が工事現場で使うような頭につけるライトを装着してきている事
そして一番後ろの席に座ると
床を剥ぎ取ったのだ

しかも無理矢理にではない
簡単に
昔の浴槽の蓋をしていたみたいな木の板を一枚二枚剥がして
中の温度を確かめるみたいに
出来た穴を覗き込んでいる

そして中に手を入れて
あつっ
というように手を素早く引き戻す



何だかよく分からないが
覚悟を決めないといけないのかもしれない

本気でそう思った



悪い事は重なるもので

隣の席に置いていた荷物をぼおっと眺めていると
何か液体状のものが席に小さな池を作っていた

急いで取り上げると鞄がびしょびしょになっている
中にはパソコンが入っている

急いで取り出してみると
入れ物はびしょびしょだ
他の物もすべて濡れてしまった


最悪だ


パソコンは動かなくなってしまった

だからといって捨ててしまう訳にはいけない
すべてが入っているのだ
そして自分の貴重品も乾かさなくてはいけない
すべてを椅子に出し
二席を使って広げて干す

という事は


席がどうとか
バスがどうとか

それにもまして貴重品を守る為に


寝れないという事だ





幸か爆音はまだ鳴り響いている



20091111.jpg




そうやって朝を迎え



僕達の宝物は15時間かけて無事にパクセーに運んでくれた


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Profile
    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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    旅の日記はなかなかリアルタイム更新とはいかないが、twitterならなんとか、、

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