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同じように流れているとは思えない時間の密度
それは目の前で起きている出来事によって変わる
好きな時間耐える時間
望んだ時間避けられなかった時間

緩やかな時間の起伏

そんな中ふと立ち止まってあたりを見回したりすると
時間の流れは容赦無く僕を押し流そうとしてくる

次から次へと流れてくる時間の重みに怖くなって
もとの流れに戻ろうとするけれども
渦を巻いてもといた場所は一体何処だったのか見当もつかない


そうやって緩やかな時間の起伏は
ただ僕の主観だったんだと改めて思い知らされる


じゃあ本当の時間は一体どこにどうやって流れているのだろうか


今僕に迫ってきている時間は
確かに目の前を流れてきてはいるけれども
うねりを見つける事が出来ない


とめどなく流れて行く時間の流れ
人にとって計り知れない大きさ
途方も無い



永遠とほぼ同意義



切れ目の無い時間の流れ
人がそこに休みを求めて作ったのが暦なのか
うねりをつくる為に下ろす碇なのか




大晦日

人の作った時間の節目


一年前の大晦日を思い出す
そこから一年の流れを振り返る

沢山の変化が訪れた
変化を望んだ
そこには刺激的な毎日があった

この一年の川の流れの中には沢山の起伏がある

でもそれでも強く押し流そうとしてくる時間の流れ
気がつくと見失う
これからどんどんと出来事が過去へと遠ざかって行く
じっくりと目を凝らさないと見つからない


自分の流れをしっかりと踏みしめて歩んでいるつもり
出来るうねりもそうなるだろうと思って足を流れに突っ込む
その通りなら万歳
そうでなければ次回からこうしよう
どちらにしても足元を見て流れを読んで

でも後ろを見るとすごい勢いで流れ去って行く




そこに見える暦という目印




あそこの流れは実際に見ないでも頭に思い出せる
去年の大晦日と今年の大晦日の距離を見出せる

去年は日本の東京の実家に居た
今年はベトナムの山間の小さな街サパに居る


その間の距離と流れが浮かび上がってくる


僕の今の心境によって流れの起伏は色々な顔を見せる
旅に出発した日が盛り上がるように見えたり
逆に沈むように見えたり

でも一年という長さを測る事が出来る
今ある目印にしっかり手を置き
後ろに見える目印をしっかりと見据えれば




さぁ今年が終わる

振り返ると去年との間に勢いのある流れが見える
目印と沢山の起伏が見て取れる

反対側に向き直ると目印の無い大きな流れが目に飛び込んでくる
漠然とした起伏が見て取れる
でも今立ち止まって水飛沫でよく見えない

身体が流れの重みを感じる


この目印を後にして前に進む時が来た



立ち止まり過去を振り返り
そうすると流れは重くなるけれども
だからこそ今一度気合を入れて


思いっきり初めの一歩を踏み出そうかな



爆竹のように
水飛沫を撒き散らして


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新しく訪れる


一体僕達は何処へ行くのか
今年常につきまとう選択
日本にいる時よりも強く迫ってくる

選択をするにも沢山の情報を得なくてはいけない


ベトナムの首都ハノイにいる
新年すぐには香港に行く
その間の期間
さて何処に行こうか

移動を嫌ってこのままハノイにいて
ハノイを知って新年を迎えるか
それともすぐ近くにあるベトナムの景勝地ハロン湾に行き
水墨画から飛び出したような景色を眺めて年越しの瞬間を祝うか
それとも山間部にあるフランス植民地時代の避暑地サパへ行き
少数民族に囲まれて静かに部屋の中で時を過ぎるのを待つか



移動をするのはいくつものリスクを伴う

新しい街はどういう生活リズムが待っているのか
それはいくら情報を集めても結局行ってみなくては分からない
そして移動の体力的な問題もある

同じ所に留まれば
今ここハノイの生活リズムはまだ掴めきれていないけれども
もう少し居れば自然と身についてくる



でも



僕達は移動を選択した
静かな街サパを目指して

冬に避暑地に向かうのも変な話だが
最近移動し続けていた僕達は
きっとゆっくりとした時間を欲していたんだろう

そして移動とは
新しい中へ飛び込む事とは
僕達がこの一年で常にしてきた事で
まさにその節目を迎えるにあたって
移動を理由に避けるのは本末転倒な気がした



一体どういう街が待っているのだろう
どういう時間の過ぎ方が待っているのだろう


いつも緊張する
胸のどきどき


今回は年を越える
その事がさらに頭を熱くする



何が待っているのだろうか

新しい街に訪れる
新しい年が訪れる



違う街

ベトナムに初めて入ってから二週間ほどたって
首都のハノイにやってきた

歴史のある街らしい
千年この周辺の中心をなしていたという
一体どういう街なのだろうか


シンカフェの快適なバスの旅を経て
朝やってきた


空からは姿は確認できないが
冷たい感触で雨が降ってるのが分かる
朝の空気の冷たさはフエよりもさらに厳しくなったようだ

北上してきている事を実感する



宿を決めてさっそく街を歩きに三人で外に出る
勿論コーヒーを求めて

朝の7時前だというのに街には既に人が溢れ
道路にはバイクが溢れている
印象としてはホーチミンシティよりも道が狭く
モノがぎゅうぎゅうに詰め込まれている感じだ

歴史のある街だからこそ
小さな街がそのまま大きくなっていって
中身がごちゃごちゃになりながら成長してきた感じなのだろう

街中には歴史を証明する様に
大きな木が建物や道路に突き出している
伸びる蔦は歴史の長さを忘れさせない様に
歩道を歩く人の頭に触るくらい垂れ下がっている



街角には今までのベトナムの光景と同じように
屋台が椅子を並べて男達がコップを口に運んでいる
寒さを証明するように
東南アジアでは全く見なかったダウンを着て
襟を立てて小さくなっている
コップからは湯気が出ていて熱を頑張って取り込もうとしている

ただそのコップの中には黒ではなく薄茶色の液体だ

通り過ぎる店
目に入るコップ
全部が全部お茶だ

中国が近づいてきている証拠なんだろうか


コーヒーは殆ど見かけない
何とか見つけても10,000ドン
ついこの間までの物価から一気に倍になっている

さすがに手が出ない

朝食にと思って同じく探しているフランスパンも
同じく倍くらいする
観光客値段なのか本当に物価が高いのか首都のプライドなのか
みんな一様にうな垂れる


何とか探し当てた5,000でフランスパンに卵がつくのを食べる
他に何か探し当てる気もしないのでもう一つ食べる
コーヒーもそこで出しているらしい
聞いたら5,000ドンなのでもう頼んでしまう
そうしたらインスタントの箱が出てきてコップにお湯を入れる

悲しいかなこうなっては温かいカフェインだけでも
美味しく感じてしまう
勿論物足りないのだが



ハノイの街は歩けど歩けど同じような景色が続いている
道は細く緩やかに右に左に曲がる
両側には細長いビルが建ち並び
向こう側にどんな景色が広がっているか想像がつかない

曲がりくねった道の先の道も
建物の裏側の景色も

歩き続けていると何処を歩いているのか不安になり
横道にそれてランドマークを見つけようとするが
曲がった道はまた同じような視界の閉ざされた道が続いている

不安は解消されるどころかさらに勢いを増す
すでに霊力をもったような木々が
それに追い討ちをかけるように地面に暗い影を落としてくる

街とずっと付き合ってきているベトナムの人はそれをものともせずに
力強くバイクのクラクションを鳴らしながら
ぱんぱんの渋滞道路に自らの道を作り出して走り去って行く

畏怖の念で眺めていた木々にさえ
鞄売りはリュックをくくりつけている


20091229-1.jpg


今までのベトナムの街とはやはり少し違う
そしてまだどう付き合っていいのか分からない

こういう時はやっぱり現地の人に聞くのが一番なんだろう
付き合い方を知っているのだから




当たり前か




20091229-2.jpg


コーヒーのある街角

フエに1泊する事になってしまった

人騒動のあとシンカフェまで行き
さてここなら安心だとリュックを下ろしカウンターに向かって
今日の夕方発のフエ行きのバスを予約したいと告げると
なんと席は一杯だと言う

そういう訳でなくなくフエで1泊する事に
ただ前回全くフエを廻る事が出来なかったので
それはそれでアリだった



前日の疲れからぐっすりと眠り
10時に目が覚める
ベットは悪くなく身体が軽く感じる

外に出ると昨日の暑さは嘘のように
白いどんよりとした雲から雫がちらちら落ちてきて
ひんやりとした空気が張っている

コーヒー日和
街中の一角の屋台でコーヒーを頼んで
ゆっくりと人をバイクを眺めながら
熱いガツンとくる一口を含みたい



まずはお腹を膨らませる為に
前日に見つけたボリューム満天の屋台レストランへ

たった20,000ドンで
大盛りのご飯に3,4のおかずが
ご飯が隠れるくらいにのせられる
初めて屋台で一皿で満腹になるモノに出会った

今日は昨日と少しメニューが異なる
それでも量は維持されている
あぁ毎日でも通いたい店だ



宿に帰り荷物をまとめる
以前よりも寒くなった為に服が外に出て
いくらか小さくなったリュックが
綺麗にまとまってロビーに置かれる

それが済むと外に出てコーヒーを

歯の抜けた口を開けて笑うおじいさんの所で頼む
尚吾は別の場所で買ってきたコーヒー
それを見つけるとおじいさんがいくらか聞いてくる
値段を言うと
しかめっ面をして
そんなのより俺が淹れたやつの方が美味い!
と言う

おっ
ならば期待してしまうぞ
きっと対抗意識を燃やしてさぞや美味かろう

出てきたコーヒーはなんでも無い水玉模様の描かれた
60年代を思わせるようなポップなデザインのコップに
ソーサーは白地に金のラインが入ったという
少しアンバランスな形
おじちゃんは少し強張ったような顔をしている

口に含もうとするとコーヒーのしっかりとした香りが鼻に入ってくる
これは美味しそうという判断が頭に行こうとする時に
コーヒーが実際に口に入ってくる
その刺激が美味しそうという判断と共に頭に到達する

必然的に美味くなってしまう

そして実際に味の温かさがじんわり身体にやってきて
僕を満たしてくれる

後ろに下がってしまったおじちゃんに
振り返って美味しいと笑顔を見せると
おじちゃんもどうだというように笑顔を返してくる


20091228-1.jpg


尚吾はここでもう一杯のコーヒーを頼んでいた
おじちゃんは嬉しそうだ



二人でやっぱりコーヒーはいいななんて話す
こんなにコーヒーに依存していたなんて気がつかなかった
将来山に登って自分で火を点けて湯を沸かして
星空を見ながらそんなに高くないコーヒーを飲んで
美味しさに浸りたいなとか何とか言って
完全にネスカフェのCMを意識しながら
道の流れを眺めた



コーヒーのある街角は幸せだ




20091228-2.jpg


シンカフェの安心感


それぞれが育った環境の違い
考え方のバックボーンも違う
街のスタイルも違う
だから衝突する時があるのは当然である





バイクタクシーの交渉自体は意外にも短い時間で済んでしまった

珍しく熱いベトナム中部
汗を流しながら運転手に囲まれ
彼らの言葉を軽く聞きながら大通りを眺めていると
市バスと思われる物が右から左へと流れて行く

という事はバスが通っているという事だ
これだけの大通りならまあ当然だろう
東南アジアのバスはバス停を気にせずに手を挙げれば停まってくれるので
どこがバス停なのかはそこまで重要ではない

初めてそのシステムにメリットを感じた


バイクタクシーの運転手に聞くと
今バスが通り過ぎていった方向はサイゴン
つまりホーチミンシティに向かう方だという

そんな長距離の話を聞いているのではないのだが
まあ逆方向という事だけは分かった

逆の方を指差してバスはあるかと聞くと
そうこっちはフエだ
と頷くがバスがあるかどうかの質問には答えてくれない
そしてすぐにバイクで行こうと行ってくる

これはせめて一回値段交渉をしないと埒があかないと思い
とりあえず値段を聞いてみる

そうしたら少し考えるふうに空を見上げる
今まで散々こっちを煽ってきておいて考えるふうなんて
なんてわざとらしいやつなんだろう

開いた口から飛び出した金額はとんでもない金額で
こちらの口を開けさせる
6ドル
つまり大体120,000ドンだ
ラオスのお金にすれば48,000キップ
アンダーグラウンドバスが9,000キップだというのに
その半額以上をここで払う訳にはいかない

鼻で笑ってすぐに背を向ける
演技でもなく本当に話にならない

そうしたらいくらがいいんだといつもみたいに言ってくる

最初が6ドルなんてどう値段を下げたって高が知れている
無視をしているともう一人が10,000ドンと言う


10,000?


完全に無視をきめこもうと思っていた心が少し揺らぐ
一気に見える額になってきた

そしてまだいくらがいいんだと尋ねてくる運転手
どうやらまだ下がりそうだ
他の運転手達もまだここにいて事の成り行きを注視している所をみると
とんでもない額では無さそうだ

フエの街中までどれくらいかかるか時計を指すと
三十分という

その距離を考えるとまずまずの値段
交渉の余地がありそうだ


今度は運転手と正面を向き合って話す
一番先に話しかけてきたエンジ色のセーターを着た男に決める
何となく目を見て決めた

僕の頭の中には5,000という数字が浮かんでくる
相手の目を少し見続けていけるかどうか思案する
向こうは目を離さずにいくらがいいのかと聞いてくる

5,000という数字が練りこまれてくるのを待つ
そして何がしかの時間が流れて
思い切った感じで掌を広げてまず相手の目に入れる

まず5,000という言葉を発してはダメだ
そうしたら単純な交渉術として拒否を引き出されてしまう
何も言わずに視覚だけで情報を与えて向こうの出方を見る

そこで考えるような仕草を見せたらそれは5という数字に拒否反応が無いという事だ
今10,000まで来ているのだから指が五本立っているのは5,000を意味する
5,000というのがエンジ色の彼の深層心理の中で本当にいけるかいけないかを
これでまず知る事が出来る

これを知れればこの後の交渉は楽だ


エンジ色は考える時間を取った
という事は5,000は頑張ればいけない数字では無いという可能性を示している

その後5,000ドンという言葉を発する
そうしたらやっと拒否の態度を示してきた
いやいやいやみたいな
ただその顔には笑いも見える

これはいけるだろう

向こうは8,000を示してきた
10,000が崩れてきた
もうあとは雪崩のよう
7,000になって6,000になって

最後はもう抱きついてプリーズを連呼していたら
結局5,000になった
何度も確認する

そしたら5,000で頷く


他の二人と共に三人がバイクのエンジンをかける
尚吾の運転手が少しごねているらしい
エンジ色に話しかけている
いいからいいからと諭して自分は僕にメットを渡して走り出す

僕のメインのリュックはエンジ色とハンドルの間に入っている
僕は小さなリュックだけを持って
ベトナム街郊外の田園風景の中
風を切って進む




純粋に気持ちが良い




三十分のクルージングの後
街中の一つの路地に入り込んでいく
そしてホテルの敷地の中に入ってきた

シンカフェのオフィスの前に下ろして欲しかったが
バイクタクシーの運転手はホテルに観光客を連れて行き
ホテルからお金を貰ったりして生計を立てているので
ここまでは予想の範囲内だ
実際に5,000という所まで下がったのは
ホテルからのお金を目当てにいているのは目に見えている
事実前回フエに来た時は
シンカフェのオフィスからゲストハウスまで一分の距離だったが
バイクタクシーがタダで乗せてくれ
その場でホテルの人から10,000ドンを受け取っているのを見ている

ただ僕達は泊まらない
今日フエを経つというだけだ
街中にこれればそれで問題は無い
実際に街中までは来た


バイクから降りるとホテルの中からおばちゃんが出てきた
早速部屋の交渉をしてくる
今日は泊まらない旨を伝える
そうしたらおばちゃんが何て人たちを連れてきたのよ
というように運転手達に向かって何言か言う

じゃあこれで失礼します
というように僕達は財布を取り出して
中から5,000を出そうとする

そしたらバイクタクシーの運転手がじゃあという感じで
違った値段を示してきた
その値段は40,000ドン
一気に八倍だ

そういうのはまあ当然だ
ホテルからこのままじゃあお金ももらえないのだから
だがこのままはいはいと渡す訳にはいかない
当然だ

なんでそうなるんだ
5,000って言ったじゃないか!!

そう叫ぶ

ただ向こうは首を振る
このまま押し問答してもしょうがないので
お金を財布から取り出そうとする
ただ5,000札がなかったので愛二に借りる
ここでそれ以上のお札を出したら面倒くさい事になる


そのお札を見たバイタク運転手達の感情は
一気にヒートアップする

バイクのシートを開け
タンクキャップを開け
叩きまくる

そんなもんガソリン代にもなりゃしないだろう


そうなのかもしれないし
そうじゃないかもしれない

でもそれは今関係無い
ちゃんと何度も5,000と確認したのだ
だから乗ってきた


エンジ色を捕まえて言ったよなって
顔を近づけて言う
でも彼は首を振る
俺は40,000と言った

そんな訳は無い
俺は掌を広げて見せたじゃないか

そういうと今度は50,000だと言ってきた


値段上がってるじゃないか
しかもその50,000という言い方を誤魔化している
到底その英語は50,000に聞き取れない

最初エンジ色はファイブと言った
ベトナムの人は値段を言う時に千を省略するのだ
じゃあ5,000じゃないかって言うと
いや違うファイティンだ
なんて言う

ファイティンってなんだよ
向こうが苦しいのはみえみえだ


宿のおばちゃんが呆然とその遣り取りを見ている
騒がしさにスーツを着た細身の男も出てくる

ベトナムの人でも20,000は払うよ
だって街の外れから来たんでしょ
それは遠いよ

と割って入ってくる

勘弁してください
それは今の状況では関係無い

それに僕達はベトナム人では無い
もしそういうなら僕達は5,000ドンでバイタクと契約した日本人だ


この場にいると話が進まない
強引に場を流れさすしかない

リュックをしょって5,000を無理矢理渡して
立ち去ろうとする
勿論向こうはお札を受け取らない道を空けようとはしない
特に尚吾と愛二の運転手は身体をぶつけてきて
二人を前に進ませないようにしている

逆にエンジ色はすんなり僕を行かせてくれる
これは間違い無く心に引っ掛かりがある証拠だろう



とりあえず値段の遣り取りから
前へ進むか妨害するかの遣り取りになって
場が少し進みだす
ホテルの前の路地まで出ると
周りも騒ぎを聞きつけて道に出てくる



もうその時にはみんな叫び声だ
ただ遣り取りは繰り返しになっている



ホテルのスーツがまた話しかけてくる
払わなかったらあなたは逮捕されます
なんて言ってくる
馬鹿言うな
どちらにしたって向こうも何も証拠を持っていない
ただ実際に来られると面倒になるのは間違い無い

スーツの男は知的なイメージを装っているが
場を動かすほどの力を持っているように見えない
彼を利用した所で解決しないだろう

路地まで来てもエンジ色は僕を捕まえなかった
僕は何の障害も無く路地を歩き続けられたのだが
尚吾と愛二が二人に捕まっている

特に尚吾が荷物を引っ張られたりと
かなり強引にやられているみたいだ
喧嘩をふっかけてきてもいるみたいだ

エンジ色はその遣り取りを遠巻きに見ている
動かすならこの男があの二人をどうかするしかないな

そう思ってエンジ色に向かって
責任を問うような言葉を浴びせる
そう間違い無く彼が5,000という数字を了承したのだ

何だか可愛そうな感じもしてしまうが
こっちも引く訳にはいかないのだ



そうしたら意を決したのかエンジ色が
顔を強張らせて愛二の手に握られていた5,000ドン札を掴み取り
愛二の背負っているリュックに詰め込んで
大声で何事かを叫んで背中を強く押した

もう行け!
もういらないから行ってしまえ!

と多分そういったんだと思う
今行くしかないと思い
このタイミングに乗ってすぐに踵を返して路地を進む




尚吾も解放される
三人で歩き出す


一度諦めきれない尚吾と愛二のバイタクの運転手が
バイクに乗って追いかけてきた

勿論払わずに行ったが




とんだ日だ


バスといいバイクタクシーといい
移動の日はまさに激動だ




結局バイクタクシーはタダになってしまったし
バスも安く来れたけれども

まぁ今回は運が良かっただけで
安いだけではなくやはり安全にゆっくりと行ける
バランスを考えないとダメだな

そう思うとやはりシンカフェの安心感はすごい
早くシンカフェに行ってバスの予約がしたくてしょうがなくなってしまった



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Profile
    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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