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今日という日

何度目かの空港

いつも乗る空港行きのバスに乗って
今回初めての第二ターミナルへ向かう

ついさっき確認した時計をまた見る
バスのスピードが出発したときより遅く感じられる







飛行機の到着予定時刻からもう三十分以上経っている



飛行機から降りて到着ゲートから出るまでの映像を頭で追う


僕の頭の中には第一ターミナルの映像しかないものだから
あの時の時間は15分くらいだったか
その時の時間を思い返して
いや第二ターミナルはもっと出るのに時間がかかるかもしれない
なんて否定してみて
逆に早い可能性もあるし
なんて頭がどんどん熱くなってくる









バスが入り口の前に滑り込む
そんなように感じる

ゆっくりと開く正面の自動ドアに苛立ちを覚えながら
それでも何故か走り出さない
小走りに良く響く空港内の床を進む


焦りを何とか沈めようとしているのか
理性が頭の中で自分の居場所を作る為に必死になっている

感情と理性が争っている

身体はどっちに従っていいのか分からずに
中途半端な動きをする










広く長い廊下を進んでいくと左側に大きな空間が飛び込んできて
僕のどっちつかずの足音は中空へと吸い込まれて消えていく

その先を追うように目線を投げると
大きな荷物を持った沢山の人がやってくるのが見えて



そして



その中にさらに大きな荷物を持った人が
小走りにこっちにやって来るのが見える


そのまま僕の目の前までやってくる







一番大きく見えた荷物は
近くで見るとそうでもなくて

持っている人の身体の割りに大きかっただけで

でも持ってみると
それはやっぱり重かった



また沢山の想いを持ってこの人はやってきた






この旅で三度目の再会

会う度に僕達の関係性は変化して
ぐるぐると渦を巻いていて

でも結局目の前にすれば



君と僕



場所は違うけれども
そこにいるのはまさみだった

言葉に詰まる事は無い












そういえば今日は高校の親友の結婚式


学区制じゃなかったうちの学校は
家が近いというのはすごく珍しかった

あいつは家が近くて
学校以外でも何故か近くの神田川なんか散歩して話をした
何故か大晦日の時に僕の家でテレビ見ながら年越ししてた


そんな小島が今日日本で結婚式を挙げている
いや正確にはもう小島では無いか


クラスの友達も沢山行っている

行きたかったな







突然そんな事が頭に浮かぶ











日本での結婚式
台湾での再会

別に何て事はないんだけれども
繋がりなんてないんだけれども



同じ一日の間で

やっぱり沢山の事が世界中で行われていて
色んな想いが飛び交っているんだな










一年の中で今日という日を想う


そうしたらまた頭が記憶を引っ張ってくる

一年前の2月28日
僕達三人がまだ日本に居た時

新宿三丁目にあるエイトビットカフェを貸し切ってやった
あるパーティー

僕達の自分勝手な妄想を形にしようというパーティー
日頃の感謝を僕達の親友達に伝えようというパーティー
そして僕達が一体どういう人達に囲まれているかを
世界一周に出る前に今一度見てみたかったパーティー



本当に沢山の人が来てくれた
想像していた人数を大きく超えてしまって

ビルの一室はぎゅうぎゅうだった


本当に涙が出るくらいに嬉しくて
最後に撮った写真は僕の宝物で

この写真に写った一人一人が僕の宝物で













僕の想いの出口も一つじゃなくて沢山ある
その出口がそれぞれ色んな出来事と繋がっている

同じ一日だって
場所が違ったって
年が違ったって

繋がりは無いけれども
僕で繋がっている



想いが張り巡らされた僕の頭の中
想いが飛び交う世界












コジマ

おめでとう


まさみ

ひさしぶり


みんな

ありがとう



20100228-1.jpg







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悶悶悶


相手を鋭い視線で見据え静かに威嚇しながら
飛び掛かる時は日頃のゆっくりとした動きに大きな身体でありながら

素早く飛び掛かかって
鋭い爪と牙は獲物を捕らえれば離さなくて




そんな虎の年











何だか身体が上手く動かない

身体が重い

何だか少しだるい










珍しく祖母が愛二と僕を外へと誘い出してくれる

今日は旧正月15日
台北ではランタン祭りがある






家を出て地下鉄に乗る


地上に出れば綺麗に飾られた堤燈やランタンの代わりに
想像以上の人込みにいつの間にか暮れた日のせいで
辺りは重い暗さに包まれている


警察の笛の音が響き渡る

大勢の人の波に流されて
薄闇の中をただ足を繰り返し前に出して行く

身体のだるさは取れずに
頭はボオッとしてくる










急に開けた場所に出ると
赤や青に黄色
不思議に柔らかく浮かび上がるランタンの色が目に飛び込んでくる



その光を幻想的に包み込むためか
空は霞んでいる

かつて世界一の高さを誇った台北101ビルは
殆どその輪郭を無くしていて
大きなランタンのようにボオッと光っている




そんな景色の真ん中に
インフォメーションの場所を示すハテナのバルーンが
一つだけ存在をハッキリと現して浮いている



20100227-1.jpg



おぼろげな頭の中で
輪郭の定まらない頭の中で
ただハッキリと?だけにピントがあっている
そんな景色

今の僕の頭の中の景色



原因のわからない疑問

何でこんなにだるいんだろう
何でこんなに頭が重いんだろう

理由が見つけられない
何故ならその疑問すら曖昧で


ただ自分では理解出来ない何かが存在しているのだけはハッキリしている





沢山のランタンが蠢く人々の頭の上から見下ろしている



20100227-2.jpg










祖母が人込みで気分が悪くなったというので
家にすぐに引き返す


良かった
僕も今日はすごく家に帰りたい
すごく身体は疲れている

今日ずっと何か重い物を引っ張っていたような疲労感





寝よう
今日はもう早く寝ようとするけれども




全然寝れない





重い服から
重い重力から
重い景色から

解放されてベットに入って目を瞑るのに
全く寝れる気配が無い



横になって目を瞑ると疲労感はどうやら
身体の疲れからきているのではない事がなんとなくわかる


じゃあ何だろうか
いつもと今日は何が違うんだろうか

悶々とした世界から寝る前の寝室の静寂にやってきて
動きやすくなったのか頭はすぐに答えを持ってくる








明日日本からまさみがやってくる



昨日唐突に決まった事
まだ何も定まっていない

何をするべきか何を話すべきかどう接するべきか

でも明日やってくる
僕の前の彼女が


きっとそんな漠然とした不安が

台湾にはそれなりに今滞在しているし
外出してもそんなに言葉には困らないし
まあ何とかなるだろう

何ていう僕の甘い楽観主義をいつの間にか飲み込んでいたのだ






まさか自分がこんな事で悶々とする筈は無いと思っていたのに
明日やってくるという事実だけを確認して
勝手に不安が膨れ上がらないように事実をそっとしておいたのに

不安はいつの間にか心の中で大きくなっていて
出来上がってきた黒い雲を見て見ぬフリをしていたから
いつの間にか大きくなっていた黒い雲の重さを量りきれていなかったんだ


身体と心は別かもしれないけれども
同じ僕という一つの入れ物として存在している

心が重くなれば僕全体も重くなる
身体も疲れる
身体が傷つけば僕全体も傷つく
心も傷つく



今日の僕の身体は本当に上手く動かなかった










不安という名の虎は僕の心に噛み付いていた
身体はそれに気が付いていなくてどんどん傷は深く大きくなっていた

心の不安を見まいとしていた僕は
心を振り返る事をせずに必死に外ばかりみていた
漠然とした痛みだけを感じて










何だか身体が軽くなった

原因がある不安だとしても
人はわからないモノに一番不安を感じるからか




虎はまだしぶとく噛み付いている
でもおまえの姿はもう捉えた

さてどうしてくれようか







元気になった身体と精神のせいで



ますます寝れない



20100227-3.jpg








一人と二人で三人


次は何時だろうね


次は何処だろうね





僕達三人がまた一緒に出会うのは





それまでに一体僕達はどういう人間になっているんだろう


たった二ヶ月くらいじゃあ人間は変わらないか


いや人間変わる時は徐々にではなくて
あるキッカケがあって突然変わるのであれば
もしかしたら突拍子も無い気付きと共に
すごく新鮮な人間になっているかもしれない










家の近くの地下鉄改札口



今日はここでお別れ

愛二と二人で尚吾を送る



三人一緒ではなくて
二人が一人を送る







改札の前まで来ると自然に歩みが遅くなり
誰とはなしに足を止めみんなが向き合う

何だか顔の表情が緩んで笑いが洩れて来る



20100226-1.jpg




改まった恥ずかしさだけではない

きっと次への大きな期待



みんなの前に広がっているそれぞれの道
その先の道がまたぶつかった先まで
おぼろげに遠くに見える


その時の三人が霧に隠れて見える
その時の三人のそれぞれの話がうっすら聞こえてくる

どんな会話がされているのか遠くて聞き取れないけれども

でも

時たま聞こえてくる笑い声はしっかりと聞き取れる






短い言葉を掛け合う

何だか少しチグハグになってしまう
色々な事を言ってみようとしてみるけれども上手くいかない

それでも文章は


しっかりな

身体に気をつけて

頑張れよ


でしっかりと切られる


それが一番重要で一番伝えたい事だから










尚吾は改札の幅ぱんぱんのリュックを背負ってくぐっていく
僕達はカメラだけをぶら下げて見送る




突然

尚吾が日本を一足先に発った時の事を思い出す

あの時も僕と愛二は東西線の高田馬場駅改札から
二人で旅立つ尚吾を見送った

ちょうどあれからもうすぐ一年




その時の映像が
今目の前の景色になだれ込んでくる

周りの景色は二重窓を通して見たみたいに
ピントが合わないようにぼんやりとしてきて

でも一年前と今の映像で合致している僕達三人の位置だけはしっかりと見えて
二つの映像が重なり合っただけ三人の関係性が余計に色濃く僕の目に映る








一年前と同じように尚吾は手を大きく振って小さくなっていく







大丈夫


オーストラリアで再会した時のエネルギーを知っているから
そこに不安は無い




何か最近別れが多いけれども
今口を付いて出る言葉はさようならじゃない






行ってらっしゃい!




20100226-2.jpg








それでも飲まずにはいられないのだ



確かにもう飲んだ語ったはいいのだけれども

きっともうみんなうんざりなんだろうけれども





ロシアの極寒地帯で寒さから身を守るためにウォッカを飲むように

アマゾンの奥地のシャーマンが向精神剤のアヤワスカを使って世界を覗くように

アメリカンインディアが幻覚剤のペヨーテを治療として使用するように





僕達は飲むのだ

飲まざるを得ないのだ






日頃常に一緒にいる僕達
元々根暗で黙々としがちな僕達



スイッチが必要なんだ


儀式






常に顔をつき合わせている

いつの間にか溜まっている想い





それをぶつけ合う





そうやって今までの出来事を引っ張り出して評価を付けて
そうやってじゃあ次にどうするべきかを考えて
そうやってどうやってルートを選択しようか可能性を並べ
そうやってこれからの僕達の進んでいくべき道の今の時点でのゴールを決定する





20100225-2.jpg






俺らの旅って結局他の旅人からしてみたら
随分と甘いものだよね

タイの炒飯は随分と安いって言ったって
結局見た事ある人なんていくらでもいるし
それにカンボジアの方が安いし

宿だって三人で泊まってるから
ドミトリーに泊まる必要無いし個室だから綺麗だったりするし
結局辛い思いなんて殆どしていない

辛い思いをする事が旅じゃないと思うけど
でも日本における旅のイメージである「刺激的な毎日」からしたら
本当に弱っちい体験記だよなあ



どうする?刺激さを求める?
いややっぱり俺達の旅はそこだけじゃない
出発する時からそこのイメージからは何とか逸脱したかった訳だし


友達に

それだけじゃないっていっても無理があるし
その割りにビジョンが見え無すぎて
その割りに僕のスキルと魅力に欠けて
それならまだ純粋にただ軽く世界を廻ってきます
ちょっとそこまで行ってくるわ!
みたいな方が全然嫌味が無くて好感が持てる

何て事を言われた気がしたけど


そんな事が頭を過ぎる


でもやっぱりこの廻っている事を通してというよりは
自分の人生においてきっと後々効いてくる大事な時間20代
それも後半にやってきていて

何かを得たいし
勉強したい気持ちはすごくある


世界には気が付かなかった気がつけなかった事が
無造作にごろごろそこら中に落ちている


それに手を出して行きたい


ここ東南アジアは物価は安いし滞在しやすいし
そういうチャンスとしては条件が整った場所

だったらやっぱりここで遣りたいと思ったり
旅中にこれ遣っておきたいと思うものがあったら
ここですぐにでも遣るべきじゃないか



語学の習得だって
ホームスティしてじっくり現地の生活に浸かってみたり
みんながはまっていく瞑想とやらを試してみたり
自転車で大地を駆け抜けてみたり




じゃあもうちょっと東南アジアにいてもいいんじゃない?
みんなそれぞれ見えてきそうになったら
それぞれが別々の場所へ行ってもうちょっと奥の方覗いてきてもいいんじゃない?




じゃあどれくらいそこにいるだろうかね
お金も考えなきゃいけないし

とりあえず二ヵ月後くらいにタイのバンコクで待ち合わせる?

いや間に合わなかったらその先にしようか
多分その先は、、、インドだろうね




インドを抜けたらどうしようか
そろそろヨーロッパ圏に入ってくるから
物価に本格的に気をつけなくてはいけなくなっちゃう

お金も気にしなきゃいけないけど
でもまだまだ世界を廻っていたい

何処かでまたワーホリビザを取って
生活をしながらお金を貯めるか


ドイツかフランスかイギリスかアイルランドかはたまたカナダか




お金を貯めるなら半年か一年はかかるだろうな


最初に想定していた日本帰国まで二年なんてあっという間に過ぎてしまうな
きっと今からさらに二年くらいかなあ


何だかこんな事言っていたら
延々その二年の期間は縮まっていかなそう











出てきた沢山の想いやぶつかって生まれた新たな想い
必要な情報に必要な行動が
みんなの真ん中にあるテーブルに撒き散らされる

お酒に熱くなった
ボウボウに燃えたぎる僕達の目の前に





それを後で丁寧に拾っていく

本を読んだり
ネットで調べたり
人に聞いたり
散歩をして考えたり




そうやってまた黙々とした日々が始まる



20100225-1.jpg











こっちとあっち



空港ではこっちとあっちが見えてくる





僕達は日本から飛び出して
ルルは台湾から飛び出して

オーストラリアで出会った

台湾に戻ったルル
台湾に行った僕達

これからアイルランドへ飛び出すルル
台湾から見送る僕達





沢山のこっちとあっちを繰り返した僕達








またその垣根をルルがくぐっていく



こっちから昇った筈の太陽が
あっちに抜けて行く



ルルもそれに合わせて地球の裏側へと飛んで行く



20100224-1.jpg








イミグレを通ったルルは飛行機のゲートまでの通路を歩いて行く

その通路には窓が張り巡らされている
視線だけは飛び越える事が出来る

ただお互いの身体は離れている







ルルの台湾のパスポート
けれどもそれも窓に阻まれてこちらに来れない


今僕達の間にある世界は
台湾、日本、アイルランド、オーストラリア、、、

そんな垣根では無くて
僕達の居るこっち側の世界とルルの居るあっち側の世界













中国語の「さようなら」は「再見」

別れてそれで終わる事を想定していない
別れてさようならをするという事は


それは再び出会うという事





ルル


さようなら
また会う日まで

また同じ側の世界で会おう





再見



20100224-2.jpg








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Profile
    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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