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シッキム観光

折角シッキムまで来たので
お勧めされた観光地に行く事にした


それは北シッキムの所にある湖で
中国との国境のすぐ近く

インドと中国の国境と聞くと何だか僕はドキドキしてしまうのだが
実はそこは標高3800m


え?
富士山より高いし


しかも上の所で30分くらい登れば
4000mを越えるポイントから
山々を見渡せ

シッキム自慢の山(名前を忘れてしまったが)
世界で二番目だか三番目だか七番目だか忘れてしまったが
それだけ高い山が綺麗に見えるのだという


そして何より高いお金にも関わらず僕達を食いつかせたのは





上でヤクが見れるという事!





ヤクってあのネパールで散々名前だけ聞いて
遂にお目にかかれなかった幻の動物の事ですか!?

しかも乗れちゃうって





早速朝早くに少年ガイドとその友達四人でジープをチャーターし
山を登る事にした


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どんどんと登って行く


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道はがたがたで途中少年ガイドが気持ちが悪くなって
吐くという事態にもなったが


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僕としては
やはりトレッキングの時を思い出してしまって
兎に角何て楽なんだという気持ちしかなかった

ガントックは標高が1500mだから
大体トレッキング二日目の標高から四日目の標高まで
足を動かさずにラフな格好で荷物も持たずに行けちゃうんだよ!

こんなに素晴らしい事はありません



途中芋が入った美味い唐揚げなんか食べて


「いやあ、ツアーっていうのもいいですね」
「いやあ、本当に。そりゃあみんなやりますね」


なんて腑抜けた事を二人で言いながらチャイをすする


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あっという間に富士山を越えて湖にやってきてしまった

ジープを降りると
何だか人だかりのような
黒い塊が湖を渡る橋の入り口で蠢いている






ヤクだ!!


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あの幻の動物に出会ってしまった!

何というのだろうか自分がイメージを膨らませて
勝手に幻の動物にしてしまっていたが
その期待に充分答えてくれるような貫禄があるじゃないか


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一頭に一人飼い主が居て
思い思いの角カバーを被っていたりする

背中には何故かカウボーイハットを背負っている
多分乗って記念撮影するようなんだろう

何もカウボーイハットにしないでもいいだろうに


実際にヤクに乗ってこの湖を廻る体験も出来るそうな
まあでも僕は幻の動物に出会ったという興奮で一杯一杯である


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愛二は実際に乗って記念撮影をする


途中で雨が降ってきたので
急いで湖を見て周る

残念ながら天気は曇りで
世界で何番目かに高い山を見るためのポイントは
雲に覆われて今回は諦めざるを得ない


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残念だがしょうがない
その代わりに傘を差した可愛いヤクが見れたから良し


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あっという間にまた下に降りて行く

途中で山の中腹にあるというヒンドゥー教のお寺に行く事になった
そこからのガントックの眺めはまた格別らしいから


確かにそこはガントックの裏山に位置していて
ガントックのほぼ全体を見渡せた

こんな山奥によくこんな都会を作り上げたな
と感心してしまうくらいに沢山の建物が並んでいた


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中でお経を唱え続けている人に
額に絵の具をつけて貰い
一礼をして扉の所にある鐘を鳴らして外に出る


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ここは確かにヒンドゥー教の建物だったが
外には例の仏教の五色旗がこれでもかってくらいに
建物にくくり付けられている

日本は神仏混合で殆ど無宗教の上に市民レベルでは無頓着に等しい
何てどっかからよく言われてしまう
何か半分自虐もあり半分開き直り感すらあるけれども
別に街に宗教の混同が溢れているのは日本に限った事では無いという事だ

確かに個人での信仰心に差はあるかもしれないが


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それから僕達は山道を歩いて下っていく事にした

何もトレッキングに目覚めてジープじゃあ物足りないとかではなくて
少年ガイドがこの山にある自分の集落に招待してくれたのだ


30分くらい山を降り
森の中に入っていくとその集落はあった

そしてその中にある彼の家の
そして離れになっている彼の部屋に通してくれた


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簡単な小屋になっていて
屋根はトタンの下にブルーシートが敷かれていたけれども
部屋の壁には好きなバンドのポスターが何枚か張ってあって
ベットの前に小さなテレビそれにDVDプレーヤーがあって
好きなアーティストのDVDが置いてあって
その隣に使い古したギターがあって
もう一つのソファー代わりのベットには今新しく買った
エレキギターが無造作に置いてある

外からお母さんかお姉さんが大声で少年に何事か叫ぶ
少年は俯いてDVDを選びながら
顔も上げずに一言二言返すだけ


何か


何処の国でも一緒だな





まあ、僕はギター少年では無かったけれども





部屋に入ると例の土砂降りの山の夕立がやってきて
家の人に出された暖かいヌードルと
少し漢方の味がするシッキム茶を飲み
彼のお勧めの音楽DVDを見て雨が止むのを待ち


それから山を降りた





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インドであって

扉を叩く音で眼が覚める

ドアを開けると昨日の叔父さんの所で働いている
少年が立っていた


「どう?部屋は?」


彼がこのホテルを紹介してくれたのだ


「全然問題無いよ」


彼は今日これからどうするか尋ねてきた
何処にでも連れて行ってあげるよ、と

僕達がまだちょっと起きたばかりだから
もうちょっと待って、と言うと
彼は下で待っているから準備が出来たら下りてきてよ
と言って行ってしまった




昨日、叔父さんが

「もし何かあったら彼に何でも聞きなさい」
「彼が君達の世話を何でもしてくれるから」

と言ってくれたのだ




けれどもまさか一日最初からこうやって部屋の前まで来てくれて
これからもずっと僕達のガイドをしてくれるのだろうか?
そんな至れり尽くせりなのか??




服を着替えて下に降りて行くと
ガイドとその友達が待っていた

僕達が食事をしたい、と言うと
どんな物が食べたいか?
と当然聞かれる


うーん、、
シッキムの料理って何?


モモとかチョーメンとかタントゥックとか、、


おお!懐かしいお言葉、
というかチベタンじゃないか!

確かに久しく食べていないので
是非それを食べに行こうという事になる






ついて来て

と言われてついて行くと
ホテルのすぐ側にある建物と建物の間に入っていく

そこには





めちゃめちゃ急な石段!!!


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すぐにトレッキングを思い出す
普通に登り切る間に息が上がりだす

そういえばここは山の上にある街なんだという事を思い出す




ただそこを登り切ると
今度は逆にここが都会であるという事を思い知らす光景が待っていた


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え?

ここ、何処?




ニュージーランドの綺麗なショッピングモールとかを思い出す

地面には綺麗にタイルが敷かれていて
路面店がずらっと並んでいるけれども
どれも綺麗な都会の清潔感がある

道の真ん中には緑が植えてあって
両側にベンチなんて並んでいる

ベンチに着ぐるみ着て
なんやらが書いてある看板を持ったのまでいる

通りすがる人は確かにインド人なんだけど
でも良い所の人達といった感じで
家族連れとかで子供がソフトクリーム食べたり
みんなで家族写真撮ったりしている


そういえば今日は週末
インドの別の場所からみんなが国内観光に来る場所
それがここシッキムだったんだ


確かに暑いインドの平地から来たら
ここは涼しい避暑地としていいかもしれない

日本でいったら軽井沢みたいな感じだろうか
ならこんな綺麗なストリートがあっても確かに不思議じゃない


ガイド少年はそんなストリートに面する階段を登って
二階にあるレストランを僕達に紹介する


そこがまた綺麗なお店で
しっかりとテーブルにクロスが敷いてある


ひゃあ


って感じ


でももう出る訳にもいかず


少年はまた後で旅行代理店で会いましょうと出て行ってしまった

もしかして二人も一緒に食べて僕達がそれを払う事になるんじゃないか
なんて心配していたからそれは良かったのだが
だからといって自分だけの値段も払えるかが心配だ

何ていったって一晩1800ルピーのホテルがすぐ裏にある所だ
どんな値段が飛び出すかわからない


メニューを貰って開く


そこには懐かしいモモやタントゥックがある


値段は、、


あれ?
そんなにビックリする程高くない


ギリンチェで最近レストランにも顔を出すようになってしまった僕達は
少し麻痺しているのかもしれないが
70ネパールルピー前後していたタントゥックが
40インドルピーで食べれてしまう


換算してもむしろ安い


というか


ベジタブルタントゥックの下に書いてあるメニューに
つい僕は声を上げて驚いてしまった






ビーフ!!





牛!!





バフじゃなくてビーフですよ!
ここインドですよ!?

しかも45ルピー
チキンよりもポークよりも安い


当然の如くビーフタントゥックを頼む


出てきたタントゥックには
確かにバフのような堅く黒くなった塊ではなくて
ちょっと明るい茶色い肉が入っていた


20100530-4.jpg


口に入れてみると


ちゃんとビーフ!


そうそう、ビーフってこんなんだったよ!
柔らかい!
こんな柔らかかったら
確かにみんな好きになるよ








大満足して外に出てみると
相変わらず沢山の人が行き交っている

その流れに乗って歩いていくと
また坂がある

下り坂の両側には路面店が出ていて
色んな物が売っている


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服も帽子も文房具も電化製品だって


街としてちゃんと賑わっていた



そんな中僕達の目を捕らえて離さない物が
みんな美味しそうにソフトクリームを頬張っているのだ

山の上だから涼しいといっても日差しは強い
日向にいると暑いから
ソフトクリームを食べている姿が
ちらちら視界に入ってくると
どうしても気になってしょうがない

我慢出来ずに二人でソフトクリーム屋さんに行くと
一個20ルピー

一個20ルピーなんて、、
もう買ってしまえ!!

二人でマンゴーソフトクリームを買って
折角だから、とメイン通りのベンチに座って食べる事に



このソフトが病みつきになるほど美味い!!


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久し振りに食べたから正確な判断が出来ているか怪しいが
それでも口当たりはちゃんと「ソフト」で
綺麗に口の中で溶けてくれる



人が行き交う日曜の昼下がり
ベンチに座ってソフトクリーム食べてるなんて

何だかすごく懐かしい時間の過ごし方






午後は少年ガイドがガントックが見渡せる
少し上に登った所から見渡せる公園に連れて行ってくれた


その公園には仏教の五色旗が
そこらじゅうの木にくくりつけられていた


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少年に色の意味を聞く


青は空
白は水
赤は日
黄は人
緑は木


この世を形作るすべての重要な構成物
それを表しているのだそう


そこからのガントックの眺めは確かに綺麗だった


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難点は僕達がトレッキングから帰ってきたばかりだという事
あそこの眺めをどうしても思い出してしまって
経験が感動を邪魔するパターン、、


でも風は涼しいし気持ちが良い











涼しい気候に綺麗なタイル敷きの道
仏教の五色旗にビーフ


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メイン通りに沢山のトリコロールの旗がたなびいていた
そこには傘のシンボルとSFCというアルファベットが

シッキムの旗



ここはインドであってインドではない



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さすがにそれは無理

遂にインドに入った訳だが
やはり噂通りここはインドであってインドでは無かった

しかもパルディンから聞いて
僕の中で創りあげていたイメージとも全然違った





ここは




全然都会だった!!





パルディンから見せてもらった写真や話によれば
山にあるこの地域は集落が点々としていて
そこから眺める景色はそれはそれは和やかで
自然の綺麗な空気を存分に感じれるという

トレッキングから帰ってきたばかりの僕は
当然山での生活そして景色を頭に想い描いていた訳だが




確かに山の奥のまた奥




周りはすっかり山々に囲まれて
遠くの景色はトレッキングの時を思い出すけれども




ガントックという街は
そんな山の斜面に沢山の建物が張り付いていて

石段ではなくしっかりとしたコンクリートの道が通り
ひっきりなしにそこを車が通り

道沿いには
アディダスやらソニーやらの
直営店と思われる店があって




本当にびっくりして言葉が出ない




一体ガラス扉を見たのはいつ以来だろう




そんな中僕達はまずホテルマンダラを探す




ホテルマンダラの一階には
パルディンの叔父さんがやっているという旅行代理店がある

パルディンが電話を叔父さんにかけて貰っている筈で
僕達はホテルを探す前にまずそこに行って叔父さんに会う事にした




叔父さんの旅行代理店は壁をポップな色で塗った
オーストラリアとかにありそうな綺麗な感じだったが
まだ椅子にはビニールが被せられ簡単な机の他にはまだ何も無かった

辛うじてパソコンがあったが
どうやらやり始めたばかりか引っ越してきたばかりみたいだ





人の良さそうな目のお腹の少し出た男の人が
僕達がその前に立って中を覗いていると話しかけてきた

僕が名前と日本人であるという事を告げ終わる前に

「話は聞いているよ」

と言われ僕は一気に安堵の気持ちになって握手した
知らない土地に行く時に知っている人がいるのは何とも心強い
実際に会うのは初めてなのだけれども






僕達に席を勧めてくれ暖かいチャイを頼んでくれた

インドにやって来たといってもここはシッキム
今一年で一番暑い時期と言われる中心の方とは違い
空気はひんやりとしていてどちらかといえば涼しい

もう夕暮れ時なので
暖かいチャイは身に染みる程美味しい





叔父さんが

「さて、これからどうしたい?何日くらいシッキムにいるの?」

という当然の質問を投げかけてきた


けれども

僕達に聞かれても、、困ります、、

ような状態に僕達はいる


何故なら直前にここに来る事を決めた
というか直前までガントック何て言葉一度も聞いた事無かった人間が
地図も持たずにやって来てしまったのだから
どうしたいと言われても何も答えられない


「とりあえずホテルを探したいです」


まずは、荷物を置いて解放されてリラックス
そうでなくては全く緊張というのが解けない

そうでなくてもカトマンズから20時間のバスに乗って悪路をひた走り
国境の橋を炎天下の中歩いて渡り


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そこから乗り合いジープに乗って再び山道を4時間走り
そして知らない街の何処かに下ろされて
ウロウロしながら目的地がこれから坂を5km以上登った所にあるなんて言われて
もう無理と思ってタクシーに乗って行き先を告げたら道に迷って
あーだこーだやってやっと辿り着いた

からまあ当然身体は疲れている


叔父さんが上のホテルマンダラを紹介してくれる


さてガントックの宿は
インドの宿はどんなモンなんだろうか


ボーイが階段の先を登って行く
どんどん登って行く

僕達の泊まる宿は何でこう人を登らせるのだろう


五階に辿り着いてボーイがドアに向かった時には
もう息は上がっている

ただその部屋はそんな苦労も吹き飛ぶとびっきりの部屋だった


いや良すぎる!!


まずいつも泊まっている部屋の二倍以上ある
トイレシャワーも綺麗だし広い
何だかソファーみたいなのもついてるし
ベットに至ってはいつも二人で寝てるようなベットが独り分で
それが二つもある


どう?


こんな部屋を実際に見せられて「いやだ」と言える訳が無い
ただ値段が心配、、
ボーイに聞いても「下で、、」としか言わない

荷物ももう置いてしまって背負う気にどうしてもなれない
一泊ならこんなとこに泊まってもいいんじゃないだろうか、、

そんな悪魔の囁きが聞こえてくる

とりあえず下に行かないとどうしようも無いので
荷物を置いてレセプションまで行く


さて「いくら?」


「1800ルピーです」






1800!!??





驚いて声が出ない

けどきっと顔に出てたのだろう

「一体いくらくらいの部屋を探しているですか?」 





えー、、、




インドルピーがネパールルピーの大体1.6倍だから
カトマンズで泊まってたディスカバリーインの値段は、、

それにインドの方がちょっと物価は安いと聞いてるし、、



え?200ルピーとかじゃん、、
すごく言いづらい、、



向こうはじっとこちらを伺う様に見ている



下手にちょっと上の値段を言って
紹介されても困るし
えーい、言ってしまえ!



「に、、200、、」



予想通り、周りに居た人も含めて全員が
「おいおい」って反応をする



「叔父さんと相談してくるので荷物をちょっと置かせて貰えないですか」

そうやって逃げるようにそこから出る
何だか背中に視線を感じる



助けを求めるように叔父さんの旅行代理店へ駆け込む



「叔父さん!あんな高い所には泊まれないよ!」



同じ様にいくらくらいか?っていう問答が繰り返され
僕がネパールで泊まっていた大体の値段を言うと
すごく難しそうな顔をした



「ここにはそんな値段のホテルは無いよ」
最低でも600,700からだという

うーん、、困った



シッキムはインドであってインドでは無い

という事か



叔父さんがもう今日は遅くなってしまったし
とりあえず今日はここに泊まって明日僕達が安い所を探してあげるよ
と言ってくれるも1800は一泊泊まるだけで
とてつもないダメージだ

さすがにそれでも厳しい、、

事情を説明すると叔父さんも「うーん、、」となってしまう






周りに叔父さんのとこの知り合いか従業員かが
何人か集まって色々と電話を掛けたり話し出した

そして何とか500という所を探し出してくれたみたいだ




500でもなかなかキツイ、、




とりあえず部屋を見て決めてくれ
そうやって行った部屋はいつもの見慣れた
小さなベットが部屋の殆どの場所をとっていて
かび臭くて薄暗い部屋
不思議と懐かしさを覚えて安心してしまうから不思議だ

でも

これで500か、、




ただみんなで相談してやっとこさ見つけ出してくれたのだから
その好意を無下にする事も出来ないし
何よりもう疲れてしまった




僕達はここに泊まる事にした






今一番興味がある事

カトマンズはやはりネパールの首都だった

物の量が段違いに多い
ポカラから山から戻ってきた僕には
もう大都会にしか見えない






ポカラからのバスから降りると
ホテルやタクシーの客引きの間に
もう顔を知っている前に泊まっていたホテルの客引きに再会する


そこで値段交渉をまたして
僕達はまた路地の奥のまた奥にやってきた


その路地にはやっぱりまだ
売店のあんちゃんがいて
刺繍屋のおにいちゃんがいて

普段が多分あれからも続いていたんだな
何も変わらない風景があった


いや一つ変わっていた


前に刺繍屋のおにいちゃんと話していて
彼には日本人の彼女がいて今度来ると言っていた

その彼女がちっちゃな刺繍屋の部屋の
おにいちゃんの後ろにちょこっと座っていた

おにいちゃんは凄く嬉しそうだ








さて僕達はこのカトマンズで何をするか


と、目移りする沢山の物
街を歩いていると色んな物を物色したくなってくる


ここで僕達はやろうと思っていた事があった


それは『ヤクステーキ』を食べる事


オッキーに教えてもらったのだが
ネパールにはバッファローの肉に豚に鶏に
それらの他にもう一つヤクという動物の肉が食べられるのだという


ヤクとは山の上にいる牛にもバッファローにも似た動物
長い毛をたらしているらしい

らしいと書いたのは山の方にしかしないので
絵とかお土産やさんに置いてあるぬいぐるみしか見ていないからだ


今回トレッキングしている時に

「ヤクいないかな?」
「まさかなあ」

とかいいながら密かに二人で探していたのだが
そこにはバッファローしかいなかった


という事で僕の中では幻の動物としてある


そんな動物のステーキが食べれるレストランが
実はカトマンズの街中にはある


その値段はバカ高くい

前回カトマンズを発つ時
オッキーが記念に食べて行くといってついて行って見たその額は
350ルピーというトンでもない値段


だが、


山の高騰価格に感覚が麻痺した今では何とも手頃な価格に思えてしょうがない

だって350なら山の上のカレーライスと同じ値段だ
それであの幻のヤクのしかもステーキが食える!!


もう山の上から僕達はカトマンズに帰ったら
ヤクステーキを絶対に食べると言い合っていた





普段の僕達なら絶対に通らないだろう
重い扉を開けて暗いレストランの中に入る


もうライスも頼まない


ヤクステーキ下さい!


ハーフのヤツ!



感覚が麻痺しているといっても
流石に大きくは出れない

メニューの一番安いのを頼むが
出てきたのは充分満足のいくヤツで


久し振りにみた
こういう鉄板プレートにのった料理
そして久し振りの肉の塊


20100527-1.jpg



もう殆ど無言で食べつくした


味はといえば


まあビーフよりも肉の繊維がしっかり残るけれども
それでも噛み切れない程イライラしない間に解けていく

堅いバフと柔らかいビーフのちょうど間な感じ







それから僕達は色んな店を見て歩き
ヤクウールだなんてのを物色したりして時間を潰した


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そしてもう一つ行こうと思っていた場所へ向かう





それは僕達が前回カトマンズを離れる直前に出会った人のお店





売店でチャイを買って飲んでいると
そこに白い楽そうなカットソーを着たおにいさんがやってきて
綺麗な英語で話し掛けてきた


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そしてこっちが聞く姿勢を持つとわかると
彼は一気に喋り出した


その話はかなり深い所まで行って
彼の持つ真理の話までになった

彼の幼少期の辛い過去や今五体満足である事に対する感謝
そして自分が出来る事を今精一杯やろうとしている事


今彼はオーガニックをテーマに服や鞄それだけではなくて
頼まれればなんでも作るという事をやっていた


日本ではもう言われ続けて
過食気味の感がある地球環境やらオーガニックやらの言葉だが

壮絶な過去を持ち今ここに居る事に感謝しながら
しっかりと今は自分と周りを見据えてやっている彼から
マントラなんて言葉を交えて聞くと
不思議といやらしい感じも無く素直にその話を聞ける


すっかり彼を気に入ってしまった


もっと彼とも話したいし
その時は立ち話で実際に彼の店に行って話を聞けなかった

ので今回は是非寄って見たかったのだ







彼はちゃんとそこに居た






彼の店は
想像通りの柔らかい感じのお店だった


20100527-4.jpg


竹で作ったというカットソーやジャケットが掛かっている

どれも日本にあっても
欲しくなってしまいそうな物


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彼とそこで話をすると
また彼は深い深い所にまで話を持っていった





そんな彼に突然旅から帰ったらどうするんだい?って聞かれた




うーん、、、



それは本当に大問題なんだよね

常に考えてはいるんだけども
ここにいるとどうしても想像の域を出なくて、、



少し考えてから
でも沈黙もこの気持ちの良いコミュニケーションには合わない



「まだ全然決まってはいないんだ」



まずそうやって口にする
それから自分でも想像していなかった話の持っていき方をした



「でも今一番興味がある事はハッキリしているかな」



何でこの話にしたんだ?
自分でもわからないがちゃんと次に何かを言おうと
口は開きかけている

自分が自分自身に興味があって
そのまま僕は僕の言葉を止めずに待った



「relationship」



関係性とでも訳すべきか?

何かと何かの関係性
人でも物でも


ああ、確かに間違ってない
自分で無意識に言った事に妙に納得する


そして調子に乗った僕はさらに続けている




関係性


例えば僕と君が出会った

そこには最初は純粋に何も無い
でも出会う事で何かが起きる

そこに感情が生まれる

今僕と君の間には出会った瞬間から何かの関係性が始まっている


今僕と君の間には凄く良好な関係が築けている
でももしかしたら最悪の関係性になっていた可能性だってある


果たして


そのスイッチって何処にあるんだろう?


そこに凄く興味がある





そういう事をめちゃくちゃな英語で
何とか必死に伝えようとした

そしたらパルディンは凄くよく反応してくれた
特にそのスイッチという所に










宿に帰ってベットに寝そべって天井を見上げながら

その事を思い出す




関係性ってなんだろうか、本当に




出会った時、第一印象が一番大事とはよく言われる

確かにそうだと思う
それがその後の関係性に大きく影響する

じゃあその第一印象に左右するモノは一体どの時点なんだろう


出会う直前の周りの環境や二人の心境だろうか
まさに出会った瞬間だろうか
それとも出会った直後に起こった事だろうか


そこにスイッチがある筈で

そしてそれまで何も知らなかった二人
何も無かったらそのまますれ違う
でも出会う時もある訳で
そこに差があるという事は何処かにスイッチがある訳で
そして誰かがそのスイッチを押す筈で
じゃあそのスイッチは誰が押しているんだ?

どっちかか?
二人とも?
それとも誰でもない誰か?




でも




そんな不思議なモノなのに
この世界はそれらのマトリックスで出来上がっている

この世界を旅していてもそうだ

色んな所で色んな人に出会う

出なかったら到底出会わなかった


じゃあ旅に出た事がスイッチ?

そんな事は無いだろう





一体何なんだろう




やっぱり興味深い





幸せな一致

僕達は今日ネパールを経つ

次の行き先はやはりインドだ




遂にやってきたインド



前に東南アジアを廻った時にある人に出会って

「インドに行くなら最後にしておいた方がいい」
「インドに行ってしまったらもう他に何処にも行けなくなる」

別に忠実に守っていた訳ではないが
何となくずっと行きたかったけれども
後回しになっていた



そんなインドに遂に行く事になった







カトマンズからインドに下りるルートはいくつかあって
大まかに大別すると三つの王道がある


その中の二つはガンジス川の流れるバナラシへ向かうルート
もう一つは東にそれてダージリンに向かうルート


ダージリンはインドであってインドで無いと言われる
標高が1500m程ある山間の街で
涼しく人も全然違って優しい街だという

バナラシはまさにザ・インドという場所
ガンガーで沐浴する場所といえばここ


ダージリンへは殆ど一日
バナラシへは途中に都市もあって
そこまで長距離の移動にはならない


大体の人はバナラシへ下りていく

暑いのを避けたい人やインドの喧騒に疲れた人などや
山が好きな人などはダージリンに行く事になる






ただ、僕達はそのどのルートも取らなかった





ダージリンのさらに奥

シッキムのガントックという場所へ向かう





インドを見ると逆三角形の中で東の頂点から一本の腕が出ている
その腕の真ん中辺りに力瘤のように
一つぼこっと中国の方に突き出ている場所がある

そこがシッキム




ダージリンと同じく山間部で
インドであってインドで無いと言われる場所

その県に入るには許可証がいるし
パスポートもいる




何でそんな所に行くのか




遂にインドに入るというのに





それは前日のパルディンとの出会いに寄る





彼の出身はシッキムなのだ




彼が熱心に話す間にシッキムの話がたまに出てきた
そして彼は僕達に凄くそこを勧めた




僕はどちらかといえば行きたい所にあまり固執しない
いやする場所もあるけれども
すべてではないし

こうやって人との繋がりから
何かが生まれてそこに流れていくというのが
そしてそれが出来ているのに
たまらなく幸せを感じたりする


パルディンの事を気に入っていたし
何より彼がそうやって育ってきたその場所を見てみたい




パルディンと話し終わって
愛二と二人でルートをどうするか話をした




僕達の中では始めはバナラシに行くルートにしようかと言っていた

よく僕はもともと固執していない物だとそういうのをあっけなく代えて
というかそれよりも興味深い物がぽっと目の前に現れてきたら
食いつかないと気がすまないタイプで
こっちでもいいんじゃないか?とか
こうやって勧めてくれたんだし、折角だし、、
みたいな感じでフラフラしてしまう

いや、元々こうするって言ってたんだし
それしたらその後無理が出ますけど

っていつも強くそんな僕をたしなめてくれるのが愛二である



パルディンの店から戻ってくる時
僕の頭の中にはシッキムがあった



さてどうしたものか



こんな直前



しかももしかしたら愛二は全く興味すら沸かなかったかもしれない
何だか普通に反対される気がする
うーん、このまま言わずにバナラシのチケットを買って行くべきか、、

インドのルート、、
まだ全くしっかり決まってないしなぁ

南インドまで行くとしたら
僕達の一ヶ月半のインド滞在ではきつきつになってしまう

すぐにバナラシ行ったとしてもそれはそうだ
だったら南は諦めてシッキムからコルカタに下りて

後は北インドに絞って
そうしたらバナラシにも行ける

ただ南インドで再会しようといったオッキーとは会えなくなる




うーん、、、




でも、もう我慢できないし
何より今一緒にいるのに
想いを吐き出して相談しないでどうする!




と思い切って言う




そうしたら愛二も実はシッキムに興味が沸いているというじゃないか



何だか嬉しくなる






こうやって一緒に旅をしていて
でも勿論興味の対象は違うから難しい面も出てくる時はある

それはことにルートの時がそうだ

自分の興味に直結しているのだから
それはそうだ


でもこうやってふと飛び出した物に
お互いに興味が共通して
二人で満願一致してある場所へ向かう事になるのは

想像以上に気持ちが良い事だ


何より一緒に旅をしていて良かったと思える








と、そういう訳で僕達は20時間のバスに乗り国境へ向かう
そしてそこから5時間のジープで山に入りシッキムへ向かう





ネパールさようなら


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街を去る時

遠くに白い山が見えた


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沢山の思い出が出来た
それも大きな



幸せなのは
そんな大きな思い出を持ちながら

次への明確な目的がある事


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さあインドへ




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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
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