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自分のリズム

[20100727-2]






シリアの首都ダマスカスはアンマンの運転手が言っていた通り
アンマンよりも随分と大きいような印象を受けた
交通量は多く近代的なビルも多く建っている

それでいて歴史は有史9000年を誇るアンマンよりも
さらにさかのぼってなんと10000年にもなるという


僕はどうしてもたまに北米の数百年の歴史に対して
得意顔になってしまうのだが
東や南アジアの諸国も数千年なのだから
ハッキリ言って万年の歴史なんぞ検討もつかない


ここダマスカスには

『世界一古くから人が住み続けている都市』

という別名もあったりするそうだ


中東の歴史がまさかここまでとは
正直恐れ入った

















と、同時にやはりワクワクする



『知る』と同時に『体験する』事が出来るのは旅の醍醐味だ

しかも予定は決まっておらず
懸ける時間も自分の裁量次第



僕は宿探しを早々に済ませて荷物を放り出してから
身軽になって外に散歩に出かける

久々に全く一人になったというのもあって
今日だけは宛ても無くぶらぶら
ゆっくりじっくり満喫しようと思った

自分のリズムというのを思い出そうとしたのかもしれない








別に遠くに行く予定も無く
というか、またしても何も知らずに何も見ずにやってきたのだから
予定などある訳がない

宿の周りに広がる路地を無作為に選んで歩き回る






うねうねして細い路地を進んでいくと
あれ?また五叉路に戻ってきてしまった
今度はまた別の道に入ってみようかなあ
またそこもうねうねしてて
あれれ?またこの五叉路、、






迷路みたいな道とそこにひしめく小さな商店の景色は
日本の街並みを思い出させた





よくカメラ片手に散歩していたのを思い出す

子供の頃は家の周りや池袋
思春期になれば渋谷とか新宿とか
ちょっと大人になれば恵比寿とか目黒とか
高円寺とか吉祥寺とか西の方もいいな
はたまた谷根千に上野とか

結局カメラは持ってきたはいいけど
歩くのが楽しくて
歩くのを止めるのが億劫で
全然写真を撮らずに冬でも汗びっしょりで家に帰っていた


そしてきっと
そのまま僕は日本を飛び出して歩き回っているんだ

ちょっと長めの散歩


















いつの間にか僕の中での目印となっていた宿の近くの五叉路
そこにサンドイッチ屋があった


何度前を通っても行列の出来ていて気になった
といっても日本のラーメン屋さんみたいに整然と並んでいる訳ではなくて
セリ市のようにみんなショーケースに群がっている


みんなが思い思いに注文をしている
家でパーティーでもやるのか大型オーダーをしているらしい男もいる

きっと順番を抜かされていたりもするだろうが
僕はじっとどういうシステムになっているのか眺めていた
だってみんなの手際が良すぎて初見ではなかなか入る隙間が無い


20100727-2 (5)



ショーケースには野菜や肉がそれぞれ並べられていて
それらを選ぶと、カウンターの内側にいる中学生くらいの男の子が
手馴れた手つきでクレープと紙を敷いて
その中にオーダーされたトッピングを入れていく

細長く野菜や肉を並べると
くるくるっとクレープで巻き込んで完成

その一連の作業のテンポが素晴らしい


それはそうだ、
10人はカウンターの前に群がっていて
みんな大体複数オーダーをしている

それをオーダーの注文受付に
サンドイッチ作成にお金の遣り取りまで
全てこの中学生くらいの子一人でやっているのだ

やり込んで極めていない限り
任されてはいないだろう










段々とシステムを理解し始めてもまだそこに入れないでいると
隣に居たオジサンが話し掛けてきた

「オーダーするのか?何が欲しいんだ?」


『下町は厳しいだろ
 でもヨソモンだろうとこっちのルール守ってくれたら
 別に冷たくする訳じゃないんだよ
 むしろ心はあったけーぞ』

ちょっと得意げな笑みを見せるオジサンは
そんなふうにも言っているように見えた

というかオジサン(他の人も)は英語は全然喋れないらしい
だから実際は『オーダーを代わりに頼んでくれる』というのも
僕の想像でしか無いのだが
オジサンの笑みはそうだという確信を与えてくれる



実際僕がショーケースの中で欲しい物を指さすと頼んでくれた

手際良く中学生がクルクルと巻いてカウンター越しに渡してくれる
予めオジサンに教えてもらった値段分のコインを彼の出された手に渡す


『美味いぞ
 良かったな、あんたは運がいい
 ここはここらで一番いい店なんだ
 オレのヒイキの店なんだから間違い無い』


と言ったと思う、きっと
オジサンは十個くらいのサンドイッチを袋に下げて
僕の肩を叩きながら笑顔で見送ってくれた


20100727-2 (6)












また別の所でも行列が出来ている
覗いてみたら黄色いシャーベット状のモノを売っている

英語で話した所でラチが開かないからもう直感で並ぶしかない
というかこの暑さの中、シャーベットなんて洒落てるじゃないか
しかも安いし


それはレモンのシャーベットで
お決まりに頭をキーンとさせたけど
刺激と酸味が熱で朦朧としがちになる頭をシャキっとさせてくれた


20100727-2 (4)


ついつい僕は帰りがけにももうひとつ買ってしまった










年代物のピンホールカメラやネジ巻き電話や
表現すればアンティークであり
言っちゃえばガラクタが山のようになっているお店


20100727-2 (2)


パソコンを一台組み立てる為の部品
マザーボードやファンとか
何やら見た事ないものまでを揃えているお店


20100727-2 (3)





色んなお店が全部ちっちゃくてぎゅうぎゅうに詰まってて
楽しくて楽しくて仕方が無かった

殆ど何も勉強せずにやってきたシリア
その初めの都市ダマスカスでこんなにもどっぷりハマる事が出来た


20100727-2 (1)













数時間中東の太陽を頭の上に浴びながら歩いていたにも関わらず
宿に戻ってくる足取りは軽かった

自分のリズムで歩けたという事が良かったのだろうか
それともこのダマスカスの町が良かったのだろうか


どちらにしても僕のテンションは高かった
兎に角何か日頃出来ていない事をこなすチャンスだ
とばかりにリュックの中から日記帳を取り出す

パソコンをインドで盗られてから付けている日記
それが既に随分溜まっている



宿の共有スペースは吹き抜けになっていてとても気持ちが良い

真ん中に据えられている噴水は吹き出してはいないが
水がちょろちょろと流れ
風がその水面をなめて模様を作る

この空間では音はとても透明でキレイに反射する
みんなそれを意識してかしなくてか静かに過ごしている

そうすると前に座っている老夫婦と思われる二人も
何だか意味深で神秘的に見えてくる


20100727-2 (7)




日記を書いたり想いに耽けるにはもってこいのスペース
僕も日記だけではもったいないとリュックからメモ帳や世界地図や水も
色々なモノを持ってきて机に広げる










さあ、贅沢な時間を過ごすぞ












そう決めた時、後ろから声を掛けられた

日本語だ





彼こそは今後の僕のシリアの旅においてのリズムを決定付ける
ゆうや君であった

ここから僕の旅のリズムはまた大きく変わる








そう、

自分のリズムを楽しむなど
旅においては実は僅かな時間なのだ

むしろ人生においてそんなモノはもしかしたら幻想なのかもしれない

一人で生きるなど無理な話なのだから








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国の境目

[20100727]







ヨルダンとシリアの国境は噂通り厳しかった






イスラム諸国は宗教上の理由からイスラエルと激しく対立している
例えば、国民に対してイスラエル自体への入国を禁止している


前のブログに登場したマレーシア国籍のヤン

マレーシアもイスラムを国教としている為に
彼のパスポートにはイスラエルだけ入国不可という禁忌が書かれていた

これは当然イスラム教国を多数抱えるアラビア半島でも同じ事である
そしてこの解釈を自国民だけでなく世界の人々にも当てはめており
イスラエル出入国経験のある外国籍の人に対しても
協同してイスラム圏全体への入国を拒否している


ヨルダンもシリアも共にイスラム教国であり
上の理を追随しているのだが両者には立場の違いがある









ヨルダンとシリアは歴史上深い関係がある

大シリア主義という思想があって
シリアを中心としてヨルダン、レバノンなどを含む地域は
文化を共有していている

であるのに国境は厳しい




それはまさにイスラエルの存在




シリアはイスラム社会の悲願
『打倒イスラエル』の精神の先頭に立っているのだ
中心というよりも位置的に斬り込み隊長としての意味合いが強い

いまだに『聖地』を奪還できないシリアに対して
イスラム社会全体からの強いプレッシャーがあるという



といっても接している面積で言えばシリアよりもヨルダンの方が大きい
ヨルダンが急先鋒になってもよさそうなものだが
実はここにはカラクリがあった








アンマン郊外
例のツアータクシーで砂漠の一本道を走っている時に
フェンスに囲まれた場所を通った

快調に飛ばしていた運転手もここではスピードを落としていたので
どうしたのかと聞いてみると、なんとアメリカ軍基地という



日本でも有名だろうサウジアラビア王室とアメリカとの癒着とは別に

なんと、このアラビア半島
イスラエルのすぐ近くそしてイスラム教国に
こんなにも大きな大きな米軍基地があったとは!!



運転手は続ける

「ヨルダンは他のアラビア諸国とは違ってあまり石油が出ない
 米軍に土地を貸す代わりに多くの金を毎年貰ってるんだ」



本来イスラエルはイスラム教国である
レバノン、シリア、ヨルダン、エジプトに囲まれているにも関わらず
陸路での入国が可能な道(裏技のようなものだが)が二つある

その内の一つがヨルダンである

国内に米軍基地を置く
戦略的政治を行うヨルダンだからかもしれない




実はアンマンにはイスラエルから戻ってきたり
これから行こうとする旅人が結構いる

『イスラエル出入国者はいかなる者もイスラム圏への入国を許さない!』

なんていうのはただ形式化しているだけのようにも見えるが
みんなの期待を背負っているシリアはどうもそのようにはいかないらしい


という事で歴史的にも関係が深く
思想も同じようでありながらヨルダンーシリア間国境は厳しい
特にそういった外国人に対して














僕も国境でストップをかけられた

係員はパスポートを全ページしっかりめくる
それぞれのページに目を凝らす
イスラエル出入国の痕跡を探しているらしい


それで終わりかと思いきや

「少し待っていろ」

といきなり僕のパスポートを持って裏へ
そのまま40分程放置された


あの、世界でもトップと言われるくらいの信用を誇る日本のパスポートの力が
ここでは全く通用していない

窓口の前にはフランス人、フィリピン人、スペイン人など
僕と同じ様に待たされた人々がいた














みな一様に静かに待っている中、軽く騒動が起きた


僕の前に並んで待っていた40歳前後のスペイン人が窓口で声を出した

「そんな馬鹿な!」

すると建物の入口から軍の関係者らしき人が現れて
彼の両腕を掴んで引っ張って行く
彼は離されていく窓口に向かって後ろ向きにさらに大声を出した

「カタールでもヨルダンでも大丈夫だったんだぞ!」


その言葉に答える者は誰も居ず
ただ建物の中をこだました


さすがに僕は心の中で

『マジかよ、、』

と少し焦った










その後に無事にスタンプを押されて僕のパスポートは戻ってきた
僕はまだイスラエルには行っていないし当然の権利だ
むしろ待たせすぎだ、と係員から乱暴にパスポートを取り返すも
そんな強がりでもさっきの男の叫びはなかなか消えない










この旅の中でここまで『国境』を感じた事は無かった








有難い日本国のパスポートに感謝した事は幾度とあるし
多くの国との友好的な関係を築いた先人達の努力を無にしないよう
行く先々でその名に恥じぬよう務めているつもりだ

沢山の場所を渡り歩いている事が出来ている
この恵まれた視点のお陰でその先の『平和』という理想が垣間見えてきたりもする

平和主義者な訳ではないが
様々な違いがありながらも地球上に同時に存在するという
なかなか見い出せない事実を感じれるというのは幸せではある



だが、それだけを体験する訳が無い



同時にひしめき合う『平和』が存在すると同時に
そのままひしめき合う『対立』も存在するのは自明

自分の生活している場所とは別の所で確かに対立が存在している
それは皮肉にも世界は広いという実感にも繋がる





日本がある東アジアにおける対立とは別の対立をここで実感した事は
強く心に残った













国境はまさに

色々な事情を背負った国の境目なのだ











感情カタパルト

[20100726]








目を覚ましたら既にヤンは旅立っていた
移動の途中のアンマン一泊、と聞いてはいたが

これぞまさに嵐のよう
果たして本当にヤンという男に出会ったかどうか
眠気が残る頭では彼が幻の様に感じてしまう



ただそんな僕にはちゃんと現実に戻してくれる目覚まし時計がある





「あら!!彼、本当に行っちゃったのね!」





ジョクリーンは起きてすぐに元気一杯だ

あまり睡眠時間は無かった筈だが
一日を楽しみ尽くそうとする意気込みは
朝一から全開だ








アンマンから西へ
イラクとの国境手前まで広がる砂漠に
ポツンポツンと建つ5つの遺跡群を回る

ジョクリーンはとても張り切っていた
どうやらそれらの砦や神殿にはまた神話や言い伝えがあって
彼女の大好きなネタらしいのだ



今日も砂漠の中を
ジョクリーンの大音量で溢れるタクシーがひた走る
















全く予備知識無しにやってきたまず一つ目の遺跡
どうやらヨルダンという国は文化遺産に対して随分と積極的みたいだ
丘の上と同じくゲートがある


20100729 (1)


資料館の併設された管理棟をくぐり抜けるとその先には砂漠が続いていた



視界一杯黄土色



そして少し盛り上がった地平線に
一つだけでーんと構えているモノがあった


20100729 (2)







遺跡への興味うんぬんでここに来ていなかっただけに
この景色に一気に吸い込まれた


これぞ僕の砂漠のイメージ
アラビアのイメージ

勿論砂丘の連なる砂砂漠とは違い岩石砂漠ではあるが
シルクロードを渡る隊商がある街にやってくる時
先にやはり黄土色の角張った建物を見る

これが僕の持っていた砂漠のイメージだった

砂砂漠はどちらかというと全く生命、人を拒絶した景色
こっちは言ってみれば砂漠と人が共にある時のイメージ

人が砂漠で生活しているという景色


20100729 (5)












丘からアンマンの街を見渡した時の感覚を思い出す

いやあ、ジョクリーン、あんた凄いよ
またしてもこんな場所に連れてきてくれるなんて


ジョクリーンも顔が火照っていて興奮しているようだ
二人で立ち止まっては写真を撮り
溜め息をついてはまた歩きだしてを繰り返した













砦の入口にはいかにもという格好をした男が一人立っていた


20100729 (3)


いかにも過ぎて目の錯覚かと思ったが
向こうから話し掛けてきた

砦を案内するという


アジアでもよくあった
勝手についてきて案内料としてお金をせがむというやつではないだろうか

ジョクリーンもそうだと思ったらしいが
ただ無視をして通り過ぎようとした僕の対応とは違った

ころころと会話を転がせてうまく案内させる
お金を払わない意思表示もちゃんとする
日頃ただただ喋っているわけじゃない
言葉巧みとはこの事か


20100729 (4)




ガイド付きだとやはり何気無い所にも気が付けて
ただ歩き回るよりも『この場所を歩いている』という意識が高まる

扉の周りにあるギザギザはイラクの装飾文化
部屋の配置はシルクロードの宿場町の典型的様式
壁に開けられた斜めの穴は古代のエアコンディショナー

果てはアラビア語で名前をどう書くかも教えてくれる


20100729 (6)


「さすが、よく知ってるわね」

僕達が茶化すと

「そりゃそうだ、俺は政府からここを任されている
 砦の王様だからな」

最後までそれを言い続けた













なんと次の砦にもそんなやつがいた




20100729 (7)



世界遺産にも指定されているという遺跡
ここの壁内部には貴重な絵画が残されている


20100729 (8)



この遺跡のゲート横にはテントがあって休憩が出来る
チャイやコーヒーを飲みながら沢山の人がくつろいでいた



20100729 (9)



そこにはまた白いガウンを着た男
怪しい口ひげをはやして僕たちに近づいてくる

こっちの男はどうやら軟派タイプらしく
異様に馴れ馴れしく話しかけてくる
というかジョクリーンを口説き出す

ジョクリーンも口が上手いからノるノラないの微妙な駆け引きをする
すると男は刺激されたのかどんどんと突っ込んできて
他のお客さんほったらかしてジョクリーンを隣のテントに誘い出す

数分だったがジョクリーンが帰ってくると
大きなトルコ石がいくつもついたネックレスをつけている


「何だかくれたわ
 ちょっと程々にした方がよさそうね
 今のうちに行きましょう」


本気だったのか
ちょっとびっくりしながら僕たちはタクシーへ戻る

他のお客の接客中だった彼は
急いで飛び出してきて見送りに来る


「おお、私のフィアンセ、いつでも帰っておいで
 王女の席はいつでも空けておくから」


彼はずーっと自分の事を『砂漠王』と言っていた















そういえばタクシーの運転手も
さっき、僕達の『なんでそんなに物知りなの?』という質問に
『俺はこの砂漠の王だからな』なんて言っていた

二人でそれを突っ込むと運転手は

「ああ、ヨルダンの砂漠にはあっちこっちに王様がいるよ
 冗談じゃなくて本気でどいつもこいつも思ってる」

と笑いながら言っていた

















帰りのタクシーでジョクリーンと次の予定の話になった

僕はヨルダンを南下してもう一つの目的地ペトラ遺跡まで行くつもりだった
ジョクリーンも砂漠の真ん中で行われるというイベントに行くという

ペトラ遺跡の後、また北上してきてシリアに行こうと思っている
という話をしていると運転手がここで反応してきた


「シリアはいい、本当にいいよ!」


あの物知り運転手がべた褒めしだした


「ここヨルダンと違ってなんでもある
 ヨルダンなんてアメリカ軍基地と砂漠しかない
 シリアのしかもダマスカスは
 本当に何でも揃っているし楽しいし
 そして何より安い」


ついつい『安い』という単語に反応してしまうのだが
今回はそれだけでは無い
何より彼の推薦だ

ジョクリーンも悩み出した
二人でうーんうーん唸りながら宿に帰った

















運転手と別れてから僕は決心をした
明日、シリアのダマスカスに行こう


ここ数日ヨルダンにおける出費は
想像よりも随分と足が出ている

それもあるし
何より一度頭の中に現れた沢山の妄想が抑えられない




ジョクリーンに告げる

彼女は結局南の砂漠のイベントに行く事にしたようだ
ドイツにいる時から楽しみにしていたみたいだ






最後に宿の前のお店で食事を摂る事にした






テーブルに色々な食材が乗っている
向こう側のジョクリーンを見ていると
何だか沢山の所を通って遂に明日お別れのような気がしてしまうのだが
実は出会ったのは昨日の昼なのだ


お互いが動き続けている旅の中は
不思議な時の流れ方をしているのだな

いや、旅という事でくくってもいいだろうが
正確にいえばそうではなくて
思い込みの強さ、印象の強さ
によるだろう



ヨルダンをたった二泊で去る事になるとは思いもしなかったが
一週間居たUAEよりも沢山の場所を観光した気分だ

これが時間の密度という事だろう




全ては彼女のお陰


20100729 (11)





これからも彼女といればもっともっとこれからも
楽しい景色を見せてくれるかもしれない

そんな想いを抑えて別の場所へ向かう

想い入れが強ければ強いほど
抑える力は必要になる



だから『別れ』はかくも感情に触れ
『旅立ち』は力強い





そして強い気持ちを得て弾き出る






次の場所にはきっとその感情に見合うだけの何かが表れる

大きく打てば大きく
小さく打てば小さく

その時々の感情で表れるモノは変わる
それがこの世界というモノだろう











何だか上手く事が運びすぎていて、
考え出せば疑い出して、
疑え出せばきりがない

でも、もうこのジョクリーンという人が宿の回し者だったとしても構わない


僕はハッキリとした意思を持って飛び出せるのだ
感情のカタパルトによって


モノは考えよう
ヒトは出会いよう





このヨルダンを離れ
新しい世界へ



20100729 (10)







流されに流され

[20100725-4]






ジョクリーンといると
『ゆっくり』とか『のんびり』とかいう価値観を忘れてしまう















丘の神殿見学の後、僕たちはローマ円形劇場の傍までやってくるが
周りが工事中なのか高い塀が囲んでいて入口がどこなのかわからない

僕が入口を探そうと色々と小路を覗き込もうとすると

「やばい!時間が無い!!」

なんて叫んで僕を引っ張って街へとんぼ返り



結局迷って人に聞くも今日来たばかりで目印を何も知らない
確か大きなモスクが窓から見えたような、、

このアラビア社会でモスクなどそこら中にあるから目印にもならないのだが
それにしがみついてなんとかツアー出発時間の30分遅れで宿に到着

安心するのも束の間
無事に着いたと言っても遅れは遅れなので座る間も無く出発
幸いな事にツアー参加者は僕たちだけだったので
運転手も特にイライラする事なく僕たちを迎え入れてくれた


が、さあ出発となった時にジョクリーンの一声

「待って!!」

まだ私たち何も食べてないじゃない、向こうの売店でシュワルマ買ってくるわね、
と言い残して車を飛び出す

常に落ち着かないとは気が利くという事でもある
いや、数打ちゃ当たる、か


















タクシーの運転手は職業柄か本当によく物事を知っていて
色んな事を教えてくれる

ヨルダンとアメリカの関係
アラブの結婚観
イラク情勢
サウジアラビア人富豪の豪遊ぶり

穏やかな初老のお祖父さんでジョークを交えながらやんわり喋る
そしてよく笑う


そして、、

相手が物知りというのと彼女自身の豊富な知識欲は
ジョクリーンの本領をここで発揮させた

ジョクリーンは気になる所をどんどんと突っ込んでいき
運転手も手際良く答えていく


僕は既にジョクリーンと行動を共にする事を受け入れ、
会話に無理に参加せずとも知りたい事をどんどんと聞けて
それで快適なタクシーで大好きな砂漠を抜けて行き、
さらに目的地まで直で運んでくれるのだからこんなに素晴らしい事は無い、

終始うんうん頷きながら話を聞いていた
























「あら、もう着いちゃったの
 意外に近かったわね」



喋りっぱなしてたのだからそう思うのも無理はないだろう
ともあれ無事に死海へ着いた


ちゃんとした駐車場があり三人で降りて向かうとゲート

嫌な予感は的中、『入場料』
全部込みと言われていたのにここでチケットを買うという
さすがにジョクリーンもこれにはびっくりして声を上げた

が、人間ブルドーザーは止まる事を許さない
抵抗する事も無くお金を払う
きっと彼女は少し愚痴りたかっただけだ



中には入ればお金を払うのはごもっとも
プライベートビーチになっていてバーやプールまである

20100728 (1)


死海沿岸にはホテル付きプライベートビーチが沢山あって
そこに一般の人もお金を払えば中に入って楽しむ事が出来る

まあ、その合間合間に隙間があって
無料で死海を体験出来るポイントがあるのは
後で知った事だが















目の前には、あの『死海』が広がっている


20100728 (2)




、、のだが、想像とは違ったリゾートビーチのような人混みと
そして何よりジョクリーンの大声で落ち着いて眺める間など無かった

「さて入るよ!」

果たして浮くのかどうか、という緊張感など全く無く
ジョクリーンがドシドシ入っていって浮く事を見事に証明してくれた


20100728 (3)



有名らしい泥パックも塗りたくられる
一人で来てたら間違いなくやってなかった


20100728 (4)














彼女は泳ぎ疲れたのかベンチに座った
珍しく押し黙っていると思ったら
周りが暗くなってきて向こう岸にネオンが灯り出す


イスラエル、エルサレムの光


20100728 (6)






今日、このリゾートで沢山の観光客に話しかけられた
みんなバカンスに来ていたが
イラクから来た人、サウジアラビアから来た人そして勿論ヨルダン人も

この世界と向こうを隔てる死海



20100728 (5)




















黄昏の時間に充電バッチリ
帰りのタクシーも大爆発だったジョクリーンは
この初老の運転手が随分と気に入ったみたいで
次の日の砂漠ツアーを申し込み僕も誘う



勿論参加を表明します










タクシーを降り、宿の玄関まで来て一気に肩の力が抜ける

部屋に帰ったらあの整理出来てないリュックが、、
もう今日は何もしたくない、
そのままベットに倒れ込んでやる

一度ベットを想像して抜けてしまった気力
急いでかき集めて最後の一踏ん張り、と部屋の前に立つ


「あら?電気が付いてるわね」


と言いながら部屋に入るジョクリーンに続いて入ると一人の男が部屋にいる
相部屋なのだから突然人が増えていて当たり前なのだが
ビクッと身体が反応する

ジョクリーンもビックリしたみたいだが
こちらの反応は僕のとは違うようだ
自分のベットに腰掛ける前にもう既に今日の昼僕にしてきた
あの質問攻撃が繰り出される

「うーん、、可哀想に、、」

というふうにはならなかった
かと言って

「いやあ、助かる」

ともならなかった




何故ならヤンと名乗るこの男
ジョクリーン以上によく喋る









何だかジャッキーチェンの映画に出てきそうな
浅黒いアジア系の顔で狐目
そして長く伸びるドレッドパーマの髪

アメリカのシカゴで働いていて
会社の出張がてらそのまま休暇をとって
母方のマレーシア、そして父方のブルネイに里帰りの途中アンマンに寄った

というのを聞かれもせずに一気に喋る
あのジョクリーンにでさえ間髪与えない

声量はまた大きくそして間にジョークを連発し大笑いする
英語もひたすら砕けてて早く
見事にアメリカン




「実は俺国籍はマレーシアなんだけど、ほら」


といってパスポートのある1頁を見せてくる
そこには、


『このパスポートは全ての国で許可されています』


と書かれたあとに太文字で、


『イスラエル以外』


と書かれていた
イスラム教国のイスラエルの確執は知るところだが
まさかここまでとは思わず
しかも目の前でこうして体験する事は無かったので
興味を引いて、

「ほー、、」


と覗き込むと

「撮っていいよ
 あ!だけど番号の所は隠させてね
 いつどこで流出するともわからないからね」


なんて言ってきて指を添えて待っている
、、そしたら撮らない訳にはいかないじゃないか

もう全ては彼のステージ


20100728 (7)




いや、途中からジョクリーンも相手を理解し始めて
ステージに乗り込む



























あっという間に3時間、4時間、、

もう朝方
僕の安静は遂に半日以上も達成されずに終わる


振り回された、とはまさにこの事




荷物を整理するどころか着替えもできずに
そのまま大の字になって寝た















アンマンライフの今昔話

[20100725-3]








アンマン滞在は宿についてからスイッチが入ったように劇的なモノになり
そして、あっという間に過ぎ去った





チェックイン時があんな抜けた感じだったものだったから
その激しさに正直かなり面食らった

無理矢理頬を何度も引っぱたかれて
胸ぐらつかまれて身体を持ち上げられ
町中引きずり回された


、、と書くと彼女の印象がいくらなんでも悪くなってしまうから
程々にしておこう

実際は感謝しているのだから























同室になった彼女は僕が部屋に入って少しすると
物音に気がついて起きてきた

上体を起こした彼女を見てびっくり


で、でかい!!


下手したら180cmを超える僕と同じくらいじゃないか
と思えるくらい身長はもとよりガタイもしっかりしている

ちょっと気圧されていると
それスキあり!と言わんばかりに怒涛の口撃
今起きたばかりというのに、まあ、よく喋る

その大きさと勢いのイメージが
僕に舵を取らせる事を許さない


歳は顔から判断するに僕よりも結構上らしく
道端で立ち話をするおばさん的なノリかと思ったが
それでも彼女の言葉の選び方や発音は意外と丁寧である


聞いてみたらベルリンで教師をしているという
彼女は僕と気が合ったのかはよくわからないが
来たばっかりの僕を外へさんざん誘ってくる

一応彼女と僕の間で何処に行くかっていう話し合いがあったにはあったが
殆どは向こうの持ち込み企画で僕がそれに引きずられるという状態



まだ部屋についたばかりでリュックの整理すら出来てないのに

「ヨルダンに何しにきたの?
 どこにいくつもり?
 いつまでアンマンにいるの?
 これからの予定聞かせて?
 今日の予定は?
 今からどうする?」

という質問を一度に聞かれる
こっちは殆ど何も調べず、こっちに来てからゆっくり探す予定だったので

「いやあ、何にも調べてないんだよね」

っていってもその答えの意味がわからないというふうにスルーされて
また同じ質問を繰り返される
仕方ないから

「ヨルダンっていったらとりあえず死海とペトラ遺跡に行こうとは思ってるけど」

「死海、私イスラエル側からしか行った事ないから是非一緒に行きましょう!」

「そうだね、よかったら、、」

「じゃあ、決まりね!
 宿がやってるツアーがあるから今から聞いてきましょう!」



彼女のサイクルは早かった
宿の従業員の所まで行って値段を確認
今日の定員を聞き出している、、、




今日!?!?





まず移動日はゆっくり安静っていうのをやってきたので
それこそ目が飛び出た

一日ゆっくり街をぶらついて物価を調べる
そういう事もせずにしかも宿のツアーなどと、、!!!


が、既に時遅し


この値段が高いか安いか分からず
いやツアーなのだから高いに決まっているのだが
(個人タクシーをハイヤーして行くらしい)
彼女はどんどんと話を進めていく

自分としても曖昧とはいえ最初に「うん」と言ってしまった手前
なかなか途中で引き返せない

そのうちどんどんと曖昧な「うん」を重ねていき

「今更『いやちょっと、、』なんて言えない」
「気まずすぎる、、」
「ここで言ったらさすがに申し訳ない」

という想いが雪だるま式に大きくなっていき
さらに引き返せない想いが強くなる


ああ、これぞ『NO』と言えない日本人






バッチリと死海ツアーの申し込みを済ませると
彼女の顔はスッキリとしているが荒い鼻息は収まる様子は無い

その顔を見て一抹の不安を持ちながら部屋に戻る
ツアーは2時間後
もう気を使っている余裕も無い
早く荷物の整理を片してしまおう

あー、急がないといけない

重い身体に重い気持ちのままベットにドサッと座った瞬間


「ツアーまで2時間ね、この時間どうしようかな
 私今日の早朝来てからさっきまで寝ててまだ街を見てないのよね」







ビクッと身体が反応する
まさか、と思うセリフがしっかり後から付いてくる


「ねえ、この街のある丘の上に神殿跡があるの
 近くにローマ劇場もあるし
 街を見るついでに行ってみない?」


「はあ、、」


はあ、、じゃない!!また言ってしまった、、
しかし、やはり既に時は遅し

そんな曖昧な返事が通用する相手では無い
既に彼女は帽子を被り準備を始めている

もう何も言わずに
荷物もそのままに貴重品と帽子を取り出す




















歩きながらも彼女はよく喋った


「私来たばっかりで全然道わからないのよねえ
 これから行く丘の上の神殿はね、
 昔ここの王女様の為に作られた場所なの
 私そういうロイヤルファミリーの話とか神殿とかの話が大好きなのよね
 ここに今回来たのもその目的なの」


色々な不甲斐無い自分を思い返しながら
もう仕方ないじゃないか、という諦めで卑屈になる事をやめ
彼女の話をただただ聞いた






途中、道を聞くついでにコーヒーを飲もうと売店に向かう
まだ若い20代の青年とその弟なのか子供なのか
まだ10歳くらいの男の子がいるお店でエスプレッソを二つ頼んだ


20代の青年は軟派なタイプらしい、彼女になれなれしい感じで話しかけた
そうすると彼女は待ってましたと言わんばかりに喋り出す

はー、この人はほんとに誰に対してもこうなんだ

しまった顔になっている青年を見て
自分は知っているトラップに引っ掛かってしまった相手を見るような
いや、重責を誰かに譲った開放感というか、

兎に角一服という感じで
店の前のベンチに腰掛けて今来た道をぼーっと見返す







弟の方と打ち解け出して自分なりに楽しめ出してきたところで

「さあ、そろそろ時間がないから行きましょう!」

ベンチから立ち上がるその腰はえらく重かった












教えられた坂道を登っていくと
大きなゲートが現れた

「あら、入場料がいるみたいね」

はっきり言って僕の旅路においては
その時点でかなりアウトである


お金に敏感になっているものだから入場料という時点で身構える

世の中には素晴らしい史跡が入場料無しに見れたり体感できたりする場所がある
『ただ知っている』というのも考えもので
入場料を取るというだけで卑屈にもそこと比較したりする

しかも今回のこの神殿は彼女の独断と偏見によって
引きずられるようにやってきた得体の知れない場所であり
そこに物価のわからない今、、、


入場料などぉおおっ!!!





















と、僕のひねくれた心はここで限界突破したようだ


曖昧な「うん」は無くなり
何も言わずにお金を取り出して進んでチケットを買いに行く

受け入れたというよりは
吹っ切れた感じだろうか

こうなったらこの遺跡、いちゃもんつけたおしたるわぁ!
こちとら金払って重い腰おして来とるんだからなぁ!

ガルルルル、という感じで勇んでゲートをくぐり
前かがみに進んで行く



20100727 (1)














よく考えたら『遺跡』というのにやってきたのは
すごく久しぶりだった


黄土色の砂に同じ色の柱がポツポツと
よくギリシャやローマの遺跡の写真に出てくる風景が目の前に
このような遺跡を見るのはむしろ初めてだった










、、、が、戦闘態勢になって
いきなりここで受け入れてしまうなんて訳にはいかないのだ

という意地にしがみついてた、この景色を見るまでは













20100725 (6)
















頭が熱くなっててすっかりここが丘であるのを忘れていたのもあるが
この景色が突然目の前に現れた時、確かに僕は息を呑んだ

僕はこの町が、このような場所だとは本当に知らなかった
これほど『大きな街』だとは知らなかった



アンマンという名前は知っている
中東には大きな歴史が埋まっているのも知っている


でも『知っている』のと『見ている』のとは違うというのを
この時ほど感じた事は無い

それぞれ知ってはいたが理解の上で繋がっていなかった



20100727 (3)











例えばエジプトと言えば?
大体ピラミッドのイメージは出てくるだろう
これは正しいも何も無い
ひねくれ無しで正直にスパっとくるならこれだ

ピラミッドは遺跡であり古代の構造物である
今利用されている訳では無いが今でもそこに存在している


他方、エジプトに一度も行った事が無い状態で
エジプトの例えばカイロの街の風景を詳細に思い浮かべてみようとする

それは果たしてうまくいくだろうか


きっと四角い角張った土塀で
黄土色で白い布のオーバーオールみたいなのをみんな着て

いや、まさかそこまでいかないにしても
暑いだろうからみんな短パンでTシャツで
やっぱり砂嵐あるだろうから町中霞んでいるかもしれない

いや、まさか、さすがに人口も十分あるだろうし
エジプトの経済規模や歴史と世界的な知名度からして
十分近代化されているだろうから
現代的なガラスに包まれた高層ビルも何本も建っていて
スーツを着た人が行き交っていて




と、ここまできて


はて、これはエジプトの『イメージ』としてピンとくるだろうか
始点を問い返すと、うーむどうだろうとなる


現代が歴史とは違うというのはわかる
でも、どうしてもしっくりこない

それは観光者としての視点に立っているから、というのもあるだろうが
どうしても初めに得た知識から形成されたイメージは、強い







さすがにもう少ないだろうが
日本にいまだに袴を着て刀をさしてちょんまげを結った
SAMURAIが歩いていると思っている外国人がいらっしゃるのと同じだろう

彼らの意識はきっと
半分冗談だろうが
半分本気だと思う








僕だってエジプトのイメージと言われたら
ピラミッドがあってスフィンクスが居て
ラクダの隊商が歩いてる景色を見たら安心する

現代はビルが建ってて当たり前だけど
それでもそっちの方が安心する
人に写真を見せたり話をする時も安心だ


旅行先でお土産を買い忘れて
帰りの空港でお土産が買えちゃった時の嬉し悲しの気持ち

山奥の秘湯と言われる場所にローカルバスを乗り継いでたどり着いた先で
旅館の目の前にセブンイレブンがあったりした時の気持ち













今の世界は取り敢えず把握されているのは三次元空間であり
時間の概念を足して四次元空間

知識にもきっとこの感覚が適応できるのではないか

知識における時間的感覚
これの融合が大変だ



『歴史』の部分のエジプトと『今』の部分のエジプト
知識として『先』に得たイメージと『後』に得たイメージ



同じ『エジプト』というキーワードとして頭にはインプットされている
それが共通の場所を指しているのは知ってはいるが
どうしてもギャップを感じてしまう

この『ギャップ』
きっとこれこそ知識同士が融合していない
繋がりきれていない部分















このアンマンという場所

現在の歴史学では、人類が定住してから9000年の歴史がある
シルクロードや様々な物や文化の通過地点
歴史の表舞台に幾度と登場し、そういう意味で大きな都市


ただ現在は

日本に居た時であれば
中東で戦争があったり石油の問題があったりすると
世界中にニュースが流れるがその中継元がアンマンだったり

中東=石油=アラブ社会=イスラム
大雑把な方程式
でもそれくらいで、どうしても絵として上手く出てこない













そんな知識の時間差を埋めてくれる
それがきっと実際に来て見る、という事なんだろう





丘をびっしりと埋める、言ってみれば前代的なビル
見える限り続く


これは、、



名実共に、本当に『大都市』だ



20100727 (2)



















どれくらい同じ場所から眺めていただろう
後ろから彼女に声を掛けられてハッとする

「いけない!もう死海ツアーの時間までちょっと!
 急いで帰りましょう!!」

一通り神殿を見廻ってきたジョクリーンが汗だくでいた




僕の気分は随分と晴れていた

ヨルダンに着てすぐにこんな経験が出来るなんて
全部彼女のお陰と言えばお陰である


わかった、

もうあなたの言うとおりにしよう
ヨルダンではあなたについて行くよ








僕は彼女と小走りに神殿を後にした



20100727 (4)









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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

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