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ネガティブ思考

20120107-2












ジョーに手渡された連絡先を手に僕達は悩んでいた


何を悩む事があろうか
ただカメラを修理にオーランドにやってきた分際で
しかも心配された修理は一週間どころかものの5分で終わってしまった

残りはまだまるまる5日も残っているというのに
そして予定なんぞ皆無である


「誕生日パーティーをするコーヒーショップというかバーは
 この街で一番最高の場所なんだよ」


何故か誘われた時に言われた言葉がずっと反芻している


『バスが移動手段の僕達にとって夜バスでモーテルまで帰れるのか』
『そんなクールな場所に小汚い我々旅人が行ってもいいものだろうか』
『きっとファンキーな人達が沢山集まる中で僕達で大丈夫だろうか』
『誕生日パーティーなんて超内輪じゃないか』
『そんな所にふらっとヨソモノが行ってもいいものだろうか』
『ヨソモノどころか完全に旅行者じゃないか』
『そもそもあの一瞬のすれ違いで何故僕達を誘ったんだ??』


ネガティブな思考を始めればとめどない
それがもうご存知根暗のLANだ

結局ジュンコとあーだこーだ言い合い
最終的にメールは送る事にしたものの

『今日は誘ってくれてありがとう!
 でも僕達は本当に市内から遠い所に泊まっているし
 バスで帰る事になるだろうからちょっと心配なんだよね』

という何とも弱気で一段階引いたメールをする


それにしてもそんなネガティブな思考がありしも
また何故そんなメールを送るのか

一体自分は二年半も世界をほぼ何の縛りも無くフラフラしてきて
どうしていまだにこう後ろ向きな性格が確固たらしめているのだろうか

まさに自分が自分で信じられない瞬間である




















程なくしてジョーから返事が来る


「そんなの全然気にしなくていいよ!
 僕が迎えに行くし、帰りも送ってあげるから!」


何故そこまでしてくれるのか
というか何だか僕のメールが車送迎を催促してるみたいになってしまって
自分の中でまた卑屈な想いが重なる

そうして僕はまた返信した


「そんな申し訳無い!それにみんなが盛り上がっている時に
 途中でジョーに送ってもらうなんて申し訳なさすぎる」


またしても一歩引いたメール
人の優しさをいい事に一歩進まずにいる自分がいる






そんな彼はまたしても優しさ爆発のメールをくれる


「本当に問題無いって!モーテルの住所を教えて
 それから落ち合う時間を決めよう」


さすがの僕もここまでのお誘いは断れない
というか初めから断る理由など無いのだ
こうなって然るべきで
僕があーだこーだ時間を取らせただけである

まさにここで本当に『申し訳無い』









































結局待ち合わせ場所は僕達の都合に合わせてくれて
モーテルのエントランス前

約束の時間に6車線の中でも十分目立つ
昼間に見たのと同じ真緑の車がやってきた



いつもバスに乗ってどんぶらゆっくり市内へ向かう道を
ジョーの車は快適に飛ばす

ものの10分であっという間に市内に辿り着く


「それにしても本当にビックリだよ
 バスを乗り継いでさらに歩いてはるばるマイクの所にやってくるなんて
 君達かなりファンキーだよ!!」


そんな褒められる事では無く
本当に必要に迫られてやっているまでなんだが



そんな僕達なんかよりジョーの方がファンキーなのは
彼の風貌と、そして車の中を見れば明らかである


車の中はもう殆ど彼の部屋だった

ショルダーバッグは5つくらい転がっているし
何かの煮込み料理が入ったタッパがあって沢山の本に挟まれている
よく見たらリンゴとオレンジも挟まれている
勿論彼の仕事道具のカメラとレンズもあるし
全てを覆い尽くすようにアウターウェアがいくつも被さっている

ダッシュボードには手書きで何やらメモされたCDケースががちゃがちゃされ
間にメモ用紙がしおりのように挟まれている
何故か枯れ木が何本も刺さっていて
物理教室にあるような幾何学な形をした置き物が半分壊れてある
バックミラーには沢山のアクセサリーがぶら下がっていて
NHKのドーモ君が一番センターを飾っていた


ようはぱっと見『汚い』ようなのだが
どれも彼が愛情を持って集めてきたコレクションに見えるから不思議だ






















僕達はまずその誕生日会が行われているスターダストという場所に行く前に
ジョーの家に寄ってお腹に物を入れてから行こうという事になっていた

そこは大きな平屋建て
入ってみるとまたそこはファンキーでとても魅力的な場所だった


部屋を入るといきなり大きなオーディオセットに
そしてドラムセットが

大きなリビングルームの向こう側にはまた大きなテーブルが
そしてジョーの車の中と同じ様にもう層になって沢山の物が置かれていた


その宝の山を前にソファに二人の男性が座っている


ジョーと一緒に住んでいるグレイとジェイミー

こうやって言ってしまうと失礼かもしれないが
彼等はアメリカのハイスクールドラマに出てきそうな
僕にとって完璧な純粋『アメリカ人』な顔と服装をしていた

彼等は音楽をやっていて
これから行こうというオーランドで一番クールな場所スターダストでも
たまにライブをするのだそう




折角だからビールでも飲みながらちょっと食べて
リラックスしてからスターダストに行こうか

そういう話になって僕達は
ジョー達についていく形でバルコニーに出る





と、これがまたスゴイ場所で




20120107-2 (2)





三人が十分に生活できるスペースに
さらに20疊以上はあるだろうリビングルーム

そんな平屋のスペースよりもさらに広い裏庭がそこには広がっていた
公園にしかないような太い木まで植わっている


まさにアメリカンスケール


グレイが裏庭に出て枝木を拾ってくる
バルコニーの端にある暖炉のような物に入れて火を付けた
その暖炉は手作りだそうだ

そこでアメリカンキャンピングフードなるものを紹介されたり
僕達の旅の話をしたり
みんなの取って置きの宝物を見せてもらったりした











こんな自由で伸び伸びとした生活


憧れてしまう




20120107-2 (3)


























程なくして僕達はスターダストへ向かった

そこは確かにオーランドのオシャレ人を
自負する人達が集まってくる場所に思えた



カウンターにバドワイザーのタップがあって
ケチャップとマスタードの容器が並んでいて
壁際の小さなブラウン管テレビから
スポーツ中継が流れてくるような場所ではなくて

カウンターの裏には銀色に光るエスプレッソマシーンがあって
ショーケースには世界中のビールが並んでいて
真っ白のテーブルに真っ白の椅子
壁には写真集や歴史書にデザイン書が並ぶ本棚があるような場所だった









うーん、

やはりちょっと旅人としては肩身が狭い









けど、ジョーは本当に優しかった

どうしてもこういう所に来てしまうとみんなに話し掛けられて
ふらーっとはぐれてしまいがちになるが
彼はたまにそんな事があったとしても必ず僕達を見付けてくれて話し掛けてくれた

むしろ必ずみんなに紹介してくれたから
僕達は全然退屈する事は無かった




20120107-2 (1)















それにしても本当に面白い人が沢山居た
こんな場所にオーランドに来ていきなり訪れる事が出来たのだ
ジョーに感謝だ

そして出会った全ての人に言われた事は


「昨日オーランドに来てすぐにマイクに会うだなんて
 君達は本当に運が良い!
 そして今こうしてスターダストにいるなんて」


何だか本当にスゴい所に入り込んだのかもしれない




オーランド滞在を一週間にしたのが
こんな所で花開くなんぞ思いもよらなかった

僕達はこのコネクションを得てさらにあと5日もここにいれるのだ




















もう僕はいい加減ネガティブ思考をやめて
ガンガン飛び込んでいくべきかもしれない


いや、

むしろこういうネガティブ思考だから
こんな幸せな巡り合わせに出逢えているのかもしれない













、、こんな思考は果たして何思考と言うのだろうか












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秘密基地

20120107







『Kiwi Camera Service』


最初に訪ねたカメラ屋さんのオジサンが言うには
彼の店から10分くらいで行けるという

しかし、僕達は教えられた道筋を進んで行くも
一向にお目当ての道が出てこない


仕方無く途中のセブンイレブンに入って道を尋ねるも
店員さんもお客さんも知らない

途方に暮れていたら店員さんが電話を貸してくれるも
そこに電話を掛けたらなんともう今日は外出してしまうという
仕方無く次の日の午前中に行く約束をして渋々帰宅


帰り際ふと過ぎる不安

帰って調べてみたら見事に不安は的中
カメラ屋のオジサンは『車で10分』という意味だった

さすが車社会


「すぐそこだよ!」


みたいな感じでオジサンに言われて
意気揚々と歩いて出ていった僕達は
まだまだアメリカナイズドされていなかった






















そうやってリベンジの今日

僕達はバスの乗り継ぎを鑑みて
2時間の余裕を見て出発


相変わらずのバス内社会を眺めながら
延々やはり一時間半はかかって目的の場所で下車

そこから30分かけて歩いて遂に辿り着いた

















そこは郊外にある何気ない平屋だった


看板も無いので僕達はその場所をのぞき込むようにしていたら
玄関先に威勢の良さそうな男性が大きな声で電話をしていて
僕達を見かけるなり手を振ってきた

招かれるままにその建物に入っていくと
まだ建てたばかりなのか到る所に雑然と物が置かれていた








訳だが、


その物達の愛くるしい事!!




20120107 (2)







可愛いカメラやアンティーク、勿論ハイエンドのカメラに
スタジオメイキングに使うようなセット



20120107 (1)



まだ男性は電話で話しているにも関わらず
僕達はその後ろで殆ど叫んでいた




20120107 (3)








暫くして彼は電話を切ると
可愛らしい白髭をこちらに向けて挨拶をしくてれ早々にカメラを手にとった
その目は愛嬌のある髭とは違って真剣そのもの

よく見れば彼のメガネフレームのカーブは独特で
さらに頭にはまだ第一次世界大戦の頃の戦闘機乗りの帽子を被っている

彼のオーラに一気に引き込まれた



彼はちょちょっと修理を済ませて
さらにはなかなか出来ていなかったカメラ全体の手入れまでしてくれて
ものの5分ちょっとでカメラはジュンコに手渡された



すると一人の女性が作業室に入ってくる

彼女はもう全てを分かりきったような感じで彼に語りかける


「どんなお仕事??」

「いや、ネジが外れてちょっと緩んでいたんでね」

「まあ、あなたには随分簡単な仕事ね」


どうやらここの女将さん的な人らしい

二人の遣り取りを見てると
確かなスキルを持ちながらしっかりとローカルの中でコツコツ作業する
町工場の信頼感を思い起こさせる















彼は仕事がおわると一気に顔の力が緩んで
僕達に語りかけてきた


「まだ時間はあるかい?ちょっと見せたい物があるんだ」


緩んだどころか子供のような笑みで僕達を
平屋の建物の奥に連れて行く



行けば真っ黒に塗り尽くされた一人用の回転扉
彼はそこにまず入って反対側へ消えていった

僕達も恐る恐るそこに入っていけば
そこには十分な広さに機材が揃った暗室があった

多分12畳くらいはあったんじゃなかろうか



やっぱり満面の笑みで一つ一つの機材を説明してくれる

「もうすぐ完成なんだ
 完成したら誰でも使えるように開放するつもりなんだよ」




彼はさらに奥まで案内してくれた
そこには沢山の工具や釣竿まである

「ここで色んなこの建物の物を作ったり修理したりするんだ
 釣りは僕の趣味ね」



また別にあるギャラリーもニヤニヤしながら案内してくれる
もう秘密基地を自慢げに喋りながら教えてくれてるみたいだ

「ここでもみんなが色んな作品を
 展示できるようにしようかなと思ってるんだよ」








僕達といえばただただ自分達の不手際で
大事なカメラを乱暴に扱って壊してしまって
直してくださいー!っていう感じですがりついて
実はその故障は本当に簡単な物で

もう考え出したら恥ずかしい事ばっかりなのに
彼等は何故こんなにも時間を割いてくれるのだろう

簡単なツアーをしてもらいながら
僕は本当にそんなどうしようもない事を考えていた


だって本当に大事な物が詰まっていて
間違い無く彼の特別な秘密基地なはずなのに





でも、そこ自体には別に深い意味はないかもしれない

ただただ直感でその時楽しそうな事を真剣に選んで生きている
そうやって今まで自分なりの生き方を確立してきて
間違っていないという自信をまた足しながら
さらに歩んでいこうとしている

彼の笑顔を見てるとそういう気がした





20120107 (4)


















もっと話していたかったが
今日も午後から仕事で外出するという

まだまだ彼のオーラに浸ってキャラクターを覗いてみたかった



名残惜しむようにまだそこでウロウロしていると
一つの車が入ってきて一人の若者が降りてきた

一目見てまたオーラのある人で
多分カメラの道を進んでいるんだろうという人だった


彼はやっぱりアシスタントで
これから一緒にみんなと仕事に向かうという



みんなが機材を車に詰め込んでいる作業を
ただ脇から眺めている僕達

何だか待てを言われてる子供のように
とてもソワソワした時間だった



















機材を詰め終わると
5人は平屋の前の広場で向き合う



今日はありがとう



そういう遣り取りを済ませると
アシスタントが急に僕達に話し掛けてきた
本当に唐突だった


「今日僕の友達の誕生日であるバーでパーティーをするんだ
 もし何も予定がなかったら一緒に来ない?」


そして彼は連絡先を僕に渡してくれた


























可愛らしい白髭オーナー

マイク



彼の周りにはやっぱり同じように惹きつけられ
同じようにキャラクターを持った人が集まるらしい


肝っ玉女将のエレナ

そしてひょうひょうとしたアシスタントのジョー










ここを中心に一気に僕達のオーランド滞在はスピードアップする











魔法の街

20120106







オーランドという街はハッキリ言って直前まで知らなかった
きっと日本でもあまりメジャーではあるまい

でも、

『ディズニーランドがある街』

と、言えば、あー!、となるかもしれない


ウォルト・ディズニーさんが初めにディズニーパークを作った場所
元々は航空機やら軍事産業の盛んだった工業都市だった所が
それをキッカケに一気に全米でも世界でも屈指のリゾートパーク地となった


ディズニーワールドパーク
ユニバーサルスタジオパーク
シーワールドパーク、、、等等


あまりパークに詳しくない僕でも聞いた事があるのが
ほぼ全部盛り込まれている


まず観光客と見てわかると

「パーク行った?」

と尋ねられる、別名『パークタウン』


ここを本拠地にしているNBAのチームは

『オーランドマジック』

まさに魔法を叶えてくれる街なのだ
 














そんな街に間違って入り込んだ僕達貧乏旅人


泊まる所もやっぱり街中やパークが密集している場所から
随分と外れたモーテルです




モーテルといっても車で乗り付けた訳じゃない

ニューヨークから三台のバスを乗り継いで
しめて32時間かけてやってきた僕達は
さらに市内バスを乗り継いで近くまで行き
6車線の大通りを重いリュックを背負って横切り
歩いて辿り着く



こんなふうに書いたら
何だかとんでもないモーテルに泊まったようになってしまうので
彼等の為に弁明しておけば、モーテル自体は随分としっかりしていて
毎日ちゃんと掃除がやってくるようなホテルみたいだった


僕はモーテルというモノには初めて泊まった

映画のサイコに代表されるように
どうしても一時期のアメリカのホラーの舞台になっていて
モーテルに対するイメージは『怖い』というモノだったが
それはキレイに払拭された






















さて、このオーランドに僕達は一週間いる予定である


直前まで知らないと言っておきながら
一体この暴挙はなんであろうか

まさかパーク巡りをするのか
いや、まさか

パークに行きたいオーラをムンムンに出し
ウルウルした目で見てくるジュンコには申し訳ないが
ここはまだ始まったばかりの旅、
ハッキリと『節約』の選別をさせていただく



と、そこまで強引に言っているのに
じゃあ一体なんだというのか

その理由は至ってシンプル















カメラ屋さんへ行く事

















実はニューヨークにいる間に
ジュンコのカメラが少し傷んでしまっていた

まだ旅が始まったばかり
僕達の大事なカメラ、これが無いと大変だ

これからのルートを考えると
南米にアフリカに
一体どこでしっかりとした部品が手に入るかもわからない

そうでなくても一刻も早く直したい



という事で、

カメラの修理の期間も考えて
既に取ってしまっていた南米行きのフライトまでの期間目一杯
どこかに留まる必要があり
マイアミよりも物価が安そうなオーランドに白羽の矢がたった訳だ


こんな身勝手でどうしようも無い理由で
住んでいる人達や楽しみに行っている観光客達には
本当に申し訳無いのだが
何故かオーランドの主はそんな僕等を見放さなかった
























僕達にとって一番大事な事は
カメラの故障が一週間以内に直るかどうかだった

深部がやられてて部品取り寄せになったら大変だ



着いて荷物をばらしてからすぐに僕達は外に出る

一応ニューヨークを出る時に調べていた
一つのカメラ屋さんに向かう


勿論バスで












ここオーランドに来て一番感じた事
それはまさにアメリカは車社会である事

大きな道をびゅんびゅんと車は走っていく



そんなこの街オーランドにも一応市内バスは何本も走っているのだが
何しろアメリカンスケールだ
長い距離を走ってくるからやってくるのはバカみたいに遅いし
スピードも遅いに加えて駅も結構あるから車でハイウェイ10分の距離を
一時間はみないといけなくなってしまう



それでもバスを使うのが旅人だ!



と、意固地に叫ぶしかないのが悲しい




20120107 (6)




















とはいっても、バスを利用する人は意外にいる

偏見のつもりはないのだが
やはり昔の移民か特にキューバ系の顔をよく見かける


そのバスの中で繰り広げられる遣り取りが一筆に値する経験だった


まずは席の譲り合いが必ず行われる
毎駅起こると言ってもいいくらいだ

若者は老人へ
男性は女性へ

別に今の日本はそんな精神が無くなってしまった何て言うつもりは無くて
ただただ色んな街を見てきて
ここまで積極的な譲り合いが行われているのを見たのが
初めてだったのでショックだったのだ


さらに


バスの前部分は車椅子の人が上手く乗れるように
日本でいう優先席が設置されていて
座席が列になっているのではなくて大きな空間になっている

人々は向かい合うように座る事になるのだが
必ずそこで井戸端会議のような世間話が繰り広げられる


これは何度もバスに乗って必ず見た


初めは隣同士が話し始め
次の駅で乗ってきた人が話に加わって
気がついたら全員が参加してる


それは何も老人とか限定ではない

移民も白人も老若男女問わず
バスの運転手も参加するんだからスゴイ




車社会の中のバスも悪くない

























辿り着いたカメラ屋さんは結構広くて
品揃えもあってかなり期待がもてそうだった






が、





残念ながらカメラの修理はやっていないそう

いきなりの壁、、


うーむ、とうなってみると
店員さんが一つの名刺を手渡してくる



「ここは修理やってるからここに行ったらいいよ」













この名刺が指し示す場所


こここそ僕達のオーランド滞在を最高にしてくれる
魔法の場所だった




20120107 (5)











大都会

20120104









キアラちゃんの日本語は本当にスゴイ
と思ったらやっぱり一緒に住んでいるフラットメイトは日本人だし
仕事先も蕎麦屋さんにラーメン屋さんと日本づくしで渡り歩いてきたみたいだ

今の仕事先『BIRDLAND』も
よく日本人の観光客がやってきて対応に困るから
日本語の喋れる人の求人があってそこに応募したのだという


それでまだ日本に一度も行った事が無いからビックリ
というかニューヨークから出た事が無いのだそう





生粋のニューヨーカーとニューヨークを
日本語を喋りながら歩くというのもまた新鮮で楽しかった

特に何処に行った訳では無いが
話をしているだけで十分楽しかった



20120104 (3)






色々とニューヨークを案内してくれたお礼に
お昼をご馳走するという事になったが
連れていってくれたのは前に働いていた蕎麦屋さん

この蕎麦屋さんが手打ちでしっかりとしていたのでビックリ
お客さんも近くのビジネスマン達やマダムで一杯だった


日本を出る前に蕎麦屋さんで働いていた経験があって
何も出来ないくせについつい構えて見てしまうのだが
それでも十分満足した

僕の舌が肥えてるとは言わないが
ちょっとしたアメニティとかメニューの品揃え
店構えとかを見て確かにしっかりとした所に見えた


世界の物が何でも集まるニューヨークだからこそ
ここまでのクオリティが出せるんだろうなあ

最後にはしっかり蕎麦湯まで出た



20120104 (2)






















アーサーの快適なお家に
親切なキアラちゃん

もうここに一ヶ月でも二ヶ月でも居たい



そうでなくてもニューヨークは本当に世界の首都と言われるだけの
大きさと魅力があった

アーサーとキアラちゃんも言ってみれば
その密度の中で僕達が出会えたとも言える



モントリオールののんびりした場所から
突然の大都会にやってきたから初めは不安ばかりだった
実際にオノボリさんみたいに上を見上げっぱなしだった

けど、見上げていると
本当に宝箱をひっくり返したような
キラキラしたショーウィンドウの中にいるようで
不安を抱いていた事を忘れてしまった



出会いや物や
色んな可能性が満ちている場所

それが都会なんだと再認識




まだまだ見切れていない

けど満足感はある

そしてまた来ようという気にさせる




それがニューヨークだった



20120104 (4)






















僕達はまだ不慣れなリュックのパッキングを済ませ
アーサーとサラへの感謝の手紙を書き置きして家を出る



僕達がこれから乗るバス

そのターミナルへ



そこはタイムズスクエアからはまた離れていて
都会の裏側という感じですっかり光は届かない

でも人は行き来していて
黒い影と白い息がコントラストを描いている
















僕達はここからバスを三台乗り継いで
常夏フロリダの中のテーマパークの街オーランドへ向かう




きっとこのちょっと肩をすぼませて
そんな自分の殻から目を潤ませて上を見上げるような事は無くなるだろう

そんなちょっとした切なさに対して
少し名残惜しさを抱きながら

僕達も今年最後になるだろう白い息を吐く




20120104 (1)


















ニューヨーク観光?!

20120103






ニューヨークで出会った7人
みんなそれぞれがバラバラの場所に散って行って
僕達だけがマンハッタン島に残った


僕達はみんなが集まっていた中心街から離れて
北のハーレムエリアにあるコロンビア大学近くにやってきた

その場所はまた今までと違う雰囲気を持っていて
違うニューヨークの顔を見せてくれた


何故そんな場所へやってきたか
それはまたある出会いによる









僕がフランスのパリからモントリオールに向かった時
ジュンコは日本に戻る前にスペインとポルトガルを回った

その時に泊まっていた宿の部屋が一緒になったある夫婦がいた

アーサーとサラ

随分と話が盛り上がったらしく
ジュンコがスカイプで電話を掛けてきて
スペインのバルセロナの三人とサテライトで乾杯した



そんな彼等は今バラバラの学校で勉強をしている
サラはアナバーという所に住んでいて
アーサーがニューヨークのコロンビア大学にいる

ジュンコとサラはよく連絡を取り合っていて
僕達がモントリオールに居る時に訪ねてくるという話もあった
結局それは叶わなかったが
今回は僕達がニューヨークに行くというので
また連絡を取り合っていたのだ


残念ながら再び予定は上手く噛み合わなかったのだが
新年を夫婦で過ごすというのでアーサーがサラの家に行くその間
なんとアーサーの家に滞在していい、というではないか!!





勿論会えないのは残念だが、、、!

という話だ





僕に至ってはスカイプでしか話した事はないというのに

やはり彼等も旅をしているというのは
またこういう時に旅人に対するイメージが違うのだろう

自分も日本に帰ったら多分に恩返しをしなくてはいけない







と、






心に戒めながら扉を開けば
なんとも素晴らしい家では無いか
となってすぐに心が緩んでしまうダメな自分

僕達のモントリオールの家よりも
広くて綺麗で機能的

まあ、そんな所比べても仕方ないのだが






























アーサーとサラの好意に元気づけられて
僕達は再びニューヨークの摩天楼へ繰り出した



冬のニューヨークは寒さが厳しいと聞いていた

年越し、外で9時間待つというので随分と警戒していたが
今年はそうでも無くてカウントダウンの瞬間も
マイナスにいっていなかったらしい


が、今日から俄然その牙を向き始め
ビルの隙間を向ける風が頬を突き刺す

ただでさえみんなが去って寂しい所だというのに




それでも僕達は歩く




何故なら










実はまだゆっくりニューヨーク観光なるものが出来ていないからだ











みんなと居る時はみんなとの時間もある
なかなか自分勝手には動けないだろう

そういう事で残された2日で観光名所を回ろうという寸断


例えば、

ニューヨークの摩天楼の写真



20120103 (1)




昔から有名なのはエンパイアステートビルの上の展望台
しかし近年ロックフェラーセンターにも展望台が出来て人気という


という事で僕達は登った
(値段に一瞬の躊躇はあったものの、、)










僕達はただひたすら撮り続けた
今までなかなか発揮できなかった写真熱を
ここで全て出し尽くしてしまうように

、、か、払った金額の元を取るんだという卑しい精神のせいかも



20120103 (2)



兎に角、三脚を立てアングルを決め
いやこうじゃない
また移動して三脚をセットしてカメラを置き
シャッターをきりきり
はてまたこっちもいいじゃないか、、



20120103 (3)



牙を向いたニューヨークの寒風を全身に浴びながら
約2時間頑張り通した



20120103 (4)



下りのエスカレーターでの二人は
そこだけ冷凍庫の中にいるような震え方をしていた




それはそれは都会の真ん中で
こんな過酷な事をするものか、というものであったが
その満足度は十分すぎる程で

僕達はまた二人でさらにそれを共有して
やっぱり写真をこれからも頑張ってとっていこうと
心に誓ったのだ
























色んなやりきれていないニューヨーク観光をするつもりが
そこであっという間に時間がなくなってしまって
(単純にアーサーの家が居心地が良すぎて
 スタートが遅れただけというのもあるが)
すっかり夜になってしまった


どこに行くでも無くタイムズスクエア周辺をウロウロ


そこで、元日にみんなでいった老舗ジャズバー
『BIRDLAND』の事を思い出す

あそこいにいた日本語がペラペラなキアラちゃん
前回はあまり喋れなかったしちょっと顔を出そう





彼女が働いているかは定かでは無かったが
重い扉を開ければちゃんと彼女が受付に座っていた






少し話せばやっぱり興味ある同士話が弾むもので
すっかり営業時間中にまで話が及んでしまって
オーナーが少し怒ってしまった

さすがに申し訳なくなったので帰ろうとする

けれどもそれだけでは何とも後味が悪い
明日、最後のニューヨーク、キアラちゃんと過ごすのも悪くない
むしろ生粋のニューヨーカーであるキアラちゃんと
街を最後散歩して去るのが最高ではないか



訪ねてみれば仕事前時間があるというので
是非一緒に遊ぼうという事になった









結局ニューヨーク観光はロックフェラーの展望台しか出来なかったが
僕達はただ『去る日』だった明日を
また楽しみな日として迎えられる喜びを受け止めて
ウキウキでコロンビア大学まで帰った




20120103 (5)









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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


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