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人のいる街

宿はバラガンでも意識しているのか
壁が様々な原色で塗りたくられていて
でもその原色は時間が経った色褪せ方をしていて
力強さがあまり無い

ただその脱力感が
こっちの緊張を解いて
すごくい易い

何よりそこで働いている人が
とてもフレンドリーで
暇な時間は外にいるよりも
そこのリビングに行っている方が気分が良くなる



紹介された所は
それくらいの気持ちの良い宿だった


20091022-4.jpg



しかも現実的な話
4人のドミトリーの部屋で12リンギット
でも今そこには誰もいない
要は12リンギットでオウンルーム

他を見ずについついそこに決めてしまったのだが
思い出したように
外を散歩している時に
自分が泊まろうとしていた宿の前を通りかかって
もう一つの選択肢を取っていたらどうなっていたのか
その運命を少し覗くつもりで
そこの宿に繋がる階段を上って行くと
その上には鉄製のスライド式扉が冷たく閉められ
その先は電気がついていなく暗い世界が続いている

泊まりたい人は呼び鈴か電話を

暗く冷たい印象が自分の心に押し寄せる
そうしたらより今の宿が
自分の選択が
強く輝き出して
随分と軽い足取りでそこを出た





マラッカはマレーシアの中で一番の歴史を持つ街だ
マラッカ王国の中心があった所
そして植民地時代に
ポルトガルやらオランダ
そしてイギリスなど
様々に翻弄された街

まさに目の前に広がるマラッカ海峡の
世界における重要度を示している


その海を眺めたくなり
宿からすぐ近くにある丘へ向かった

その丘の上には
その昔の面影を残す西洋の石造りの教会が
今もまだ朽ちずに残っている


20091023-3.jpg



そこには木々が立ち並び
街と海を一望出来る
手頃な木々の陰を見つけ腰掛ける

その視界には
白い壁にオレンジの屋根を持った
全く同じ形をした何百という倉庫のような家々が
ずっと並び
その先に世界を騒がせたマラッカ海峡がいた

その海の色は
今では褪せているように見える
青が白く霞んでいる

今そこには代わりに世界中から沢山のタンカーが
通り過ぎている


20091023-2.jpg



かつての王国の首都は
ただだらだらと時間を過ごしている一つの街になっている
そのプライドは今となっては
あまり感じられない

とてもフレンドリーでいて
そして何にも固執していない

街にはショッピングセンターが
新しく建てられようとしている
丘の上の教会は
街の歴史を重く独りで背負いながら
どんどんと朽ちていっているようだ



日も落ちてきて
葉に隠れていた太陽が現れる

宿に戻って
誰かと話をしたい


この街は
海でも教会でもない
今はやっぱり人を抱える街みたいだ



20091023-1.jpg


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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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