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紡ぎだす

久し振りに大量のお酒を摂取した身体は
朝なかなか起きてくれない

ビザが切れる
あれだけ急いで出発したバンコクなのに
昼前にやっと活動を始める
そしてカンボジアへ向かう為に再びバンコクへ戻る


再び15バーツを払い電車へ乗る


今回は愛ニだけではない
ゴウ君とマミちゃんの四人での移動だ

僕達はバンコクから電車でアランヤプラケットという
カンボジアとの国境の街へ向かうために
バンコクのフアランポーン駅へ

二人は宿へ置いてきた荷物と
来週インドのデリーへ経つ為にバンコクへ



一度絡まった糸は
またゆっくりとほぐれて
それぞれの糸に



糸は前みたいにただ真っ直ぐ伸びるだけじゃない
他にも沢山の色があって
そして新しい時間を紡ぐ事を知った

そんな旅をしていく沢山の糸を
迎え入れてはまた送り出す
大きな大きな駅に辿り着く



時刻表を見ると
今日発のアランヤプラケット行きは既に終わっている
明日の早朝5:55発か昼の13時発か

明日はビザの切れる日
何としても出国しなくてはいけない
何があるかわからないので早朝出発だ
いちいちカオサンロードに戻っていては
朝のバスに翻弄されてもしかしたら乗れないかもしれない

僕達はこのフアランポーン駅に泊まる事に決める
インフォメーションにここで寝てもいいか尋ねると
笑いながらいいよって言ってくれたので問題無しだ


今日の宿が決まった所で
ゴウ君とマミちゃんを送りに近くのバス停まで向かう

昨日から冗談みたいに言っていた
もし時間があるなら一緒にカンボジアに行きましょうと
それをまた繰り返す


前回見たカンボジアのアンコール朝の遺跡の素晴らしさ
そこでゆっくりとした時間を過ごした
気が付いたら
アユタヤを力説したみたいに
ちょっと前行った事があるだけなのに
カンボジアを力説していた

そこにはカンボジアを折角だから二人に見て欲しい
それとは別に折角出会った僕達
昨日の夜に紡ぎ合って出来た絵が随分と綺麗だったから
もっともっとみんなでの時間を過ごしたい
そしたら絶対に素晴らしい絵が出来上がる筈だって
心が確信を持って囁いてきたから


本気か冗談か気まぐれなバスを待つ時間に
話し合っていればいずれ答えは出てくるだろうと
そうやって高をくくっていたら
あっという間にバスがやってきた

慌てて手を挙げてバスを停める
バス停でもしっかり停まってくれないバンコクのバスは
手を挙げて気が付いてくれても
急いで乗り込まなくてはいけない


急にばたばたし出す
もしかしたらこれで最後かもしれない見送り
もしかしたらカンボジアまで一緒に来るかもしれない
その時の待ち合わせ場所
色んな話さなきゃいけない事が頭に浮かんできて
吐き出す出口が塞がってしまって上手く話せない

僕達は今日フアランポーン駅に泊まります
そして電車は5:55発の電車に乗ります
もしその気があるならフアランポーン駅で
もしカンボジアに興味があるなら早朝の電車で
もし駄目ならそしたらまた日本で



バスはいつもみたいに荒っぽくドアを閉めて走り出した
そういう慌しさの後は
どうしても空虚なモノが少し流れていて
僕達はフアランポーン駅のベンチに座り
昨日からの疲れも襲ってきて
眠りにつく




夜になるにつれて段々と人が減ってくる
目が覚めるともう夕食の時間

夕飯を近くの屋台で食べる
戻っても二人がやってきた気配は無い

何だか変に期待している自分がいて
それを何とか追い出そうとする
二人にはやっぱり二人の予定があって
それを期待するのは筋違いだろうと




フアランポーン駅の係員がやってきて僕達に話しかける
明日の早朝の電車を待っている旨を伝えると
彼らは納得して
この駅は23:30に扉が閉まるけれど
それでも構わないのであればどうぞ居て下さい
そう言い残して去っていった

今まで居た二階の席は随分固くて
今はもう人が全然いない一階のベンチへ移る
周りにはどうやらホームレスの人達が何人も
暑くてムシムシする外気から逃れて身体を休めている

それを係員がやってきて起こしだして外へ追い出した
起こされた人達はいつもの事らしく
起こされるその直前までしっかりと回復して
そして抵抗する事も無く出口へ向かって行く

係員が僕達の所までやってくる
まさか外に追い出されてしまうのか
なんて少し緊張すると
こっちに来いと言われる

訳も分からぬままついていくと
他のベンチとは少しクッションの違った
ふかふかのベンチの場所を示してくれる
目の前には扇風機が

こんな所にもちょっとした優しさが
いや彼にとってはこれが見知らぬ土地から
自分の職場内に飛び込んできた人へ対する
一番の優しさなんだ

英語が喋れない彼にタイ語でお礼を言う




閉まると告げられた時間がやってくる
そうしたら天井の電気が消えてきた
ドアの閉まる音が聞こえる




喧騒がいつも響いていた大空間は
静かな夜の時間を迎えた


20091126.jpg



すべてが消される訳ではない
掃除のおばさんはずっと床を吹き続けている
トイレのお金を取るおばさんは夜中居続けている
さっき話しかけてくれた人が
中央の祭壇みたいな所でたまに祈っている
横にある店から明日売りに出すパンを
台に叩きつけている音が聞こえる


また違った表情の中にいる


またフアランポーン駅の違う側面を見つける
人が全然居なくなって
その代わりに沢山の虫達が目に飛び込んでくる

床やベンチを這う虫
飛び交うハエに蚊

獲物が僕達しかいなくなった
沢山の蚊が襲ってきて
それと格闘する


折角教えてもらったフカフカのベンチだけれども
全然眠れない
そんな長い時間頭はフル回転してしまう
余計な所まで



旅の話
これからの予定
二人は来てくれなかったのだろうか
もしかしたら見つけられなくて帰ったのか
明日の朝来るかもしれない
でもやっぱり予定が合わなかったのかもしれない

空虚な気持ちがまた襲ってきて
何も無い大空間が少しネガティブな気持ちをエスカレートさせる



朝がそのままやってくる
3:15分の始発の電車がやってくる
沢山の人が扉から入ってくる



外の空気が入ってきて
またフアランポーン駅はいつもの姿に戻る
蚊も外へと吸い出されたのか
急にいなくなった

駅の不思議な魔力から解放されたみたいに
また騒がしくなりだした中
眠りについた




忙しく愛ニに起こされる
周りはもう大変な人の数になっている
時間をみるともう出発の三十分まえだ

急いで切符を買いに行く愛ニ
荷物を整理する

戻ってきたと同時に愛ニが二人を見つけたと言う

寝起きのあんまり働かない自分の頭は兎に角電車に乗る為に
一生懸命で上手くその言葉を飲み込めない


チケットを手に電車へと小走りで向かう

電車が視界に入る
まだここに居る
乗る事が出来る


そうやってやっとさっきの言葉が蘇って来る


そしたら向こうの車輌の窓から
身を乗り出して手を振ってくれている人影が見える



今度は手を振り返す





解れそうだった糸は
また新しい絵を描く為に絡みだした


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No title

楽しんでいますか?
相変わらず、日記を読まずにコメント書いてます♪
11月は忙しすぎて、ラオス行けませんでした。
残念ーーーーーーー!!!!!
いや、行くつもりはなかったのですがね。。。ワラ
もう12月ですね!
わたしは気づけば23歳になりました。
らん兄はいつ日本に帰ってくるのですか?
そのときまでにお金を貯めてトーキョーにいけるようにがんばります☆
みんなに会いたいなー
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Profile
    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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    旅の日記はなかなかリアルタイム更新とはいかないが、twitterならなんとか、、

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