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ベトナムで人探し

アジアの街並みはなかなか劇的に変わるものではない
細長い小さなおもちゃみたいな石造りの建物が寄り掛かりながら建ち並び
溢れんばかりにいる人々を受け止めるように
周りに屋台が覆っている

独立している筈の道はそれらに押されて明確な場所を持てずに混乱している
そこを縫うように原付がクラクションを鳴らしながら駆けて行く
人々は動じる事も無く歩き回る


境目の無さ
公と私
空間の断絶というモノがアジアには皆無だ


光や音や人や街に溢れる色んな要素は
複雑なマトリックスを形成して入り乱れて
逆に強固な形を作り出している




カンボジアを抜け八カ国目のベトナムへ
続く一本道
アジアンハイウェイと呼ばれるユーラシア大陸を横切る壮大な道
走り続けているとそのままベトナムへ入る
そしてアジアンハイウェイ
ユーラシア大陸の一方の端ホーチミンシティへ





一本道
景色がなだらかに過ぎて行く
劇的な変化なんて殆ど無い

同じユーラシアの大陸の上
殆ど気候帯も一緒
緯度も変わらない
昔には同じ宗主国フランスに治められ
経済圏も近い



ただ国の方針は国によって違う
それがよく現れているのが道
道路状況であって街のスタイルであって


ベトナムに入るとまず中央分離帯が現れ車線というのが形成される
道は車が走るんだと明確に主張しているようだ
カンボジアは狭い一本道があるだけ
そこを事故が無く走れれば基本的にどう走ったっていいという心理が見える
だからクラクションの音も数もすごい
元々フランス領だから右車線というのはただやんわりと決まっているだけ
右車線を走っていたってそのさらに右側に対向車がいる

進んで行くとバスがたまに停まる
信号が現れたのだ
そんな事はカンボジアでは食事トイレ休憩のときしか無い
それ以外は前に原付や自転車や屋台がいれば
クラクションを思いっきり鳴らして真ん中を走り蹴散らして行く
対向車に向けてもそうなのだからもう前に進む気の強さの問題だ

お陰でクラクションは鳴り続ける
よく鳴らすからクラクションが中に響かないようにして欲しいのだが
全くそんな配慮は無くて
むしろちゃんと主張できるように中にもしっかりと響く
だからベトナムに入ってクラクションが減ったのは本当に嬉しかった
無くなる事はムリみたいだが

何故なら道が整備されたといっても
そこを流れる数が多ければ結局詰まってしまう

日本でも有名だがまさに噂通りのバイクの量
信号待ちの列はバイクの集団で後ろが全く見えない
信号が青になった瞬間に縦横無尽に走り出す


街に近づけば近づくほどバスの進みは鈍っていく







ただベトナムのバス会社
何度も往復しているだけに渋滞の時間もばっちり計算して到着時刻は5分前
19:55にばっちりホーチミンシティの中心に辿り着いた


ここでバンコクからずっと別行動をしていた尚吾と落ち合う
写真付きのメールで角のカフェで待ち合わせ
しかし尚吾はやってこない
電話も何故だか繋がらない

カフェでネットが使えたのでメールチェックをすると
どうやら尚吾は風邪を引いたらしく全く動けないらしい
そして携帯でなんとか起こしてくれと書いてある

のだがその携帯が通じない


そこで肝心の宿の場所を聞くのを忘れていた事に気が付く


最悪だ


自分の不注意に再度苛立つ
しっかりしなくてはいけない
今海外で旅しているというのにこういう一つ一つが命取りになる
間違いなく

こういう日本では何とかなってしまってほったらかしになってしまう
そんな自分のどうしようもない落ち度を
これを機会に正していかなくてはいけない


と自分なりに正してみてもしょうがない
何とかしなくてはいけない

一時間程カフェで待つが姿が無いのでこちらが動かなくてはいけない
カフェの人に紙にメッセージを書いて
もし日本人のショウゴという男が入ってきたら渡してもらうようにして
近くにあるというゲストハウス街を一軒一軒しらみつぶしに回る事にする
メールに近くの宿に泊まっていると書いてあったからだ

持っている情報は尚吾の名前に8ドルの値段というかなりサミシイ感じ
行ってみると道の両脇に沢山のホテルの看板がせり出している
呆然とするが何もしないでもしょうがない
重いリュックを背負って入って行く

入って行くとまず部屋を探していますかと営業をかけられる
そこに今日日本人は泊まっていますかと聞いていく
そんな返答がくるなんて想像もしていない相手は
もれなく怪訝な表情をする

そして40分は繰り返す
随分と回った
道を何度も横断して
しかし安宿街の端まで来てしまった

もう肩は悲鳴をあげている

もし会えなかった時
その宿も同時に探さなくてはいけない
その線が濃厚になってきた


ある宿に目星をつけて荷物を置かせてもらい
カフェにもう一度戻ってそこに尚吾がいなかったら
今日はもう二人で宿に泊まる事にした



今来た道をまた戻ると

友達は明日にしなさい
今日はとりあえず家に泊まりなさいって

道の両側から沢山声が飛んでくる
どうやらここ界隈で有名になってしまった




当たり前か
日本でだって殆ど諦めるような人探し
人の名前に泊まってる宿の料金だけ
そんな奇特な人はいないでしょう





結局この日は尚吾とは会えなかった
再会と土産話は次の日の昼まで待たなくてはならなかった



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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
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