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負けるな俺の言語分野


雨は相変わらず降り続いている
台北から郊外の淡水に来てもそれは変わらない
むしろ冷たい風が吹いていて
窓の外の景色は灰色の寂しさを強くしている

僕達は色々と何処に行こうと思案してみたけれども
それは雨と共に流れてしまって
この家に溜まっている


部屋の中にも染み込んでくる寒さを紛らわす為に
暖かいコーヒーを飲んでみたり
バルコニーから寒がりながらも灰色に沈む街を眺めて
何とか外の空気を吸ってみたり


リビングで顔を合わせながらも
何とか自分の中の熱が消えてしまわないように
じっと縮こまりながら大事に炎を守って



時間はどんどんと過ぎていき
気が付くと外の景色は灰色から黒色へと変わっていて
部屋のライトが点くと窓から覗いていた街山河が消えて
この世の中にこの部屋しかないような

ここにいる僕達4人しか登場人物がいなくて
世界はリビングの上にあるライトの光が届く場所までしかないような



何にも脅かされないという安心感からか無意識に
段々と縮こまっていた身体を解きほぐしていく

囲われて守られていたそれぞれの想いの炎が
みんなの目の前のテーブルに溢れ出していく


いつもの様にお酒を片手に
僕達はその想いを出しながら時間を共有していく





初めは聖子の仕事の話から
教育の話をしたり
言語の話をしたり
旅の話をしたり


話はどんどんと飛んで
そんでもってそんなしっとりとした話を大きくなってきた熱は巻き込んで
とめどないエネルギーは笑い声になって空間に弾けて


笑いっぱなし
もう止まらない


昼までの静かな空気が遠い昔の日々に思える





ビールが無くなった

聖子と愛二が近くの店に買い出しに行く





突然静かになった部屋で
少しの休憩をと思ってゆっくりする



ドアの向こうからエレベーターの音がこの階で止まった音が聞こえる
でも話し声は聞こえない
ビニール袋の音だけが聞こえる

聖子が重い扉を開けて入ってくる
独りで入ってきた
その顔はキラキラしている

我慢できないといった感じで入ってくると同時に喋り始める


今からアメリカ人がやってくるから
日本語ペラペラなんだよね!
今そこで出会ったの


てっきり何か面白い変装道具か何かを見つけて
愛二がアメリカ人のフリでもしてやってくるのかと思った


さて程無くして扉を開けた先に居たのは
金髪のカツラを被った愛二なんかではなく
「お邪魔します」としっかりと口にしてお辞儀をした
青い目のアメリカ人だった




登場人物が4人しかいなかったこの空間は
一気に色味を増して
今までとは違った空気が渦巻きだす



20100217-3.jpg









マイケルの日本語は本当に凄かった


日本が大好きです
日本人のみなさんと出会えて本当に嬉しいです
雨が強く降っていて今日は一歩も外に出ていなくて
ちょっと飲み物を買いに出かけた所で
まさか日本人のみなさんと出会うなんてまさに運命ですね
奇跡です


そんな事をさらっと日本語で言うマイケルは
ひらがなは勿論カタカナと少しの漢字も理解する


北京の事をわざわざ

Beijing

じゃなくて

ペキン

と言ったりする





だからといってBeijingの発音がおろそかになる事も無く

当然だけれども
マイケルの英語は本当に凄かった


特にその発音

日本を出て今まで以上に英語に触れる環境にあって
一番切実に感じたのはやはりその発音

これじゃあ日本に居たらなかなか喋れるようにはならないだろう
日本に溢れている英語とここにある英語はやっぱり違った

そうやってオーストラリアで感じ
そこから旅に出発して東南アジアを抜けてきた
言ってみれば本格的な英語圏に居なかった

ので鈍っていたみたいだ
マイケルが時折見せてくる英語
その発音は当たり前だけど



激しく良い


話も忘れて聞き入ってしまうくらいに


20100217-1.jpg





旅の中で東南アジアにも勿論英語が出来る人はいたけれども
それはネイティブではどうしてもなくて
逆にその人達に慣れてしまっていたからこそ
マイケルの発音が凄く新鮮に衝撃的に聞こえる

今まで見てきた英語が出来ると思っていた人達は
ただよく喋るというだけで流れるように喋るというだけで
そんなのは本当の英語じゃない
本場の英語はこうやって喋るんだと言わんばかりに
マイケルの口から次から次に生きた英語が飛び出てくる

事実マイケルはむしろ早く喋る訳ではなくて
ゆっくりと僕達にわかりやすく一つ一つの単語を
しっかりと発音してくれている

何だかそれがいやらしく聞こえるような感じがするけれども
ただどれだけアラを探そうとしても僕からしたら完璧すぎて
口をポカンと開けてだらしなく見惚れているしかなかった






お金が無くて市ヶ谷の学校の寮から走って渋谷まで行ったりしていた
日本語が喋れるフロリダ出身の
フィンランドとエストニアのハーフの母親を持った
国籍を変えたがっているが今だにアメリカ人のマイケルと
何でこんな台湾で出会う事になったのか
何で彼はここ台湾に居るのか



それは彼が日本語どころか北京語をも習得しようとしているのだ



彼はここで勉強しながら働いているのだ




話を聞けばネパールからインドのバスは酷かったとか
アメリカはもうやばいので飛び出してアジアにやってきたとか
中国大陸の人達は本当にがつがつしていて、、、台湾がいいです
何て言ったり


あんなさっぱりした顔なのに
実は色んな所に言っていて
そして自分の信じている所にしっかりと時間を費やしていて
その為のスキルも習得していた





日本語が出来るアメリカ人は
日本語が出来て北京語も出来て当然のように英語が完璧なアメリカ人だった






すごい

一体世界のどれくらいの人と会話出来るのだろう
一体僕が立ち入る事が出来ないだろう
どれくらいの事に触れる事が出来るのだろう


兎に角大きな大きな尊敬を彼に向ける



ちょうど北京語を習いたい
そして英語も

それを考えていた時期だけに
これからまだ続く旅を見据えて今の僕が下した決断が
間違っていないように思えて



よし負けないように
僕も色々な所に飛び込んでいく
そしてその手段を得る為に






ただ少しだけ





北京語はきっと僕の方が少し出来る

それくらい言わないと
負けっぱなしで格好がつかない


英語も負けて
日本語が苦手な僕はきっと彼より正確な日本語を話せていないだろうし



精進します


20100217-2.jpg









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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
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