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お茶を飲みに行きましょう


久し振りに登場のルルの大学の友達、小可愛にイッキ
もう台湾滞在が残り少ない僕を思ってくれたみたいで
最後に何処に行きたいかをこの間尋ねられた
だらっとしてた割には結構色んな所を回っていたのでなかなか思い付かない

少し考えてそういえば台湾はお茶で有名だった事を思い出す
ネットで検索してみるとどうやら「坪林」という所が有名みたいだ


という訳で今日はそこへ


夏になったり冬になったりの落ち着かなかった台北の天気は
昨日からやっと春らしい陽気になりそれは今日も持ってくれた



電車に乗って終点まで行き
バスに乗って山道をどんどんと奥に進んで行く

バスの窓からの景色は緑に青
茂った木々の合間からたまに下に広がる小さな町が顔を見せる
太陽が右に見えたり左に見えたり
前に座る学生が窓を開けて静かで気持ちのいい山間を流れる風が肌に触れる
外の静けさとは対照的にバスの中は人々の声で騒々しい
数少ない座席には腰を曲げた老人達が立ったり座ったり
それで大声で喋り合っている

「おばあさん!ここで降りるんじゃないのかい!」
「あ、そうかね」

といって停車場の直前で下車鈴を押す
バスは急に立ち止まり扉が開かれるけど

「ありゃ、ここじゃないよ」

なんていって運転手まで巻き込んであーでもないこーでもないを言い合う
聞いてたら別にもともと知り合いでもなさそうだ
でも全くの他人でも無いみたい

「あー!あんたあそこんとこの、、!」
「うちのむすめはそこのすぐに近くに嫁いで行ったよ」
「あら、もしかしてあなた、、」

何処も田舎の風景ってこんなものなのかもしれない


20100331-1.jpg




着いた所も想像に違わずに田舎のイメージ通りの場所
大きな道の割りに人通りは全く無い
ちょっと横に入ればすごく狭い道が入り組んでいる
石畳の道がくねくねしている両側には錆付いた看板
そこには「茶」の文字
殆どシャッターに囲まれた薄暗い道
たまたま今日休みなのかそれとももうずっとこうなのか
中からは物音がする所もある


20100331-2.jpg


また大通りに出るとそこには川が流れている
緑色の川
汚いのか綺麗なのか
川底を見てみるとたまに反射する光
良く見れば黒い塊が蠢いている
背中が黒い鯉のような魚が沢山いる
その魚がたまに身体をひねって銀色のお腹を太陽に晒しているのだ
聞けば綺麗な所にいる魚のようで


20100331-7.jpg


河沿いの親水公園の前にある観光案内所で地図を手に入れる
そこにはすぐ近くにある観音像に向かう道が記されている
まずはそこに向かう為に学校のすぐ側に設置された登り道を登って行く

小高い山の上に作られたお堂に辿りついて
台湾式に三礼して線香を供える

金色に色付けされた観音像の下から山間に広がる小振りな町を見渡す
切り崩したというより川を挟んでへばりつく様にある町
どちらの側にも背景には山がある
山々にはたまに段々の緑が見えて
数人の被りをした人が茶葉を摘んでいるのが見える


20100331-3.jpg


ここを選んだ最大の理由
日本で結婚するという友達にお茶を買う
その為に商店を探そうと丘を降りる
さっき登ってきた場所は裏道らしく観音像の正面に並んでいる階段を下りていく


下まで降りると何処かの敷地内みたいだ
白く少しくすんだ壁
何だか見覚えのある入り組んだ構造
建物の目の前には陸上トラックの白チョークが

迷ったのか!?
でもまっすぐ観音像から降りてきたのに
近くの階段に座っていた制服を着た女学生に訪ねてみる
そしたらやっぱりここは学校だった
驚いた事に観音像までのルートは完全に学校の敷地内を突っ切っている

女学生は笑いながら
このまま進んで正門から出るのよ
って教えてくれた

今の日本の学校事情からしたら考えられない
でもよく考えれば日本も昔はこんなもんだったんだろうな
神戸での事件にそれからの日本の学校事情を小可愛とイッキに言うと衝撃を受けていた


大きな急須のモニュメントの側を通っていくと
沢山の茶屋が並んでいる所に出た

何処も緑色の看板に「茶」と書いてある
中には茶葉が詰まった背丈の半分以上もある大きな袋が
何処に入ればいいのか見当もつかない
回りを見渡しても誰もいない
僕達しか居ない

適当に入って色々と聞いて回るしか手はなさそうなので一つの店に入ってみる
そうすると一人の世話好きそうなオバサンが出てきた
立ち話もなんだしと席に通してくれてお茶を入れてくれた

どんなお茶がいいのかわからない
ただ知っているのは「南方烏龍茶、北方包種茶」という言葉だけ
台湾の北の地方、そしてここ坪林で有名なのが包種茶という茶
ただ僕には一体この包種茶というのがどういうものかわからないのでその旨を伝えると
じゃあ、と二種類の葉を取り出してきて飲ませてくれた

多くの人も知っているかもしれない
茶本来の飲み方というのか急須も湯飲みも濡らしまくる
それを初めて目の前で見る
まず茶葉を急須に入れてお湯を容れ
それをすぐに湯飲みに入れてその薄い茶をすぐに捨てる
香りと陶器の温度をそれで整えさせる
容器にお茶を入れる準備をさせるといったところか


20100331-4.jpg


次に茶葉をじっくりお湯に浸して湯飲みに容れて出される
どうやって表現すればいいのかわからない
お茶は確かに好きだが違いが判るほど知ってるわけでもないし
少し熱かったので味があまりしない
そうしたらじゃあ少し待ってまた容れてくれた
それでもすごくほんのりとした味に香り
どうやら包種茶とはそういうものらしい

人それぞれの飲み方に好みがあるから
それによって容れ方も変わる
そういいながら今度は茶葉の違いについて色々と話してくれた

別の包種茶を容れてくれる
確かに違うような、、もうちょっと味が濃い目??
あやふや
違いをしっかりと感じて選ぶような貴族的な人々を思い浮かべて
変な劣等感を感じたりする
間違いなく偏見からくるのだろうけれども
結構色んな物を好んで食べられてしまう僕は
自分の舌を全然信用していないしコンプレックスもあったりする

茶屋のおかあさんはそれに気が付いたみたいで
じゃあもう一杯この二つ目の包種茶を飲んでその後に一つ目のを飲んでみて
二つ目の茶の香りがしっかり口の中に付くから
その後に飲むと違いが判るわよ

全くもっておかあさんのおっしゃるとおり
こんな僕の舌でも衝撃的に味が違った
味というより香りの違いが強いかもしれない


面白い
すごく面白いじゃん、お茶


そうやってまた違った茶葉を出してくれる
今度は烏龍茶
烏龍茶と包種茶の違いを説明してくれる

烏龍茶の茶葉はくるくるしていて塊のようになっている
包種茶の茶葉は真っ直ぐしていて葉の原型を留めている

烏龍茶などは塊になっているのでお湯でやらなくてはいけないのだが
包種茶は原型を留めていて元に戻りやすいので水でもいいのだそうだ


20100331-5.jpg


次に出してくれたのは僕も日本で聞いた事があるお茶だった
「東方美人」
これはお茶の大会で連続で金賞を獲った
素晴らしきお茶であると日本のテレビで見た事があった
兎に角高くて大変だ、という話を聞いていたのでまさかここで飲めるなんて

これはお母さんの話によると紅茶にも分類されたりするらしい
まさか!と思って容れた急須を覗き込むと確かにその液体は赤みを帯びていた
そういえばお茶というのはすべて同じ葉っぱから出来ているのだという事を思い出した
味は確かに別段の甘みがあって
包種茶のほのかな味とは違って強い香りに味を持っていた


お茶のお菓子まで出されて
気が付いたらお茶の講義は二時間にも渡って続いた
すべてが聞き取れた訳ではないが
それでもすべてが知らなかった事だらけで時間なんて全くどうでも良かった

一体何杯飲んだか判らないくらいにお茶を頂いてしまったので
さすがにここで購入しない訳にはいかない
まあお母さんもすごく親切で嫌味の無い感じだったし
買う事に躊躇は無かったな


20100331-6.jpg




川沿いを歩いていると木々に白い鷺が沢山留まっているのが見えた
小可愛とイッキが大声を出してうわーとか何の種類だろうとかなんであんな所に
なんて言っていると突然背後から太い声がした

振り向くとすぐ近くに大きな身体をした人が立っていて
早口で鳥の説明をし出した
始めはびっくりして笑っていた小可愛にイッキも
いつの間にか沢山質問していて太った彼も沢山答えていた


再びバスに乗って電車の駅「新店」まで戻る
気が付けばもう日が暮れようとしている
ここの場所も一つの観光地になっているみたいで
川沿いには一つの大きな吊橋がライトアップされて沢山の人が渡っている

小可愛がイッキにあの吊橋は昔のが確か何かで落ちてしまって新しく出来たのだよ
って説明していると
川沿いをサンバイザーを被ったウォーキングをしているおばさんが
急に離しかけてきて吊橋の歴史をひとしきり喋ってきた
いろいろと聞いてそのおばさんがまた歩き去っていくと
僕達は笑い合った


さっきの鳥のおじさんといい、この吊橋のおばさんといい

そういえば今日坪林で昼食を採った時も
僕達が何にしようと悩んでいると
別に隣の席でもなくて奥の席で一人で食べていたおばさんが
「ここの店の豆腐はすんごくおいしいのよ」なんて言ってきた
結局頼むと豆腐は売り切れだったんだけども
そうしたら「じゃあ牛肉麺にしたら?それも最高よ」
別にお店の差し金ではないとは思うのだが、、兎に角僕達に色々と話し掛けてきた
お茶屋のおかあさんだってよくも二時間も
しかもお茶にお菓子だってたらふく頂きましたし

みんなすんごく世話好きのお人良しだな




台湾人だから?田舎だから?
うーん




でもお陰さまできっと自分じゃ気が付かないことまで教わりました

帰ったらお茶を飲もう


20100331-8.jpg



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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


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