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冷たい雨に降られた最後の日


今年の4月4日は
キリスト圏ならイエスキリストが復活した日であり
中華圏では子供の成長を祝う日であり
日本では、、花見か

まあそんな様々な祝い事があっちこっちでされていた


そんな僕の台湾最後の日





小可愛とIkeyと小可愛の友達と
休みを利用して台北の隣県の桃園県三抗老街という所へ

相変わらず天気予報はぐずぐずの雨を報じていたにも関わらず
当日の朝起きてみると何日振りかに台北の空は青く晴れ渡り
久し振りに日差しの刺激を肌が受ける


台北駅で待ち合わせの前に
前日に調べておいた美味しいと評判のケーキ屋さんに向かい
三人へこれまでのお礼を込めて三種類のカステラケーキを購入

外を歩くのが気持ち良いのでそのまま歩いて15分程の台北駅へ向かう
それだけで少し汗ばむくらいの天気

今日はバイクをレンタルしたり自転車でサイクリングをしたりと
山間部の自然の中を満喫すると聞いていたのですごく天気が気になっていたのだが
日頃の行いが良いという事なのだろうか

天気予報でも雨だったし今日だけこんなに晴れて
どうしても僕の最後の日を祝福してくれているとしか思えない



台北駅で小可愛と待ち合わせ
そのままIkeyが乗って来ていた電車に乗り込む

二人が今度受ける公務員試験の話に夢中になっていると
さっきまで明るかった窓の外が暗くなってくる
覗いてみると道が明らかに濡れている


雨??


どうやら呟いてしまったみたいで
二人も話をやめて外を見る


まさか
いやでも
いやいや大丈夫でしょう


そんな遣り取りをしていると小可愛の携帯電話が鳴る
どうやら行き先の駅で僕達を待っている小可愛の友達Ying Chuからみたいだ
彼女は今日行く場所の近くに住んでいてバイクで駅に迎えに来ているという

雨がひどく降り始めたらしく
彼女は一度レインコートと服を着替えに家に戻ったという


さっき今日晴れたのは日頃の行いのお陰だ
なんて一度思ってしまっただけに
結局雨だった事に余計に凹む




さて目的地の駅にやってくるも
電話の通りしっかりと雨が降っている

台北の郊外ともなるとがっくりと交通の便が悪くなり
どうやら目的地までのバスがないらしい
濡れてでもバイクをレンタルして行かなくてはいけないという事を意味している


雨なのにわざわざバイクを借りる
しかも50ccという超小型
Ying ChuのバイクにIkeyが乗り
この小さなバイクに小可愛と二人乗りして向かう事に

こんなに小さなバイク運転したの始めてだ
しかも二人乗り
足が入りきらない膝がハンドルに当たる
雨のお陰で最高に運転し辛くそしてみんなに笑われる
身体が大きいのは本当に困ったもんだ

旅に出てから身体が大きくて不便を感じる事ばかり



途中で雨が本当にひどくなってきてレインコートを買いに寄るも
そこにあったサイズは「中」だけで
しかも身長165cmくらいまで何て書いてある

当然僕には無理をしても無理であり
Ying Chuの着ていた少し大きめのレインコートを借りる事になった



日本では一度も見かけた事ないし多分恥ずかしがって誰もやらないだろうが
台湾の人は雨の日にバイクに乗る時、レインコートを前後逆に着て走る
つまりボタンが背中側にくる状態

これ、最初見た時は違和感で吹いてしまったが
やってみるとこれがすごく理に適っている

実際レインコートを本来の状態で来てバイクに乗ると
ボタンの隙間から雨が入り込んできたり
股の所からシートを伝って水が浸入してくる

けれどもボタンを背中側にすれば
雨に晒される方に布の切れ目が無いので雨は入ってこないし
襟の部分はせり上がっているのでより守られるし
股の部分に切れ目も無いので完全防御となる訳である

台湾では自転車に乗っている人もこういう着方をする
そして実はベトナムでもよくこの姿を見た




行けども行けども着かない
そしてどんどん雨はひどくなっていく
そうやってびしょびしょになりながら一時間
辿り着いた場所は本当に小さな山の中にひっそりと佇む街だった

不思議な事にさんざん雨に降られてやってきたのに
着いた途端に雨は止んでしまった
こういうもんだ、人生


周りには少しの屋台レストランがある
二、三度曲がりくねった道の先に小さなお寺がある


20100404-2.jpg


雨の中に寺の紅がくすんで歴史の重みを引き立てる


20100404-1.jpg





ちょうど昼時になったので
近くの屋台レストランで食事をする事に
ここらへんで有名という肉団子入りスープを頼む

日本の子供の日と台湾の子供の日の違いを喋りながら
冷えた身体に暖かいスープを流し込んでいると
おばちゃんがやってきてスープのお替りはいるか、と聞いてくる

みんながどういう事かと首を捻っていると
僕達の器にスープを足してくる

程無くしてまたおばちゃんがやってきて肉団子はいるか
と、もうほぼ強制的に肉団子を入れてくる

ここの人達ってみんなこうなの?
これってどういう事?

みんな口々にそんな事をいいながら笑いが止まらない
一人だけスープ無しを頼んでいたIkeyが悔しがっている


20100404-3.jpg





店を出るとまだ雨は止んでいる
急いで自転車をレンタルしよう

お替り自由の屋台レストランの隣にある自転車レンタル屋さんに向かう

そうしたらすごく威勢のいいおじちゃんが出てきて
止め処なく喋り始める

店の壁にある大きく引き伸ばした周辺地図に
長い棒を使って一気に説明してくる


20100404-4.jpg


僕には聞き取れたり聞き取れなかったり
でも三人もネイティブ台湾人がいるので
途中から安心しきって聞くのを放棄した

どうやらそれがまずかったようで、、


長い長い説明の後
さて自転車に乗って出発という時に
店の目の前のT字路で早速どっちに行くのか判らなくなっている

おじさんが後ろから大声で「右だ、右だ!」
って叫んでいる

右に回るもさっそく不安になってきた
そんな不安が自転車おじさんにもあったのだろう
右に曲がってすぐ自転車屋のおじさんは
自分も自転車に乗ってやってきた


そこからサイクリングロードの入り口まで連れて行ってくれた
ここからはもう一本道だから大丈夫
そういって戻って行った


京都の哲学の道みたいな
小さなお堀のようにくりぬかれた所に水が流れていて
周りを木々が覆う空気の綺麗なサイクリングロード


20100404-5.jpg


少し小高い所を走っているのか
木々の間からたまに山間に広がる田畑が見渡せる


台湾版哲学の道の終点までやってくると
初めての大きな下り坂が目の前に出てきた

みんな立ち止まってはしゃぐ
横一列に並んで一斉に下る事になった
はずなのだが小可愛が先陣を切っていきなり走り出した
それをみんなで追いかける

と、前を走っていたIkeyがブレーキを強くかけ過ぎたのか
後輪が大きくうねり出して
前輪も制御できなくなってきて
そんでもって身体が左右に大きく揺れだして
そしてこけた

幸い身体は立ってられたが
自転車は大きく地面に叩きつけられた

みんな心配しながらも大笑い


そこから下り坂と上り坂に分かれ道
うーん一本道と聞いていたのだが、、

さっきの説明でだいたい分かれ道があったら左に曲がる
って言ってたはずだという事で
左の登り道を必死に登って行く

始めは山の中の素晴らしい景色を堪能していたけれども


20100404-7.jpg


いつの間にか工場内を走っている
気が付いたら車の往来の激しい大通りに出てしまう

心配なので電話を掛けてみると
どうやら大きく道を間違えたらしい
という事でさっきの分かれ道まで戻る


20100404-6.jpg


と、またしてもあの自転車屋のおじさんが
今度はバイクで僕達を待っている

そうして自転車をこぐ僕達に平行してバイクでついてきてくれる
何だか興ざめな感じがしないでもないがこれも致し方の無い事で


分かれ道に戻ってからは
延々くねくねとした下り坂が続いていた

案内人の登場で安心しきったのか
小可愛とYing Chuははしゃぎ声を出しながらびゅんびゅんと下っていく

僕も子供の頃を思い出して
ブレーキをかけずに一気に下って行きたい衝動に駆られたが
ふと後ろを振り返るとIkeyが何ともゆっくりと降りてくる
間違い無くさっきコケタ後遺症

小可愛とYing Chuはどんどんと先へ行ってしまう
いつもはしゃいで天然キャラの彼女の顔は完全に強張っている
そんなのを一人置いていくのも心配なのでIkeyとペースを合わせて行く




坂を下りきるとさっきまで見渡していた田畑が目の前に広がる
そこを縫っていく


20100404-8.jpg


さっきの雨の雫が葉にのっかっていて
緑が生き生きとしている

遠くに頂く山々には低く雲が立ち込めて
山全体が洗われていて気持ちが良さそうだ


20100404-9.jpg





結局一時間くらい自転車屋のおじさんはついてきてくれて
最終的にもう間違わないだろうという確信がついたのか
新しいサイクリングロードの入り口まで案内して帰っていった

そこは川沿いの道で
大きな橋や鉄塔の横を通り過ぎていく


20100404-10.jpg


だんだんと最終目的地らしき場所が近づいてきた
そこか大きな橋が目印で
そこを渡った先にここらへんで一番大きな市があるのだそうだ


結局最後に橋にアクセスする道を間違えて
再び回り道をする

自転車屋のおじさんはもう僕達の事を全く信用していないみたいで
橋のたもとにいて僕達がまた間違えた所をしっかり目撃して
めちゃくちゃ大声で笑っていた




市は沢山の人で賑わっていた
お菓子や駄菓子屋やしっかりとした料理もあって
沢山の食べ物の匂いで包まれていて目移りしたが
すぐに雨が降り出してきた

苦労してやっとこさ着いたのに結局ここに居た時間は30分もなかっただろう






まあこれぞ旅です
移動にこそ旅の本質が含まれている、筈






誰かが転んだり
道に迷ってみたり
心優しい水先案内人に出会ったり
狭い下り坂をゆっくり下ったり思いっきりスピードだしたり
力一杯こいで登ってみるも結局降りる事になったり
平らな空気の綺麗な洗われる景色を通ったり
犬に追いかけられたり
大きな建物の側を通ってびっくりしたり



そうやってやっとこさ辿り着いて
そんでもって雨に降られてすぐにそこを立ち去る



確かに車で来ている人達がすんごく羨ましかったけれども

でも

美味しい空気を吸って
一生懸命こいで身体を熱くして
冷たい雨に降られて


そんな移動は随分と楽しい



さ、明日から移動だ




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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


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