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ホームステイ



僕は日本でネパール人の友達が一人居る



家の近くにある一つのバー
世界のビールが沢山置いてあるそのバーは
僕の最寄り駅から家に帰る道の真ん中に位置していて
独りで寂しく帰る夜なんかはふらっと寄るにはとてもちょうどいい感じで



夜に駅を降り暗い夜道を歩きながら

「さて、今日はどうするかな」

とか考えながら段々と近づいてくるその店まで自問自答して
結局入ってしまうそんなお店



そこのバーテンダーをしているティル



何故だか始めて入ったその日によく話して
結局店を閉めて一緒にまだ開いている他のバーに飲みに行ったりして
それからよく話すようになった



ティルから僕はあまり知らなかったネパールの話をよく聞いた
ネパールの中ならカトマンズしか知らなかった僕
彼が住んでいるポカラという場所について聞いた
そこには彼の家族が住んでいて子供が二人いて
日本に呼んで育てるかそのままネパールで育てるか悩んでいるという話まで







今世界を旅していて
バスに揺られてそのポカラという街にやって来た







勿論ティルの事を思い出す

というかそれよりもポカラにやってきたのは
ティルの事が頭にあったからに他ならない





世界でも有名なネパールでのトレッキング
世界の屋根と言われるヒマラヤ山脈があるネパール

実際トレッキングをしにやってきた僕達だが
ポカラでなくてもカトマンズからでもトレッキングは出来る
それをポカラにしたのはまさにこの繋がりがあったから






ネパールに入る事が決まったタイで
僕はティルにメールをする


「今度ネパールに行くよ!」


そうしたら彼から気持ちの良い返事が返ってくる


「是非家を訪ねたらいいよ!」


ポカラにはティルのお兄さんがいて
もし行ったら連絡を取って家に泊まっていったらいい
そんなすごく有難いお話し

ネパールに入ってからずっとそれが頭にあって
早く早くポカラに行きたくてしようがなかった








そんなポカラに着いてから数日がたった


電話番号しかないから宿の人に頼んだり
国際電話を取り扱っているネット屋さんに何度も足を運んで掛けてみるも
いつも圏外になっていてどうしても連絡が取れない

ネットも満足に出来ない場所に居たから
なかなかティルとも連絡が取れずに時間が経っていってしまっていた


もうこれ以上は無理かもしれない


ビザの期限も迫っている
もともと二週間くらいのトレッキングを想定していたけれども
バンダのお陰で期間がぐっと縮まってしまって一週間が精一杯
でもこれ以上日にちが延びてしまっては一週間も難しくなってしまう
折角するならせめて一週間のトレッキングをしたい


少し強引かもしれないけれども
お兄さんと上手く連絡が取れているティルに間に入ってもらって
待ち合わせ時間に場所を伝えてもらって宿を出るしかない

それでダメならもう諦めてトレッキングに出発しかない





すぐ近くに居る筈なのに
わざわざ日本を経由するのはまたおかしな話なのだが
これが今のネット社会というものなのか

実はこれが幸を奏す





ポカラの街の一番大きなチョーク
プリシィヴィチョーク
そこに今いるレイクサイドからバスに乗って行く
そこで電話を掛けてくれ

結局最終的には電話になってしまうのだが
もうそれに賭けるしかないという事で
僕達は意を決して荷物をまとめて宿をチェックアウトし
バスに乗ってそのチョークまで向かう

チョークで降りてから電話を探し
公衆電話のような所で緊張しながら電話番号を
一つ一つ丁寧に確認しながら押していく

そうすると電話口から今まで聞いた事が無い音が聞こえてきて
人の声が返ってきた!


その時の嬉しい事


嬉しさを抑えながら名前を告げると


「おーおー」


みたいな感じで返事が返ってくる





世界の見知らぬ土地でただ電話が繋がっただけでまだ相手の顔も知らないのに
もう無事に出会った時みたいにすごく嬉しい暖かい気持ちが込み上げてくる




それから僕達は道端で待ち
道の反対側に現れたその筋肉で身体ががっちり守られた
本当にティルそっくりの顔立ちをしたお兄さんに無事に出会った




もうその時の嬉しさといったらない




お兄さんはバイクで来ていたので
さすがに重い荷物を背負った二人を連れて行ける筈も無く
しょうがないのでタクシーを拾ってお兄さんの道案内のもと
家まで行く事になった


家はポカラと聞いていたのでタクシーに乗るのを渋って何とかしようと思ったのだが
実はそんな事も無くお兄さんのバイクはどんどんと走っていって川までも越えていく行く



ポカラの中心部からはどんどん離れて
ある一つの国道沿いの街に着いた

そこでお兄さんのバイクが曲がり
僕達もタクシーを降りた



完全なるローカル
みんなが珍しそうに僕達を見る

僕達もそれに答える

「ナマステー」

手を合わせて話しかけると子供も大人も
物珍しそうに見ていても
手に何か持っていても
しっかりと手を合わせてニッコリ笑いながら

「ナマステー」

と返してくれる



どんどんとメイン通りから路地に入って奥に入っていく



いくつもの家に売店や学校
そこには世間話をしている人達が居て
その横を通る度にお兄さんが話し掛けたり話し掛けられたり

本当にみんながみんな知り合いの所



話を聞いたら
あそこはお父さんの妹の家で
ここはおばさんの家で

大体親戚のお家


お兄さんにティルはグルンという苗字を持っているのだが
ここの街に住んでいるのはみんなグルンという苗字を持った
グルンの街だそう


お兄さん曰く
実はグルン独自の言葉がネパール語とは別にあって
みんなはその一族なんだそう

日本の方言みたいなものだけれども
それよりももっと極少的でしかも全く違うのだという


例えばレストランで隣の席でグルン語が話されていたら

ああ、地元の人か

と思って話し掛けるんだそう
しかも大体親戚だったりするみたいで

逆にレストランでグルン語で話していたら
周りのネパール人は理解できないので
好き勝手話せてしまうらしい


苗字というよりも
一つの民族の名前といった方がいいかもしれない




そんな街というか村というかをどんどんと奥まで進んでいくと
一つ目立つ青いペンキに塗られた家が見えてきた


20100515-6.jpg




それがお兄さんの家
ティルの家




門をくぐるとラムという犬が飛び出してくる

貫禄のあるお母さんが出てきた
目の優しいお兄さんの奥さんが出てくる
坊主のいかにも悪戯好きそうな腕白坊主がその横にいる
それよりも少し年齢のいった小学校高学年くらいの
おさげをして赤いリボンをつけたしっかりもののお姉さんが
赤ん坊を抱いてドアの前に立っている


20100515-5.jpg




挨拶をすると
みんな笑顔で「ナマステー」と返してくれる



これが僕達がこれからお世話になる
ティルの家族


20100515-2.jpg





僕達はその夜

初めてのネパール料理『ダルバート』をたらふく食べ
久し振りの家庭の味を堪能した


20100515-4.jpg












ティル






子供達は最初はすごく恥ずかしそうにして
ドアの側に隠れたりしていたけれども

あっという間に慣れて僕達に一杯話しかけたり
背中に乗ってきたり


いやリュックを背負って炎天下の中やっとやって来て
むしろ少し休みたいくらいなのに
全然休ませてくれないくらい


いや本当に元気


スミスはやんちゃで
スニハはしっかり手伝いもして
兄弟喧嘩もしっかりやって


それでも元気一杯に走り回ってますよ


20100515-3.jpg



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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
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