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今一番興味がある事

カトマンズはやはりネパールの首都だった

物の量が段違いに多い
ポカラから山から戻ってきた僕には
もう大都会にしか見えない






ポカラからのバスから降りると
ホテルやタクシーの客引きの間に
もう顔を知っている前に泊まっていたホテルの客引きに再会する


そこで値段交渉をまたして
僕達はまた路地の奥のまた奥にやってきた


その路地にはやっぱりまだ
売店のあんちゃんがいて
刺繍屋のおにいちゃんがいて

普段が多分あれからも続いていたんだな
何も変わらない風景があった


いや一つ変わっていた


前に刺繍屋のおにいちゃんと話していて
彼には日本人の彼女がいて今度来ると言っていた

その彼女がちっちゃな刺繍屋の部屋の
おにいちゃんの後ろにちょこっと座っていた

おにいちゃんは凄く嬉しそうだ








さて僕達はこのカトマンズで何をするか


と、目移りする沢山の物
街を歩いていると色んな物を物色したくなってくる


ここで僕達はやろうと思っていた事があった


それは『ヤクステーキ』を食べる事


オッキーに教えてもらったのだが
ネパールにはバッファローの肉に豚に鶏に
それらの他にもう一つヤクという動物の肉が食べられるのだという


ヤクとは山の上にいる牛にもバッファローにも似た動物
長い毛をたらしているらしい

らしいと書いたのは山の方にしかしないので
絵とかお土産やさんに置いてあるぬいぐるみしか見ていないからだ


今回トレッキングしている時に

「ヤクいないかな?」
「まさかなあ」

とかいいながら密かに二人で探していたのだが
そこにはバッファローしかいなかった


という事で僕の中では幻の動物としてある


そんな動物のステーキが食べれるレストランが
実はカトマンズの街中にはある


その値段はバカ高くい

前回カトマンズを発つ時
オッキーが記念に食べて行くといってついて行って見たその額は
350ルピーというトンでもない値段


だが、


山の高騰価格に感覚が麻痺した今では何とも手頃な価格に思えてしょうがない

だって350なら山の上のカレーライスと同じ値段だ
それであの幻のヤクのしかもステーキが食える!!


もう山の上から僕達はカトマンズに帰ったら
ヤクステーキを絶対に食べると言い合っていた





普段の僕達なら絶対に通らないだろう
重い扉を開けて暗いレストランの中に入る


もうライスも頼まない


ヤクステーキ下さい!


ハーフのヤツ!



感覚が麻痺しているといっても
流石に大きくは出れない

メニューの一番安いのを頼むが
出てきたのは充分満足のいくヤツで


久し振りにみた
こういう鉄板プレートにのった料理
そして久し振りの肉の塊


20100527-1.jpg



もう殆ど無言で食べつくした


味はといえば


まあビーフよりも肉の繊維がしっかり残るけれども
それでも噛み切れない程イライラしない間に解けていく

堅いバフと柔らかいビーフのちょうど間な感じ







それから僕達は色んな店を見て歩き
ヤクウールだなんてのを物色したりして時間を潰した


20100527-3.jpg






そしてもう一つ行こうと思っていた場所へ向かう





それは僕達が前回カトマンズを離れる直前に出会った人のお店





売店でチャイを買って飲んでいると
そこに白い楽そうなカットソーを着たおにいさんがやってきて
綺麗な英語で話し掛けてきた


20100527-6.jpg


そしてこっちが聞く姿勢を持つとわかると
彼は一気に喋り出した


その話はかなり深い所まで行って
彼の持つ真理の話までになった

彼の幼少期の辛い過去や今五体満足である事に対する感謝
そして自分が出来る事を今精一杯やろうとしている事


今彼はオーガニックをテーマに服や鞄それだけではなくて
頼まれればなんでも作るという事をやっていた


日本ではもう言われ続けて
過食気味の感がある地球環境やらオーガニックやらの言葉だが

壮絶な過去を持ち今ここに居る事に感謝しながら
しっかりと今は自分と周りを見据えてやっている彼から
マントラなんて言葉を交えて聞くと
不思議といやらしい感じも無く素直にその話を聞ける


すっかり彼を気に入ってしまった


もっと彼とも話したいし
その時は立ち話で実際に彼の店に行って話を聞けなかった

ので今回は是非寄って見たかったのだ







彼はちゃんとそこに居た






彼の店は
想像通りの柔らかい感じのお店だった


20100527-4.jpg


竹で作ったというカットソーやジャケットが掛かっている

どれも日本にあっても
欲しくなってしまいそうな物


20100527-5.jpg





彼とそこで話をすると
また彼は深い深い所にまで話を持っていった





そんな彼に突然旅から帰ったらどうするんだい?って聞かれた




うーん、、、



それは本当に大問題なんだよね

常に考えてはいるんだけども
ここにいるとどうしても想像の域を出なくて、、



少し考えてから
でも沈黙もこの気持ちの良いコミュニケーションには合わない



「まだ全然決まってはいないんだ」



まずそうやって口にする
それから自分でも想像していなかった話の持っていき方をした



「でも今一番興味がある事はハッキリしているかな」



何でこの話にしたんだ?
自分でもわからないがちゃんと次に何かを言おうと
口は開きかけている

自分が自分自身に興味があって
そのまま僕は僕の言葉を止めずに待った



「relationship」



関係性とでも訳すべきか?

何かと何かの関係性
人でも物でも


ああ、確かに間違ってない
自分で無意識に言った事に妙に納得する


そして調子に乗った僕はさらに続けている




関係性


例えば僕と君が出会った

そこには最初は純粋に何も無い
でも出会う事で何かが起きる

そこに感情が生まれる

今僕と君の間には出会った瞬間から何かの関係性が始まっている


今僕と君の間には凄く良好な関係が築けている
でももしかしたら最悪の関係性になっていた可能性だってある


果たして


そのスイッチって何処にあるんだろう?


そこに凄く興味がある





そういう事をめちゃくちゃな英語で
何とか必死に伝えようとした

そしたらパルディンは凄くよく反応してくれた
特にそのスイッチという所に










宿に帰ってベットに寝そべって天井を見上げながら

その事を思い出す




関係性ってなんだろうか、本当に




出会った時、第一印象が一番大事とはよく言われる

確かにそうだと思う
それがその後の関係性に大きく影響する

じゃあその第一印象に左右するモノは一体どの時点なんだろう


出会う直前の周りの環境や二人の心境だろうか
まさに出会った瞬間だろうか
それとも出会った直後に起こった事だろうか


そこにスイッチがある筈で

そしてそれまで何も知らなかった二人
何も無かったらそのまますれ違う
でも出会う時もある訳で
そこに差があるという事は何処かにスイッチがある訳で
そして誰かがそのスイッチを押す筈で
じゃあそのスイッチは誰が押しているんだ?

どっちかか?
二人とも?
それとも誰でもない誰か?




でも




そんな不思議なモノなのに
この世界はそれらのマトリックスで出来上がっている

この世界を旅していてもそうだ

色んな所で色んな人に出会う

出なかったら到底出会わなかった


じゃあ旅に出た事がスイッチ?

そんな事は無いだろう





一体何なんだろう




やっぱり興味深い





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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


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