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ガンガー

僕達の泊まった宿はガンジス河のすぐ近く

屋上に上がって見せられると
確かに白壁の合間に小さく河らしきモノが見える

少し見えるだけなのだが
あれが幾多の人を虜にさせたあのガンジス河だと思うと
さすがに感慨を抱かずにはいられない


20100623-1.jpg



ガンジス河沿いには沢山の寺院やかの有名な火葬場が並んでいる
それらの裏側にひしめく様に3,4階建ての住居にホテルが建ち並んでいる

工事中の表通りからガンジス河に向かうには
建物の間を迷路のように通っている1m幅も無かったりする道を
右に左に曲がり曲がりで行かなくてはいけない

僕達の宿はその迷路のちょうど真ん中に位置している


20100623-2.jpg



ガンジス河にすぐに行きたい気もするがまずはここの迷路を解明し
食堂を探しそこから宿まで無事に辿り着けるようにしなくてはならない
しかも街灯など無いのだから日の出ているうちにしなくてはならない


その為に果敢に迷路に挑戦するのだがなかなか難しい

表通りと宿を結ぶ所を覚えるのがやっとで
なかなか脇道に飛び込むまでに至らない

しかも表通りに出ても売店はあるのだが
なかなか安食堂というモノが無い
コルカタの安く食に溢れた時を思い出してしまう


表通りは工事中で埃が舞っている
食にもあまりありつけない
表通りから一本入る小道はすべてが迷路のよう
右に左に試行錯誤している間強い日差しは常に僕達の頭上にある

本当にフラフラー、フラフラーと
ゆらゆら町を漂っている感じ


しょうがないので道端に売っていた訳もわからない
カレー風味のスープに二種類のジャガイモコロッケのような物を摂取し
それでは足りないのでやはりカレーが入った揚げ物のサモサを食べる

こっちのメインの調理法は揚げである
そして大体カレー味かカレーが入っている

まあ、しょうがない気もするが


それでヘトヘトになって宿の方へ向かう小道へ入って行く
本当に最近体力という物が無い気がする
夏バテだろうか


小道を進んで行くと大きな牛が道端のゴミを漁っている
別に漁ってもらってもいいのだが
むしろ道が綺麗になっていいかもしれないが
ここは小道なので少し困ってしまう

牛が二頭いる向こう側でパンジャビを着た女性が困っている
石を投げたり大きな音を立てたりするが牛は動じない


20100623-3.jpg



はっきり言ってインドの一番のネックは牛であろう

こっちに来てビックリした事があるが意外にイスラム教徒が多い

インドと言えばヒンドゥー教である
国名の由来でもあるのだから代表するものと言ってもいい
ただサノさんの意見ではインドの宗教は
ヒンドゥー教徒と同数くらいイスラム教徒もいるという事である
僕の印象としてもそうだ

他にも勿論仏教徒もキリスト教徒も居る訳で
当然他の宗教徒からしたら困った話である
サノさんの見解を元にすれば半数以上はヒンドゥー教では無い訳だから

まあここはヒンドゥー教の聖地なので
ここから牛が居なくなる事はまず無いだろうが


そのまま小道を歩き宿まであと二曲がり
もうすぐという角を曲がろうとした時
そこの建物が突然気になった

それは僕の中では目印となる物で周りの住居とは形が違った
もしかしたら寺院かもしれない

そんなに道を反れる感じでもないので
少し寄ってみようと愛二と二人で建物をぐるっと回る事にした


寺院らしき建物を見上げながら歩いていると
ちょうど反対側にやって来た時に寺院の反対側から声が聞こえた

気になってそっちを向いた瞬間立ち止まってしまった


建物で密集したこの一体は太陽が傾き始めていて既に日があまり入ってこない
壁に囲まれた暗い小道をずっと進んできていたから
そこにちょっとした空間がある事にまず驚いた

赤い像が真ん中に置かれている
その周りで人々が寝たりしている

その先に明るい青色が見えた







突然目に飛び込んできた確かな河の映像







迷路を歩いていた僕達はぽろっと一つの出口に放り出された
そんな感じだった


完全に僕の心は掴まれてしまった感じで
足は当然という感じで赤い像の空間に進み出し
河へ寄っていく

空間を抜ければすぐに急な階段が現れる
そして河もどんどんと大きく視界に入ってくる

階段の一番下では水浴びをしている人達が居る




急な階段を慎重に一段一段降りて行く

気が付いたらもう夕暮れ時
強い日差しも無くなり河を走り抜けてくる風が気持ち良い

所々に石段に座った人達が居る
それに習って僕達もそこにとりあえず座る
もっとよくこの河を見ようとする


20100623-4.jpg



河に沿うように町並みが並んでいる
その縁には寺院だろうか尖塔の様な物も所々見える

ボートが沢山くくりつけられ
その合間を子供達がクロールで競泳している

今は乾季なので河の向こう側は思ったよりも随分近い
それでも水が流れているだけでもこの河は随分と重要だったのだろう
それをもって重要な聖地となる資格があった訳だ


20100623-5.jpg







ヒンドゥーの聖地
インドの聖地

そこを流れる母なるガンジス河








そのガンジス河は普通に流れていた



さっきの突如として現れたガンジス河は
今僕の目の前をゆったり自然に流れている


確かに水浴びをしている人もいる

「あれが『沐浴』か」

『沐浴』という言葉はあれ、僕には子供に混じって大人もみんなが
水浴びを楽しんでいるようにしか今は見れていない

そう思っている僕が僕自身に不思議で
でもそう思うのが当たり前のようにも思える
朝ゲストハウスの上からガンジス河を見た時に感じた感慨が嘘のようだ



火葬場を見たら違うだろうか
寺院でのセレモニーを見たら違うだろうか

触れただけで下痢になってしまうだなんて噂があるにも関わらず
意外にガンジス河が綺麗に見えたからだろうか

事実僕が飛び込んだアユタヤの河の方が
完全に茶色くて汚いように思える
ガンジス河は濁りはしているが青色をしている



兎に角今はいつもの川辺に座り込んでぼーっと
人が歩く様とか鳥が飛ぶ様とかボートが流れる様とかを
眺めている時と同じ様に心は何も感じず静かに寝ている

むしろそれが母なるガンジス河の母性なのだろうか









もう暗くなりそうなので僕達はそこを離れる








帰り道

今の静かな僕の心を脅かすように
真っ暗になる上に燃えるような赤が覆っている




実は静けさの裏にヒンドゥーの荒々しさが隠れている事を示すかのように


20100623-6.jpg




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    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


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