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期待を胸に


[20100714]



やってきたチベット難民キャンプは
僕達には楽園のようだった


キャンプといっても町のようになっていて
入り口にはきちんとゲートが設けられ
『チベットコロニー』と書かれている


SDIM5473.jpg



町の周辺は壁で囲まれその内側は全く違う世界があった

地続きですぐ外には全くもってインドが広がっているというのに
あんな簡単な壁でこうまでハッキリと世界観が変わるなんて


SDIM5478.jpg




町として発展しているといっても
認められた空間が限定的にあるだけなのでさすがに宿の数も決まっている
選択肢は限られていて外の宿と比べると高い

他に選択肢は無いので
その中で清潔感のある所を選んで三人で泊まった



そこはもうホテルと呼べるような場所で
ロビーは広々としていてソファがありレストランも併設され
部屋には電話が付いていてルームサービスまで頼める

いくら選択肢が無かったといっても
なくなくそうしたという感じは全く無く

「まあ、しょうがないから、、ね、折角だし、、」

なんていう流れで、
段々と気持ちが、縛りを解いて大きく拡散していく


そして僕達はそこに理由をつけるように
インド最後というだけでなく
オッキーとの別れ、そして愛二との暫くの別れをする為に
ここでの時間を思いっ切り楽しむ事にしたのだ


SDIM5480.jpg





そう、実は僕はここデリーを最後に暫く愛二とルートを別にする

これが決まったのは一ヶ月半程前
まだインドに入国する前のネパールはカトマンズに居た時だ

こんなに早く行き先が決まっている事は殆ど今まで無かった
しかも何が起こるかわからないインドでそれを決める
なんて思ってもいなかった

インドのビザは半年近く取れる
普通ならあくせくせずまったりじっくりとインドを回っていくものだが
僕は入国前にリミットを設定ししかもたったの一ヵ月半という期間だった

それをする事になったきっかけは愛二がアイルランドに飛ぶ決意をした事だ



僕達は貧乏旅だしなるべくなら出来る限り沢山の場所を通って行きたい
そう考えていた

勿論それは基本的な考え方だから
何か求めているモノがあれば例外もありうるし
それに飛び込む勇気や決意の方をこそ大事にすべきとも考えている

愛二はそんな決意をして随分と前にインドの後
飛行機でアイルランド入りする事を決めていた

今まで地道にバスなどでひたすら進んできた流れから急展開
一気にデリーからイスタンブール、そしてロンドン経由でアイルランドに入る
ユーラシア大陸をひとっ飛びする



さて僕はどうするか



三人で自由に好きな所を回りルートを決めていく、
のはいいのだが、さすがに全くこのままバラバラになってしまうのもおかしい
なるべくなら話し合って話し合って
そしてみんなでの旅を形作っていきたい

だって、それなら最初から独りでよかったのだ

なのだからせめてルートについても愛二が決めた期間分は
僕も予め予定を立ててみてお互いの歩む道を作り上げようと思ったのだ



愛二はアイルランドに少し滞在した後に
かっ飛ばしたトルコにヨーロッパを見る為に戻ってくるという
話し合いの結果、二ヶ月後にトルコのイスタンブールで落ち合い
共にヨーロッパを回ろうという事になった

目標はイスタンブールに八月の末に落ち合う

それをまず決めた



それまでどう進むか



自分の好奇心と向き合う
三人で向き合っている時とはまた違う
いつも以上に内面との対話

行動する時に僕の中の好奇心が示す方向を見定め
自分自身で評価して決定まで下す

選択肢は必ず何個か用意されているはずだから
どれか一つを選ぶ為にいくつかは
僕が自分自身で出した選択肢のあらを探さなくてはならない

その行為こそ難しい

僕の今一番信じている筈の好奇心を少なからず否定するのだから




僕の目の前には大きく三つの選択肢が出された

一つはインドからパキスタン、イランと進んでトルコまで
地続きのユーラシア大陸を陸路でしっかりと進んで行く

一つは飛行機で中東まで飛び
アラビア半島を回りながら北上してトルコまで行く

一つはヨーロッパまで飛んでしまって
じっくりと回りながらトルコまで南下する




それぞれ僕の好奇心から生まれた選択肢

旅といえばやはり陸路じゃないか
地道になめるように国々を見て行きたい
影響し合っているおしくらまんじゅうのこの世界を感じる為には

いやいや僕の頭の中にまだまだ謎のベールに包まれているアラビア半島
その世界を素通りする訳にはいかない
知識の暗闇の部分に光をあてようとするのが今回の一つの目的な訳で

といっても思い切りも必要だ
今まで日本を出てきてからまだアジアという大きな枠の中にしかいない
様々な種類の文化を見たくて出てきたその求める心はもうはち切れそうだ





その中で僕が出した結論は

飛行機でデリーからオマーンのマスカットまで飛ぶという事




アラビア半島を回ってトルコまで
人生で初めてじっくりとイスラム文化圏に飛び込む
そして砂漠に灼熱の太陽





決まってしまえば、もうそれ以外あり得なかったというような安堵感
何故あそこまで考え込んでいたのか不思議なくらい


結局好奇心などは僕の心の中の衝動のようなもので
方向性というよりも力の大きさだけ持っている

好奇心に言葉を添えた時点でそれは理屈になってしまうのだ

考え方次第でどの出来事に遭遇したとしても
良くも悪くも捉えられる事を知っているのだから

その好奇心の大きさに見合った理屈を自分に与えてやればいい
言葉を添えてあげればいい
その為に言葉をこねて頭で考えればいい

そうすればその時の好奇心は満足してくれる
好奇心は期待に姿を変える





僕は中東の優等生といわれるオマーンに行く事にした




灰色に多い尽くされた町
黄色く広がる砂漠
巨大なモスク
男性の白いトーブ
女性の黒いアバヤ














タイへ向かうオッキー
アイルランドへ向かう愛二


翌朝みんながそれぞれの場所へ



SDIM5486.jpg





僕達はそれぞれの期待を胸に






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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
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