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秘密基地

20120107







『Kiwi Camera Service』


最初に訪ねたカメラ屋さんのオジサンが言うには
彼の店から10分くらいで行けるという

しかし、僕達は教えられた道筋を進んで行くも
一向にお目当ての道が出てこない


仕方無く途中のセブンイレブンに入って道を尋ねるも
店員さんもお客さんも知らない

途方に暮れていたら店員さんが電話を貸してくれるも
そこに電話を掛けたらなんともう今日は外出してしまうという
仕方無く次の日の午前中に行く約束をして渋々帰宅


帰り際ふと過ぎる不安

帰って調べてみたら見事に不安は的中
カメラ屋のオジサンは『車で10分』という意味だった

さすが車社会


「すぐそこだよ!」


みたいな感じでオジサンに言われて
意気揚々と歩いて出ていった僕達は
まだまだアメリカナイズドされていなかった






















そうやってリベンジの今日

僕達はバスの乗り継ぎを鑑みて
2時間の余裕を見て出発


相変わらずのバス内社会を眺めながら
延々やはり一時間半はかかって目的の場所で下車

そこから30分かけて歩いて遂に辿り着いた

















そこは郊外にある何気ない平屋だった


看板も無いので僕達はその場所をのぞき込むようにしていたら
玄関先に威勢の良さそうな男性が大きな声で電話をしていて
僕達を見かけるなり手を振ってきた

招かれるままにその建物に入っていくと
まだ建てたばかりなのか到る所に雑然と物が置かれていた








訳だが、


その物達の愛くるしい事!!




20120107 (2)







可愛いカメラやアンティーク、勿論ハイエンドのカメラに
スタジオメイキングに使うようなセット



20120107 (1)



まだ男性は電話で話しているにも関わらず
僕達はその後ろで殆ど叫んでいた




20120107 (3)








暫くして彼は電話を切ると
可愛らしい白髭をこちらに向けて挨拶をしくてれ早々にカメラを手にとった
その目は愛嬌のある髭とは違って真剣そのもの

よく見れば彼のメガネフレームのカーブは独特で
さらに頭にはまだ第一次世界大戦の頃の戦闘機乗りの帽子を被っている

彼のオーラに一気に引き込まれた



彼はちょちょっと修理を済ませて
さらにはなかなか出来ていなかったカメラ全体の手入れまでしてくれて
ものの5分ちょっとでカメラはジュンコに手渡された



すると一人の女性が作業室に入ってくる

彼女はもう全てを分かりきったような感じで彼に語りかける


「どんなお仕事??」

「いや、ネジが外れてちょっと緩んでいたんでね」

「まあ、あなたには随分簡単な仕事ね」


どうやらここの女将さん的な人らしい

二人の遣り取りを見てると
確かなスキルを持ちながらしっかりとローカルの中でコツコツ作業する
町工場の信頼感を思い起こさせる















彼は仕事がおわると一気に顔の力が緩んで
僕達に語りかけてきた


「まだ時間はあるかい?ちょっと見せたい物があるんだ」


緩んだどころか子供のような笑みで僕達を
平屋の建物の奥に連れて行く



行けば真っ黒に塗り尽くされた一人用の回転扉
彼はそこにまず入って反対側へ消えていった

僕達も恐る恐るそこに入っていけば
そこには十分な広さに機材が揃った暗室があった

多分12畳くらいはあったんじゃなかろうか



やっぱり満面の笑みで一つ一つの機材を説明してくれる

「もうすぐ完成なんだ
 完成したら誰でも使えるように開放するつもりなんだよ」




彼はさらに奥まで案内してくれた
そこには沢山の工具や釣竿まである

「ここで色んなこの建物の物を作ったり修理したりするんだ
 釣りは僕の趣味ね」



また別にあるギャラリーもニヤニヤしながら案内してくれる
もう秘密基地を自慢げに喋りながら教えてくれてるみたいだ

「ここでもみんなが色んな作品を
 展示できるようにしようかなと思ってるんだよ」








僕達といえばただただ自分達の不手際で
大事なカメラを乱暴に扱って壊してしまって
直してくださいー!っていう感じですがりついて
実はその故障は本当に簡単な物で

もう考え出したら恥ずかしい事ばっかりなのに
彼等は何故こんなにも時間を割いてくれるのだろう

簡単なツアーをしてもらいながら
僕は本当にそんなどうしようもない事を考えていた


だって本当に大事な物が詰まっていて
間違い無く彼の特別な秘密基地なはずなのに





でも、そこ自体には別に深い意味はないかもしれない

ただただ直感でその時楽しそうな事を真剣に選んで生きている
そうやって今まで自分なりの生き方を確立してきて
間違っていないという自信をまた足しながら
さらに歩んでいこうとしている

彼の笑顔を見てるとそういう気がした





20120107 (4)


















もっと話していたかったが
今日も午後から仕事で外出するという

まだまだ彼のオーラに浸ってキャラクターを覗いてみたかった



名残惜しむようにまだそこでウロウロしていると
一つの車が入ってきて一人の若者が降りてきた

一目見てまたオーラのある人で
多分カメラの道を進んでいるんだろうという人だった


彼はやっぱりアシスタントで
これから一緒にみんなと仕事に向かうという



みんなが機材を車に詰め込んでいる作業を
ただ脇から眺めている僕達

何だか待てを言われてる子供のように
とてもソワソワした時間だった



















機材を詰め終わると
5人は平屋の前の広場で向き合う



今日はありがとう



そういう遣り取りを済ませると
アシスタントが急に僕達に話し掛けてきた
本当に唐突だった


「今日僕の友達の誕生日であるバーでパーティーをするんだ
 もし何も予定がなかったら一緒に来ない?」


そして彼は連絡先を僕に渡してくれた


























可愛らしい白髭オーナー

マイク



彼の周りにはやっぱり同じように惹きつけられ
同じようにキャラクターを持った人が集まるらしい


肝っ玉女将のエレナ

そしてひょうひょうとしたアシスタントのジョー










ここを中心に一気に僕達のオーランド滞在はスピードアップする











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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


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