スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リオのカーニバルに行ったけれども、、

20120221














今年の年越しはニューヨークで過ごした


貧乏旅人には随分と不釣合な
とても華やかな空間と時間だった

出会った人達もまた華やかで素晴らしい人達だったから
僕達もその恩恵にあずかっていつもみたいに
ひねくれる事無く楽しいひとときを過ごした


元日に格式の高そうなジャズバーに行ったのも
その思い出の大事なひとつである

歴史も長くそれなりに名のある所だったみたいで
何とか一つ、旅に持ち歩いているYシャツでも心許無いので
友達にジャケットを借りてまで行った



そのジャズバーに入る前の事だ



基本予約制のバー
予約などしていなかった僕達は店の外で一旦待たされる
同じ様な人達が店先に並んでいる


さむいー!何て言い合っていると
僕達の前に並んでいた家族連れのお父さんが話し掛けてきた

もう何度も年越しにニューヨークにやってきているという
見るからにお金持ちそうな彼等は
ブラジルのリオデジャネイロからやってきたという



僕達はその時、南米にこれから行くという身

南米は全然英語が通じなくて大変だ
という話を聞いていたのだが
この家族は二人の息子に至るまでバッチリな英語を喋る

間違い無くブラジル国内でハイクラスな方達であろう



当然僕達はリオのカーニバルに行きたいんだ
という旨を伝える

、、というよりもアピールした


そうすると彼等はリオのカーニバルの時期
とんでも無い人数が世界中から集まってくる
それはこのユーヨークの年越しと同じくらいだろう
ホテルはもう予約しているのか?
今からとるのでも大変だぞ

本気の顔で心配してくれた



実際その後、心配になって調べてみると
まだ二ヶ月弱も先だというのに
ホテルどころか安宿までほとんど一杯で
あってもなんと相部屋で普段15ドルくらいの所が
100ドルという信じられないような値段だった


結局お父さんは
リオは本当に冗談じゃなくていい場所だよ
自分が住んでいるというのもあるが
そうで無くても最高のビーチや景色があるよ
是非、来なさい
そして来たらここに連絡しなさい

と言って、ジャズを堪能した後
去り際に僕達に連絡先を残していった



























旅人になる条件の大事な一つとして
『図々しさ』があげられると思っている


理由は今はおいておいて
きっと僕はその素質があっただろう

そして旅を通してその図々しさはさらに度を増していく


僕達は当然の様にリオに向かう前にお父さんに連絡をする

きっと、
「まさか本当に、、!?」

いやむしろ、
「ん?一体誰だ?」

という感じだったに違いないが
ハイクラスのお父さんはそんな事はこちらには一切見せずに
ウェルカムの意思を示してくれた





図々しさにもルールはある
それはバランスだ


それぞれの文化や性格によって変わるものだけれども
やりすぎてはお互い最悪の気分になって終わってしまう

何より旅においてはお互いが別々の環境に居て
大概は時間の共有としてはあまり無いのが常だから
感覚的な所は余計に気を使うべき所である


という訳で、

さすがに今回は「泊まりたい!」
などという事を言うのを控えまして
せめて荷物を置かせていただけないでしょうか
というお願いをした



きっと珍しい僕達の謙遜の気持ちが通じたのか
お父さんは快く引き受けてくれた




















弓場農場から夜行バスを乗り継いで
リオデジャネイロにやってくる

世界でも有数の国際都市であり長い歴史も持つリオだが
それと同時にやはり世界でも有数に治安という面で悪名の高い街


旅人の間でも十分その噂は流れていて
沢山の被害報告を聞く

そして今はそんなリオの一年の中で一番のイベントである

弓場農場ですっかり旅としての注意力が低下しているのを
自分自身で感じている僕は少し肩に力が入るのである




僕達は朝バスターミナルに着いてから
まずバス会社を軽く回る

ただでさえ物価が高い上にさらにカーニバル価格になった今
治安の面においてもここに長居は出来ない
という訳で、僕達はお父さんのお家に
荷物だけ置かせてもらって一日カーニバルを楽しんだあと
徹夜でそのまま次の日の早朝バスでここを去る計画を立てたのである





バス会社を回ったり
早朝だったので少し時間を潰したりして待っていると
トイレに行っていた愛二が二人の日本人とやってくる

「あらあらあらあらー!」

ペンション園田と弓場農場で一緒だった
タイヘイ君とタクヤ君だった

今サンパウロに宿をとっている彼等は
僕達と同じ様に0泊2日の強行スケジュールで
リオにやってきたという


みんなで情報交換をしていると後ろから


「あっ!!」


という声
振り返ってみるとプエルトイグアスで別れた
ツウが立っていた

ツウも今はサンパウロで宿を取っていて
やはり同じ様に昨日来て徹夜でカーニバルを見て
これから帰る所だという


愛二は他にもトイレに行く途中で
ペルーあたりで出会った旅友にも会ったという




リオのカーニバル




バッタリがこんなにポンポン起きてしまうのだ
それだけ世界中から人が集まってくるのだろう


そしてもう一つ


ツウは宿で一緒になった友達二人とリオに来ていたのだが
その友達のデジカメが盗られてしまったらしい

愛二がトイレに行く途中に出会った友達も
ついさっき、ベンチで大事な物が入ったバックを
置き引きされてしまったという



このバッタリ出会った友達の内
なんと50%の確率で既に被害に遭っているという

この一大イベントの時に
犯罪を犯す方も張り切っているのだろう

それにしても同じバスターミナル内
自分達が普通に居るこの場所で
犯罪が起きてしまったという事実は
結構ビックリする事である

きっと、お父さんが居なかったら
かなりビビって全然動けなかったに違いない








さて、そのお父さんに一刻も会わなくては

お父さんが居るのでハッキリいって
殆ど何も調べずにやってきていた

ただ『カーニバル』の名前に誘われた
ハエ一匹といったところだろう
このままでは飛んで火に入ってしまうので
住所を頼りにバスに乗り込む









恥ずかしながら知らなかった事なのだが
リオデジャネイロには世界的に有名なビーチが二つある

イパネマビーチとコパカバーナビーチだ

その地域はいつでも人で賑わっているという
ちょっとしたリゾート地になっているらしい

なんとお父さんのお家は
その二つのビーチのちょうど真ん中にある
さすがハイクラス




バスターミナルを出てすぐ
そこはボリビアで見たような
少しくすんでひび割れの所々走る家々が
傾きながら建ち並ぶエリア

そこを抜けて一時間程もバスは走る
さすが大都会リオといったところだが
街の反対側までやってくるとその景色は一変する


ガラス張りのエントランスが並び
そこには私設ガードマンが歩いていたりする

薄暗い雰囲気も一掃され
ラテンの太陽がガッツリ降り注ぐ
開放的な空気

歩道を歩いている人達も
お洒落な服を来て
犬を散歩させていたりする


僕達はそのエリアでバスを降りる
そして高級感の漂う一つのビルの玄関を入る

ビルの管理人というよりも
私設ガードマンの様な雰囲気のオジサンに
お父さんの名前を告げると
エントランスの扉を開けてエレベーターまで案内してくれた


マンションの一室
洒落た大きな額入りの絵や
ピアノに装飾が散りばめられた部屋

お母さんが出迎えてくれ
僕達を快く部屋に入れてくれた

暫くして散歩に出ていたお父さんが帰ってきて
ベランダで暫し歓談する
心配だったが何とか覚えてくれていたようだ
ニューヨークの話も少し出る

美味しいコーヒーをご馳走になり
持っていく荷物を準備して
早速僕達は街に繰り出す


20120221 (1)







リオのカーニバルというのは
南米中にあるカーニバルの中でも世界中に名を馳せる程である
やはり規模が一番大きいらしい




期間は4日間

規模が大きいというその大きな理由は
大きな屋外アリーナを貸し切って会場とし
そこを何百人規模のチームが何チームも参加して
盛り上げるからであろう


リオにはカーニバルの専門学校がある
しかもいくつも

その学校がそれぞれ一年の練習の成果を
ここで発揮するために何百人のチームを組織して
参加するのだ


メイン会場のそのイベントは
夕方の6時から始まり何と朝の4時まで延々続くというのだ

何百人の踊り子達が大きな山車を率いて
何時間も踊りまくる

想像するだけで圧倒的だ









一年の内の一大イベント
勿論会社に学校は殆ど休みになって町がカーニバル一色になる
さらに凄いのは実は会場はアリーナだけではない

それこそ町中いたる所、バーやカフェそして道端にビーチ
そこらじゅうでステージが作られその周りでお祭り好きの人間達が
真っ昼間から飛び跳ねる


そう、だからメイン会場も含めて
本当に一日中朝から晩まで踊り狂う

それを4日間まるまるやり通すというから
ブラジル人の祭りに対する本気度には恐れ入る
一体いつ寝ていつ休んでいるというのか



20120221 (2)








という訳でお目当てのメイン会場に行くまで
まだまだ時間があるというのに
僕達はまだまだ強い日差しが指す街へ向かう


眩しい太陽

それだけでも身体が火照ってくるというのに
ビーチに出てみると
その開放的な景色が僕の心をドキドキさせる

確かにここに生まれて育ったら
遊びにいつでも本気な、あんなブラジル人が生まれるだろう
そんな確信を持つ



20120221 (3)







ビーチでは本当に沢山の人が行き交っている


歩いていると色んな人だかりが出来ている
ある一つに行ってみると帽子を配っているではないか
スポンサー企業が配っているモノらしい

同じ物をさっき売っている人達がいたが
どうやらこれは本来はタダで配っているようだ

悪徳な奴等はこれを手に入れて色んな所で売っているらしい




貧乏旅人がこれに食いつかない訳がない

悪徳と言われようと何だろうと
僕達も輪に潜り混んで大量ゲット

でも、悪徳になりきれない
残念日本人の僕は結局最終的には悪徳になれないようで
結局道行く人に「頂戴!」と言われてあげてしまった



20120221 (5)





そのうちステージから爆音が流れてきて
行き交う事も出来ないくらいになる

あっちこっちから水なのかビールなのか飛んでくる
それが気持ち良い


もう昼間っから完全にお祭りモード
これじゃあメイン会場まで果たして体力が持つだろうか、、、



20120221 (4)























と、いう心配はごもっとも

結局メイン会場に向かう頃にはすっかり体力ゲージが
心許無いくらいになってしまった

強引に盛り上げようとビールを買ってあおる





メイン会場には大人数を収容する為に
いくつかのブロックに分かれている

ブロックが並ぶ真ん中に踊り子達が通る道がある
そこからの距離によって席の値段が大きく変わってくる


色々と悩んだがさすがに当日料金だったので
一番遠い所以外はひるんでしまう金額
我々はここにこれただけでも幸いと思おう
という事で最安値の席を取る

踊り子が通る道の一番最後の場所で
さらに一番遠く、そして自由席
コンクリートに直に座るという

きっとこの冷たさがのちのち眠気を吹っ飛ばしてくれて
最後までカーニバルを鑑賞できるのだろう
いや、もしくはみんなの熱が真夜中のコンクリートすら
温めてしまうに違いない

そうやって言い聞かせたけれども
そういう事は一切無かった






9時に乗り込むと
町中に向かって流れる爆音に
煌びやかな衣装に身を包んだ踊り子達が
会場の熱を温めていた

周りのブラジル人達は知った曲のようで
一緒に歌って踊っている人達も居る


リオのカーニバルには一応優勝というのがあって
それぞれの踊り子達の笑顔やパフォーマンス力
山車の出来や会場の盛り上げ方によって得点を獲得する

演技時間も決まっていて(一チーム80分)
その間に通りを抜け切らなくてはいけない

だからみんな一生懸命






ただ、


その80分の間
実は同じ曲が延々とかかるのである

知らない僕達にとってはなかなかハード
しかも踊り子達の一生懸命な演技も全然見えない

気が付けばコンクリートの椅子に
うずくまってしまっていた
お尻からせり上がってくる冷たさと必死に戦いながら
そして昼間にはしゃいでしまった疲れとも戦いながら

アップテンポなサルサが大音量で流れているけれども
結局同じ旋律が繰り返してくるので
いつの間にか僕には子守唄のようになってしまう








結局僕達は最終チームが出てくるまでは踏ん張ったものの
そこで会場を後にする

一体どれだけ寝てしまったのか
9時から3時までのしめて6時間
勿体無いとはまさにこの事だ


変なケチ心は全く意味を成すどころか
逆にマイナスの要素を自分に返してしまう
このリオに来て残念ながら一番学んだ事だった






這う這うの体でお父さんの家まで帰ってくる
予めお父さんと取り決めていた約束

朝早く帰ってくるだろうから
家の隅に荷物を置いているので
管理人に鍵を開けてもらって
自由に取っていってくれ

僕達は熱も冷め切った身体をさすりながら
マンションのエントランスに戻ってくるが
何と管理人がいないではないか

ベルを鳴らしても誰も反応が無い



結局僕達はそのままエントランスの前の階段に
また身体を丸めてうずくまる

結局朝管理人がやってきたのはそれから三時間
踏んだり蹴ったりとはまさにこの事だ



















みなさん、リオのカーニバルに行かれる事があるならば
間違い無くいい席を

値段以上の開きがあります



いや、これはカーニバルに限った話では無いですね



何もお金の価値が
そのまま物の価値に直結していると言えば
そうではないというのは
今までも十分経験してきた筈なのに、、


















コメントの投稿

非公開コメント

main_line
main_line
Profile
    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
LAN Twitter
    旅の日記はなかなかリアルタイム更新とはいかないが、twitterならなんとか、、

     → follow me on Twitter

関連日記

共に旅立った同志達のブログ

sallan

I.G.
http://salig.blog37.fc2.com/

SHOGO
http://salshogo.blog37.fc2.com/


共に旅をするパートナーのブログ
ばーちーの、ちるり旅
http://jstyle623.blog129.fc2.com/

最新日記

 → check my all posts

カテゴリ
本 (0)
UAE (4)
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新コメント
SAL
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。