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場所のストーリー

ロトルアでの朝を迎えた
足湯のお陰か
それともただ車中泊に慣れてきただけか
二回しか途中で起きずに寝れた

しかし身体の調子は当然万全ではない

着ている物はまだ変えていない
食べているものも進化しているとはいえ相変わらずサンドイッチだ
そして移動手段だけではなく寝る場所も兼ねている車

衣食住
すべてが下り坂を一気に転げ落ちている


今日初めの行動
その生活のゲージを少しでも戻す事

昨日サトがシャワーを浴びれる所を発見したのだ
是非ともそこでシャワーを浴びさせていただきたい

早速そこへ向かって
でかいリュックサックから兎に角必要なものだけ
引っ張り出して
綺麗に整えることも無く
一気に飛び込んだ


そこのシャワー室はとても綺麗で
先に浴びている隣の愛二が感動を言葉に出して伝えてきた
ずるいずるい俺にも早くその感動を
服を脱ぎ捨て水を出す
水圧はばっちり
温度もばっちりじゃないか
うわー最高じゃん
負けずに声を出して感動する

入念に身体を綺麗にする
身体に熱も注入されていく

もうこれだけで
シャワーだけでなんて身体が回復するんだろう
こんな感動
ゴールドコーストで
たまに飲んだ後とか面倒くさがってシャワーを浴びずに寝てしまった事が何度かある
日本でも何度もあるな
そんな俺
何やってんだ
こんな幸せな事を目の前にして
それを放棄しているなんて

身体を拭き終わって外に出ると
洗面台の所にドライヤーまで完備されていた


ああ本当に有難うございます



車に戻って席に着く
でもそれは今までの感じとは全く違って
シートですら最高級の座り心地触り心地に感じてしまう

気分はかなり上向いてきて
しかも今日の予定はトレッキング
サトが是非ともしたいと一押しの場所らしい

確かにニュージーランドといえば自然を感じる
トレッキングが一番だろうな
今のこのテンション
しかも最近車に乗ってばっかりだし
是非とも登って歩いてやりましょうじゃないですか


しかし
そんな気持ちとは裏腹に
相変わらず覆っていた雲から
やっぱりいつも通り雨が降り注いできた

そしてトレッキングをしようと思っている山
そこへ近づけば近づく程雨は強くなっていく


さてそのトレッキングの入り口の町ワカパパに着いたら
それはもう暗く嵐のようで
そこのインフォメーションの人も
今日明日はもうやめた方がいいだろうって

確かに自分も期待してただけにとても残念だけれども
この場所を事前に調べて本当に行きたがっていたサトの顔は
まさにこの天気のように暗く沈んだ感じになっていた

ただ水が道路に川を作る状態で
山に登るのはどんな無謀な人でも
さすがに諦めてしまうだろう


なくなくその山を降りていく
無常にも降りると雨は少し止んできて
車の左側に悠然とその姿を現している
確かにその山の上には重たい雲がかかっていた

後部座席でサトはその山を眺めながら
すごい残念そうに山について喋りだす

この山はマオリの聖地で
昔植民地でイギリスがやって来た時
征服されそうになったマオリ族は
ニュージーランドの土地を差し出す代わりに
この山の周辺を守ってくれるように頼んだらしい

前まではここら辺の温泉はどこも入れたみたいだが
今では保護の為に入れなくなっているらしい

そういうストーリーを聞くと
なんとも興味が湧いてきて
とてつもなく行きたくなってきて
そして今更すごい悔しくなってきた

そして最後に駄目押しの言葉が
ここは世界遺産
世界遺産

何とそれ程の肩書きを持っていたのか
尚吾に至っては海外初の世界遺産だったらしい
果たして彼にとって
訪れた事になったのかそれともそうではないのか
どちらにしてもやっぱり行きたかった



いつもいろんな人に会う時
沢山の事を知りたい
そういうつもりで何の壁も無く出会いたいと思っている

流石に何の先入観も無く人を眺めるのは無理だろう
情報をストックしていっている人間
そして特に今の社会は前まででは考えられない程の沢山の事を知る事が出来る
先入観が全く無いのはすでに不可能に近い

そして人生においても沢山の選択肢が用意されている
近くにいる人は
やはり同じような選択肢を持っていて
同じような考え方を持っていて
でも今は同じような場所にいたとしても
いろいろなモノを飛び越えて情報を手に入れる事が出来て
近くても全く違う考え方そして選択肢を手に入れる事が出来る

それは人の表面に表われているモノだけでは
その人が背負っている様々なストーリーを
知る事は難しいという事ではないだろうかと思う


自分の経験で
初対面で日本人と思われる確立とそうではないと思われる確率
それが半々くらい
でもどちらにしても当たり前のように渋谷のスクランブルを歩いて
日本語を喋りながら沢山の人と違和感無くすれ違う

でも自分の中には人とは違うストーリーを持っている
それを話すだけのモノを自覚している

でもそれは自分が特別だと思っている訳ではない
自分がそうだからこそ人にもそういうストーリーを感じる
だからみんなそれぞれが何かしら持っている
それに興味が湧く
何かしらのそのストーリーはそれはその人独特のモノであって
つまり自分には持ち得ていないモノだから
その興味が人との出会いを楽しくさせ
人と出会いたくさせる


今までの自分はそうだった

今日のトレッキングの山
少し前まではただの山だった
サトからトレッキングをしたいと聞かされて
ニュージーランドでトレッキングはいいねって
山に対しては何にも感じていなかった
確かにここのだったら素晴らしい景色が眺められるんだろうなって

その後に聞いたストーリー
自分の好奇心を直でくすぐって

そうか当たり前かもしれないけれども
人に対してだけもっていたこのストーリー
それは勿論場所にも存在して
だってその場所には人の活動を内包する空間があるんだから


これから沢山の場所も見ていく
人だけではない


ただ通り過ぎていくだけではない
ちゃんとその場所を見てあげなきゃ


世界一周
ゆっくりいろんな所を廻って
行ったら何かわかるだろう
そう思っていたけれども
情報の大切さ
そして好奇心

ストーリーを意識して廻っていこう




真っ暗闇の道を車でひたすらに進む
今日の寝る新たな町を目指す
周りには黒い空に黒い草原が広がっている

ふと丘の向こう側の雲が赤らんでいるのが見える
月なのか何なのか


丘を越えると沢山の向こうの丘が見えて
その先に沢山の光が見えた


都市だ


ネオンの光が空の雲を光らせている

今までの内陸のニュージーランドの町は
小さくまとまっていて
夜も日が暮れると同時に店は閉まり
人通りも全く無かった
冗談でニュージーランドに都市はないなんていっていた


そんな夜全く明かりのないニュージーランドの土地
真っ暗闇の世界の中に
浮いている都市があった


その灯りほどのストーリーを内包した場所なんだろうか
沢山の活動が繰り返されている場所


好奇心をうずかせて
その光を眺めてみる


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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
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