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宙へ

特に行き先も目的もはっきりしたルートも
持たずに出発した

その中でもこれはしたいね
アレは絶対に逃せないね
いつも飲みながら色んな所に話が飛ぶ
そんな中何回も出てきて
そうだなそれはしたいなっていう
みんなの同意があった中の一つ

すごい判りやすくて
でも一度はやってみたかったイベント


バンジージャンプ


それも世界で始めて始めた場所
それがニュージーランドのクイーンズタウン

もともとはバヌアツの民族の儀式
そこからある人がインスピレーションを得て
こんなとんでもないアクティビティをやりだしたみたいだ
その場所


今その場所にやってきた



色んな所でバンジージャンプは
今目にする事が出来る
勿論日本でも

見て
確かに面白そうで
やってみたいとは思っていたけれども
でもまさかやる事になるとは思っていなかった
何か機会があれば程度に

あの橋の真ん中にロープが垂れていて
下に崖の下を流れる川があって
ボートが待ち構えていて
風が吹き抜ける中
ピーターパンに出てきそうな板が一枚橋から飛び出ていて


その映像がまさに今目の前に広がっている


20090917-1.jpg



最近ずっと倹約生活を送っている
一ドル
一セント
をどうやって削っていくか

そんな中バンジージャンプの値段は
まさに目が飛び出るような値段で


クイーンズタウンには幾つかバンジーポイントがある
百メートル以上から真下に落ちるものや
夜景が見れるもの
横からスイングして半円を描くもの
その中に世界初のやつがある
それは高さも43メートルで
真下に落ちる
他のモノからしたら斬新さに欠け
そして少ししか値段が変わらない

直前でその値段にひるみ
インフォメーションの人に聞いてみた
どっちがオススメですかね

そしたらすかさず
他のも勿論いいけど
やっぱりここに来たからにはオリジナルを飛ぶでしょう
他の斬新なのは他の所にもあるけど
オリジナルはここしかないじゃない

まさにおっしゃる通り
普通なら
インフォメーションセンターの人だ
他の可能性を否定するような事はしないだろうに
ほぼ断言していうその気持ち良さ
そしてその意見の直球の正当さ

そうその通り
そんなあなたの言う通りにします




そうやって世界で初のバンジージャンプを飛ぶ事になった
そして今目の前にいる

見ていると紐を足にくくりつけた人が
板を歩いてきた
後ろについているインストラクターの声がすかさず聞こえてくる

スリー
ツー
ワン

ゴーッ

そして崖の下へと飛び込んでいく
むしろ倒れていった感じだ

川のすれすれまで

下まで行くと
後から叫び声が橋のたもとにある
観覧デッキの所まで届いてくる



これだよ
まさに想像していたバンジージャンプ
目の前で繰り広げられている
そして自分の手には
それをする事になるチケットが握られている
もうそれはレールが敷かれていて
時間が経てばそれをしなくてはいけなくて
そしてもう少し経てば
それをした後のまた違った自分がいる事を示している

その時の興奮した自分を想像したら
もういてもたってもいられなくなって

あー早くしたい

でもそれは叶わない
前日のウノで負けた自分は
ラストの4番目に飛ぶ事になったからだ

何とももどかしい


とりあえず先に尚吾
そして愛二が飛ぶ事になっている

橋の中心へ向かう



チケットを渡した尚吾
紐を腰に回してつけている愛二

その顔は完全に興奮していて


20090917-2.jpg



写真とビデオを頼まれた自分は
何とももどかしい

飛び終わったらすぐ戻ってきてくれよ
ちゃんと俺のも撮ってくれよ
てか早く飛んで俺の番にしてくれ

そうやって言いたいが
その興奮を見ると何とも水を差すみたいで
何と喉で止めて
でも頭の中はどんどんとヒートアップしてきて



観覧デッキまで戻ってきて
橋の方にビデオを向ける

そうしたら出てきた尚吾
ニヤニヤ笑っている
笑いが止まらないような表情

あのインストラクターの声がまた響き渡る
そして


落ちた


ついついこっちが先に声を出してしまった
いつも見ていた尚吾の身体がまさに宙を舞っている

下までいってまたこっちに戻ってくる
そしたら尚吾の笑い声が聞こえてきた


何だよやっぱり楽しいんじゃないか
早く


尚吾が下のボートに収納され
岸から階段を登ってくる
その足は軽快で
ほぼ走っている

あれは間違いなく
最高だった
もう一度やりたいって
そういう事を後で言う走り方だ

あー
まだこの後愛二が飛んでサトが飛んで
その後だなんて



そうしたら愛二が出てきた

その顔は口が開いていて
目が緩んでいて
表情は少し硬くなっているようだ

でも楽しそうだ


どんな落ち方をするんだろうか
掛け声と共に

ゴールドコーストでの練習の成果がこんな所で出てしまったのか
水泳の飛び込みみたいな格好で飛び込んだ


下に落ちていく
川に向かって一直線に

そうしたらそのまま大きな音を出して川に飛び込んだ
引っ張り返される時に持ってきた水が
愛二の周りに太陽の光を反射して
何だかすごい絵になった

よく見ると肩までびしょびしょだ



さあ今度はサトと自分の番だ
尚吾とTシャツを脱いだ愛二にカメラとビデオを渡し
小走りに向かう

さっき二人がつけていた紐を身体に巻きつける
これ
これかさっき二人がつけて飛んでいたのは
最高潮にテンションが上がってくる

紐をつけている場所は
まだ下がはっきりと見えない


サトがバンジーを飛ぶために橋に作られた
小さな小屋みたいな所に入っていく
その顔は完全に強張っていて

紐をくくり付けて
インストラクターが促しても
なかなか前に進まない

本当にそんなに怖いのか
いや俺は今すぐにでもやりたいぞ

カウントダウンの直前まで
サトはなかなか手すりから手を離さない
行くんだ
思い切って飛んだら絶対に楽しいって

そんな自分の想いが通じた訳では無いだろうが
遂に手を離して
待っていただろうインストラクターはすかさず
カウントダウンを崖にこだまさせる


そしてサトに至るまでも
思いっきり水泳の飛び込みで落ちていった

したから叫び声が聞こえる



うーん
気持ちよさそうだ
そしてやっと自分の番だ
一体どうやって飛ぼうか

やっぱり綺麗に飛びたい
手を広げて
そして思いっきり板を蹴飛ばして
なるたけ遠くへ



ここはさっき愛二が川に飛び込んだように
どこまで水に浸かるか調節が出来る
といってもアバウトだから
つけないでっていっても結局ついてしまう時もあると

じゃあ最初から思いっきりつけた方がいいに決まってるじゃないか


聞いてた通り
紐を足に巻きつけている時にどこまでつけるか聞かれた

うーん
じゃあ俺は水で髪の毛を洗いたいんだ
何て言ってみた

そしたら意外に向こうが笑ってくれた

ちゃんとシャンプーは持ってきたか
とか少しコミュニケーションを取って
そしたら何か和んできて
余裕が出てきた


いい感じじゃないか
上っていたテンションがいい高さで落ち着いてきた
このまま行けちゃう


さあ行くぞ
インストラクターに言われて立ち上がる

立ってもまだ下は見えない
両足ぐるぐるに巻きつけられた紐とタオル
そのせいでうまく前に進めず
ちょっとずつ跳ねながら進まなくてはいけない
けれども目の前にあるのは例の板

こんなんで踏み外したらまじ最悪だな
と思って慎重に板を凝視しながら進むと
突然茶色の板の色から青色に変わった

最初全然理解できなかったが
それがまさに川で

今まで眺めていた
ずっと見ていたのに
思っていたよりも低く感じていたのに
その板からの眺めは恐怖心を呼び覚ますのに
十分な映像だった


これを行くのか
さすがにこの映像は初めてだから
脳がびっくりして

だって本当に自分の
この立っている板の周りには
視界に何も無い
すぐ近くには何も無い

インストラクターが腰の辺りを持っている
それだけ感じる


そのちょっとした揺れが
さっき落ち着いたテンションをまた動かして
持ち上げる

インストラクターの人が目の前にあるカメラを指差して
こっちをむいてポーズをしてって言う
言われるがままに
そして観覧デッキにいるカメラマンにも
その隣には愛二もいる
思いっきりポーズをしてやって

それが終わると
息をつく暇も無く例のカウントダウンが
今度は自分の耳元のすぐ後ろで始まった


確かにテンションは最高潮だけれども
でも浸りたい気持ちもある
景色をもっと眺めて
前も上も右左
そして勿論下ももっとしっかりみたいんだけど

そんな事はお構い無し


もうしょうがない
行くしかない


最後の掛け声を聞いて
手を広げ
きちんと板を蹴って
叫びながら宙へ






それからの景色は全く焦点を結ばない
感覚だけ
そういえばこんな感覚は一度も無かった
何の支えも無く
どこに付くでもなく
全くの空中に重力だけが自分を引っ張って

視界は
初めての映像に追いついていないんだろう
色だけが過ぎていくのがわかる

自分の声は聞こえる
そしてデッキの方から沢山の声も聞こえる
半分くらい過ぎてからか
突然自分の声が途切れた
喉に栓がつめられたみたいに

そうして川に飛び込んだ

と思ったけれども
手と髪の毛の先が少し付いただけだった


愛二のを見ていたしさっきの会話もあって
結構期待していた自分は少しがっかりだったが
そう思っているのもつかの間
すぐに紐が自分をもう一度引き上げて
さっきの感覚へ引き戻してくる




ボートに取り込まれた時には
なんだかボーっとしていて
でも岸へ着いて階段を登る時には
確かに自分も走っていた


バンジージャンプ
きっとまたやっちゃうんだろうな


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    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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