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一人じゃないのよ

ふといつも起きないような早い時間に目が覚めた
すごい頭がすっきりしている
昨日聞かれた事が
清々しい頭の中に響き渡る


誕生日を祝うのは何時がいいか
前日から日付を一緒に越すのか
それとも当日に祝うのか

みんなと日付をまたいで騒ぎたい


そうやって答えた
その自分の答えも甦ってくる
気持ちの良いみんなとこんな場所で過ごせる



旅をしている間
その間の自分の誕生日
その事には当たり前かもだけど全然考えついていなかった

移動の途中で誕生日を迎える
いつもいつも外から刺激を多く含んだ日常の中に
自分が中心となる
自分と向き合うように設定された日
それがスパイスとなって強調される
それは本当に良い
良いような気がする

迎える場所も
もう二度と無いような場所
なのかもしれない


今回の自分の誕生日は
旅とはまたさらに違った状況で迎える
普段とは場所が大きく離れている
そして周りを取り巻く環境はそれをさらに深める
定住しているという事が旅の目まぐるしく変わっていく
目の前の人間関係
そして場所
それよりは深くつながっている要素達

沢山の大事な時間を共に過ごした人達
そして貴重な場所


カズヤさんとケンジ
その熱がまだまだ生き生きとしているんだろう
本当についていると思った



朝の頭の中に一気に巡ってきた
そしたらみんなへの思いが突然まとまりを持ち出して
何か感謝を伝えたいと

一度思い出したらもうそれをしなきゃ気が済まなくなってきて
いつも朝目が覚めてから実際に起きるまでにとても時間がかかる
まどろみの時間
それが一瞬で吹き飛んでしまい
まさに飛び起きた

何か感謝を
しかも形として何か渡したい
やりたい
いややらなくてどうする
きっとみんなの事だから何かをしてくれるに違いない
俺だって負けてたまるか
みんなが与えてくれるそれ以上のモノを吐き出してやる
想いの強さを


気分が高揚してきて
でも何とかみんなに悟られないように
いつもの寝起きの
うだうだした自分をまとおうとする
そうしたら余計興奮してくる

まだ何にするか全く考えられていない
考えようとすると
渡した時の気持ち良さが
みんなの驚いた顔が

おい何だよこれ

なんて言っている映像がすぐに出てきてしまって
全然落ち着かない

何か話しかけられても
気の利いた返事が出来ない
気が利いているどころか
ろくに返事が出来ていない


ゆっくり考えたい
とりあえず一人でゆっくりと
でもそういう時に限って何かする事に誘われる

断ろうと思うのだが
ここで断ったら変に思われるんじゃないだろうか
いつもなら行くって答えそうだし
愛二は学校に行っている
でも尚吾は家にいる
そして自分が特に用が無い事を知っている

いやいつもそれぞれ自由にしてるし
自然に断ったら別に不自然な事も無いかもしれない
いやでも既に考えがふらふらしていて
断る理由がちぐはぐになってしまいそうだ

ってぐるぐる考えて
結局曖昧な返事をして行く事になってしまう


行っている間ソワソワしてしまう
何をしたらいいのか全く思いつかない
いやその前にどうやったら自分の時間が作れるんだろうか
話しかけられても全く会話を繋げられない
それはそれでおかしい
と思ってそっちに集中しようとする
そうすると時間がどんどんと経っていってしまう
すごいスピードで過ぎ去っていく
そういうふうに感じられてまた焦りだす


家に帰ってもなかなか落ち着かない
一人の時間が持てない

うーんいつもこんなに一緒に居たんだな
でも気になら無かったって事は
本当に気が知れた仲間と一緒に居れている
そういう事なんだな
なんて最高なんだ


いやいや今そんな事を考えている場合ではない
一体どうやって一人の時間を作るべきなんだろうか

そういえばこっちでのバスのカードが切れていた
それを人に頼もうと思っていた
それを今電話して外に出る口実にしよう
何かあんまりうまくいく感じはしないけれども
今他に何も思いつかないし
時間が刻一刻と過ぎていっている
とりあえず一手を打たなくては
それに打ったら打ったでなんか起きるかもしれないし
家にずっといるよりはいいだろう

そう思って電話した
そうしたら向こうが家まで来るというじゃないか
いやその親切は今必要ありません
けど何故かこういう時うまくいかないもので
いいからいいからと家まで来るって言う事になった

尚吾が今の電話の内容を聞いてくる
すかさず
俺も作りたかったから一緒に作りに行くか
って

いやあ
やっぱりそんなに甘くないですよね
結局その陳腐な計画は功を奏さず

あんまりうまくいかない気はしていたけれども
実際無理だって気が付くと
余計なのにそれをなんとかしないと
もうどうしようもなくなると思ってしまって
殆ど沈没しかかっている船を何とか戻そうと努力してしまう

でもばたばたしている自分の頭は
闇雲に言葉を投げるだけだ

じゃあ尚吾と買ってきてよ

何てとんでも無い事を言い出す
当然そんな事は通る筈も無く一緒に行く事になる


落ち着かない



どうしよう


広がっていく影

二人がサーファーズパラダイスに滞在する
その最後の太陽が昇ってきた

すごいスピードで昇る
上へ行けば行く程その太陽は輝きを増して
その体を大きくしてきて
強い光を降り注いでくる

今まで眠っていたように静かだったビーチの砂が
光を浴びて瞬きだす
周りには打ち寄せる波の音が響き渡る
その先の群青の海の上にすべての熱の源が乗っかっている
熱の権化

その熱を受けて
みんなの影は後ろにどんどんと伸びていく
その顔は赤く光って
正面に太陽と向き合っている

徹夜をした身体が疲れているからなのか
ここ数日いつも以上に頭が回転したからなのか
もう二人が帰ってしまう
その事が深層心理に作用しているのか
強い日差しが頭の中まで届いて痺れを生んでいる
ほぼ放心状態で立ち尽くす


もう二人が空へ飛び立つまであと五時間
空港へ着くまでにあと三時間
サーファーズパラダイスを経つまであと二時間
家に帰るまでに十分
夜が明けてから三十分
家を出てから一時間
起きてから二十時間
二人がオーストラリアに来てから六十九時間

それぞれの事を思い返すと頭の中で引き出される
その映像達は均等な時間で現れて
その時に流れている時間のスピードは同じで
それらがどれ程の前だったのかを曖昧にさせる
あっという間の気がして
でも長かった疲労感も感じて
沢山の事をしたという密度が身体のあちこちに散らばっている

その間ずっと動き続けていた太陽
真上に光り輝き
自分達に熱を撒き散らして過ぎ去る
そしてまた世界中の熱を与えて吸収して
また顔を出してくる


みんなカメラを片手に
簡単な服装をして
何もせずに望んでいる

気が付いてカメラを構え
たまにシャッターを押す

それが済むとまた自分の頭の中で佇む


突然反射的に身体が動き出して
足を踏み出して
砂を軋ませながら波打ち際に向かって
海と触れ合う

太陽はその間もどんどんと顔を出してきて
それを反射する海の太陽は
すぐ自分の足下まで伸びてくる


力を手に入れてまた戻ってくる
入れ替わるようにまた誰かが前へと進みだす

下着一つしか穿いていない男が
視界の端から突然現れて海に飛び込んでいく
奥へ奥へと
もっと力を欲するように


自分の身体の中にある何かが
徐々にゆっくりとした速さで溜まってくるのを感じるようだ
それを感じる事によって
最近の自分が
撒き散らして日々を進んできた事を知る

今それが回復してきている事実が
最近の疲れを心地良く感じさせる
そして自分と向き合う事に躊躇を無くしてくれる



今回の二人の訪問は沢山の事を自分に気付かせてくれた

二人は出発前の自分を知っている
そして自分も二人と日本で話しているその映像を持っている
それは自分の鏡となって
今の自分と比較する事になった

そして二人が一番重要だったのは
世界一周へ出発する
その思いの丈をぶつけた相手であるという事

鏡の属性は
純粋に世界一周に向いている自分
その比較に自然となる


今その只中にいる
オーストラリアではまだ定住しているだけだ
旅はまだ始まっていない
そう言い訳をする時もあった

確かに実際生活は全く違う
想像していたものとかなりかけ離れている
そしてこの生活も当初のプランには全く入っていなかった


旅がどこからなのか
そんな事は全然重要では無い
どちらにしても
世界一周に対しての思いは
そして自分の生活
自分の人生
そこへの思いは
日本を出発する時と今とでは変わってしまったのかもしれない

いや変わったというよりも
弱ってきてしまった
そういう方がまだ近いかもしれない
そこに対する大きな願望が
ここに定住するにあたって沈んでいってしまったみたいだ

ここに長く留まる
その事に対する免疫を作らないまま
来てしまった自分

そんな必要は無いのかもしれない
ここにいてここが気に入ればそれをすればいい
確かにそうだけれども
でも自分に与えた大きな挑戦
それをする為にやってきた
それが目的だった筈だ

目的を達成する為には
沢山の試練があって
それを乗り越えて
そして沢山のモノを自分から剥がしていって
そしてその代わりに沢山のモノを手に入れていく

だから
それと戦う為の免疫
自分の強い思いを持ち続けなくてはいけない
それそすっかりとどこかに忘れてしまっていたような気がする


二人を通してその時の自分を見た
そしてその二人のフィルターは
それ以上に力強くて
ただの波が信じられないくらいの大波となって
自分に押し寄せた


その嵐のような日々
押し寄せた大波に熱い風
その後にやって来た穏やかな朝日

大きな朝日が昇っていく



ケンジがそこに吸い寄せられるように
パンツを捲くる事も忘れて海に入って行く


足を踏み出す度に海が音をたてる
海の太陽は激しく揺れ
その揺れはゆっくり押し寄せる波に流され
進むケンジが熱を浴び
後ろに生まれた影が広がっていく



自分が浴びた二人の熱は
大きな変化を生んでくれた

その変化はこれからどんどんと広がっていくのだろうか


きっと広がっていく




二人に感謝
ありがとうございます

僕達本当についています


20090816.jpg

静かに燃える

ベットの上でブスブスと焦げ付いている
目を開けて天井を見上げる
皮膚がじんじんと震えている

それに気が付くと
その振動はより大きくなってきてじっとしていられなくなる
身体を起こしてリビングまで向かう

そこには部屋全体を覆う窓から
沢山の光が差し込んでいて
まだ開けきらない目に眩しすぎて
靄がかかっているように見える

昨日の喧騒と今日の静寂
その大きな隔たりが
より昨日の熱を引き立てる


二日
二人が来てからあっという間に過ぎていった
特に観光という事も無く
延々と家で語り合っていた

勿論折角来てくれたので
どこに行こうか
どこがサーファーズパラダイスの見所なのだろうか
そういうのを少し考えてはいた
カズヤさんに至っては今回が初海外でもある訳で

けれども結局いつも日本でしていたみたいに
酒を片手にずっと語り合っていた
殆ど日本でそれしかしていなかった
でもそれはつまり僕達の間ではそれが
最善の方法の一つであった訳だ
僕達が少ない出会いで意気投合出来た事がそれを証明している

そしてそれは日本で当たり前だっただけで
今の僕達にはかなりの刺激的な事だった
少なくとも僕達にとっては

ただ二人にはどうだっただろうか
二人は日本で過ごしてきた日常と
今ここにいるのは殆ど地続きになっている
自分は随分とこっちに来てから時が経ってしまっている
なかなか今の日常が日本での日常と
時間の流れとして繋がっている感覚が現れてこない

二人はもう明日に旅立つ事になっている

少しみんなで外の街をお土産でも探しながら
散歩してみよう
そういう事になった

かといって何処がお土産を買うベストの場所なのか知る由も無く
ただいつも街を歩いていて見かける
それっぽい所に寄ってみようという考えしか出来なかったが


一軒目に入ってみる
そこは日本人がキャッシャーをしている
日本語が溢れた
見事に観光客用のお店
でも逆に考えようによっては
お土産らしいお土産が簡単に手に入る
そういう場所だ

でもまだ一軒目だから
っていうつもりで軽く入ってみた

そしたら二人は
カンガルーのジャーキーを見つけると
これこれ
って言って早速買ってしまった
即決とはこういう事だと見せ付けられた
お土産はお土産
それはこの旅行で時間をかける所ではない
そう確固たる意思を持っているみたいだ


お土産を探す過程でぶらぶら街を歩く
そういうプランを考えていた僕達は
びっくりしてしまって
さてどうしよう
そのまま何も捻り出せずに
惰性で他のお土産ショップ巡りをしてしまう
不甲斐無い


トンデモお土産を冷やかすのにも飽きてきて
喉も渇いてきて
でも家に帰る気もなかなか起きず
たまには外で一杯飲んでみようか
そういう流れに気が付いたらなって
ハードロックカフェに寄って
日の光の下ビールを飲む事にした


ハードロックカフェは二階に位置していて
大きなネオンサインが目立ち
面している交差点はここ周辺の待ち合わせスポットにもなっている
その交差点をバルコニーから眺める事が出来るようになっている

それをゆっくりと眺めながら
ビールを頂いた

交差点は沢山の人が行き交っている
大道芸人が道端の人に声を張り上げている
コスプレをした集団が横断歩道を渡ってくる
遠くから爆音を鳴らして大型のバイクがやってくる
賑わいが交差点を覆っている
それを少し離れた視点から僕達は眺めている

ゆっくりとした時間が流れていく
大きな声を張り上げる事も無く
声もゆっくりとした調子で

思いをぶつけ合った
確かめ合ったこの二日間
それとは違う時間が流れている
じっくりと今の日本での二人の話を聞く事が出来た


二人は日本で営業の仕事をしている
営業の仕事はとても体力的で
そしてとても人間的で
そういうイメージ
それをまさに体現しているような二人

人に思いを伝えて
それを理解してもらわなければならない
それはつまり
自分が売り込むモノに対しての
自信と信用
そして根底に自分自身を信じる事
そして相手を思う事
ストレートに

二人の言葉からはいつもその想いが伝わってきて
素直な感動に
素直な感謝に
素直な感覚

それが節々に感じ取れる

それは今こうやってゆっくりと話している
その言葉達の中にも
熱がぎゅうっと押し込まれていて
それがさらに一つ一つの言葉の重みを増している


二人は言う
早く仕事がしたい
ここにいるのもいいけれども
一日でも仕事をしていないと心配になる
むしろ一つ仕事が達成される
その気持ちの良さ
それを求めている

その思い
自分にぐさりと突き刺さる

勿論仕事をしたい気持ちもあるけれども
でもこの旅この挑戦
それがしたくない訳ではない
当然したかった事であるし
全く後悔はしていない
けれども
果たして二人のように強く欲しているのだろうか
それが無いとそわそわしてしまうような
他の事が手につかないとか
そういう事が有り得るのだろうか


勿論単純に比較は出来ない
そして本質は仕事やそういう事では無いのは分かっている

自分の中で
何かを達成する事
やり遂げる事
この世界一周という挑戦
それを自分の壁として設定して乗り越える
その過程のうちに沢山の事を得る

それは仕事も今回の旅も変わらない
その筈だ
一体何時からあやふやになっていたのだろう

二人の言葉は
自分のぼんやりしてき始めていた所に強い光を当ててくる


話に耳を傾ける
そういえば最近一言一句聞き逃すまい
そうやって力を込めて人の話を聞いただろうか

コミュニケーションは
それぞれの喋る行為と聴く行為から成り立っている
それを両方とも
最近足りていなかった事に気が付かされた

それはつまりこっちで
自分は口と耳を使っていながら
人と会話出来ていなかった事を
自分に突きつけてきている


こんな静かな時間にも気が付かされてしまった
二人にありがとうございます



そんな事に気が付けるなんて
本当についている


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Profile
    ふらふら何処かへ酒飲んで本読んで人と話してぼーっとして海に入って空飛んでバスに乗ってまたふらふら何処かへ、、何処へ?うーん。。とりあえずの試行錯誤継続鍛錬。

    2009年5月、日本を後にし、ゆっくりだけどそのうち加速予定。

    未熟ながらもなんとか自分の言葉で世界を書き起こしたい。ただいまその道中。


    name : LAN
    now : Quito ( Ecuador )
    latest update : 20120816
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